大東亜戦争末期、鹿児島県の知覧にあった〝富屋食堂〟は 軍の指定食堂となり、その為に沢山の特攻隊員が訪れるようになりました。

〝富屋食堂〟を切り盛りしていた鳥濱トメさんは 全国から知覧に収集された 若い特攻隊員を我が子のように可愛がり、食糧供給事情が悪化の中 近隣の農家を巡り歩き 当時は 貴重だった玉子を自分の着物と交換してもらい、特攻隊員達に 玉子丼を作ってもてなしていたそうです。

いつしか隊員たちは、トメさんの事を「おかあさん」と呼ぶようになりました。
まだ年若い隊員たちは トメさんに会う事で、故郷にいる実の母親に会っているような気分を味わいたかったのかもしれませんね・・・

そして、特攻隊員たちは トメさんの玉子丼を美味しい美味しいと食べ、思い出を胸に 沖縄の海へと二度と帰らぬ出撃をしていったのです。



今日は 靖国神社に、その玉子丼が食べられる事になった〝靖國八千代食堂〟のオープニング・レセプションに伺って来ました。



以前から知り合いだった 高取さんは ただならぬ必死な思いと行動をへて 靖国神社内に〝靖國八千代食堂〟を作り上げたそうです。

数年ぶりに、トメさんの お孫さん鳥濱明久さんにも会え、沢山お話しする事ができました~

お誘いして頂いた皆さん、有難う御座いました。


↓これが、特攻の母の当時の味を正確に再現された〝玉子丼〟です。
鹿児島の甘塩っぱい醤油に、枕崎の鰹を漬け込んだ割下で味付けをしているそうです。 お米は 靖国に献納された、福島県の会津美里町の物だそうです。

色々な意味で、とても、とても、とても、美味しかったです。

食べ終わり、日本の平和の礎を築いて下さった、トメさんと英霊の方々への御礼をしに 本殿参拝して参りました。



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