肝心の神代文字の碑が、なかなか見つかりませんでした。
あちらこちらをのぞいていくと、参道の階段を登りきったところに有りました。
拝殿から眺めた境内
この石灯篭の後ろ、階段の両傍。
左右で全く同じ文言が彫られてありました。
あちらこちらのホームページに掲載されてある読み方表を元に読んでみます。
めうちにしをいちねむ 明治二十一年
たてまつる。 奉る
しあすきちにち 師走吉日
祠官内藤利映
この碑は比較的新しい時代に建てられています。
ご覧のように、阿比留文字はハングル文字と非常によく似ています。
読みは若干違います。
いろいろなホームページを読んでみますと、
神代文字は江戸時代にハングル文字を元に作られた、いわゆる捏造物。
李氏朝鮮の時代に、神代文字を元にハングル文字が作られた。
という二つの説に分かれております。
伊勢神宮文庫には、太安万侶公や源頼朝公が阿比留文字を使って書かれた、
90の奉納文が残されているそうです。
ハングルは李氏朝鮮の時代で、1440年頃につくられた文字ですが、地位の高い人々
からは諺文として蔑まれ、当初は庶民しか使いませんでした。
正式な文字は漢文です。
朝鮮半島では、漢字ではない文字が使われていたということは、江戸時代の一部の
人には知られていたようです。
江戸時代、他国の、しかもその国で蔑まれていた文字を 「 神代に使われた文字 」 と
言い放ち神に奉納出来るのだろうか?
以上
参考HP:伊勢神宮奉納文神代文字保存委員会