小規模多機能が目指すもの。 | 最新福祉脳!?夢想転生

小規模多機能が目指すもの。

小規模多機能型居宅介護『ユアハウス弥生』を始めて6年になる。
開設は平成18年だから、制度化されてすぐ。

この新しいサービスは、僕の心を奮い立たせた。
なにせ、全く新しいサービスである。
厚生労働省が作った唯一の独自サービス。

既存サービスへのアンチテーゼ。
認知症介護の最終兵器。

そんなキャッチーなコピーが流れた。

通常の居宅介護支援から介護保健サービスへの流れに
疑問を感じていた僕は、非常に大きな可能性を感じた。

『これで、全国にいる認知症の人たちは、地域で日常生活を続けることができるのだ。』
と。

元来、僕の法人は、祖母の代から60年間。
『家で、死ぬ』ということを支えてきた。
ここで言う、家というのは、
そもそも、記号でしかない。

家=安心できる場所。
であるから、介護施設でもかまわないが、
家=安心できる関係性。
など、ハコだけではなく、社会関係を含めた記号である家であるならば、
臭い話かもしれないけど、『家族の愛』とか、
『今までの近所関係』とか、
『ふとしたときに現れる、日常的な買い物のときの会話』とか、
本人と関係を作っている人たちが、特別なかかわりを持たなくても、
あくまでも自然なかかわりを持ち続けることができることを含めて、家である。

要介護状態になっても、
クソッタレのデイサービスのウキウキみたいな、新しい関係とか、
街の人ががんばって、本人を支えないといけないとかの、
ちょっと間違った認知症サポーター養成講座なんかは、
単に無関心である人の心をゆり戻すキャンペーンであって、本質ではない。

そのことは、常にお客様と関わるなんていう、
王家に生まれた人の日常を演出する有料老人ホームにも言えて、
『日常生活支援』の専門性を後退させるものでしかない。

マア、ヨノナカオカネデスヨネ。
みたいな。

今更、イメクラやってどうするんだろう?
日本人はイメクラ好きですもんね。

そういった、
『非日常的サービス』を日常的に受けている方たちは、
間違いなくぶっ壊れると思うんですね。
三丁目の夕日風、老人ホームとかあったけど、
あれって、21世紀現代社会から完全に切り取るでしょ?
ありえない話しで、完全に共生から遠ざかるわけ。

そもそも、共生なんて言葉は、
共生している状態が無い場所に存在するんだけどね。
これもまた、キャンペーンみたいなもの。
人間って単純でステキなイキモノね。

ちゅうことで、6年間たくさんのチャレンジをして、
ようやく、
『小規模多機能で新しく生み出すものは、しばらく、無くてもいい。』
と思えるほどの仕事が出来たので、後は、やるだけ。
僕の可愛いスタッフたちが毎日の実践を粛々とやること。
資源を作ったり、資源を活用したり、って仕事の幅は、まだまだあるけど、
僕が新しく考え付くためには、一度、別の仕事をしないといけない。

というわけで、
6年間やってきて、どのようなものを今後実現したいかということを
詰め込んだ『ユアハウス弥生説明会』を行います。

●●

日時:平成24年8月24日(金)18:30~20:00
場所:文京区根津、ふれあい館

『選んで生きる』ことを6年間積み上げてきた、
ユアハウス弥生。
もっと在宅生活者がよりよい生活を送るためのサービスを、
実例を交えながら、地域の事業者さん向けに
僕のスタッフたちが拙いながらお伝えします。
どうぞ、宜しくお願いいたします。

ご参加希望の方は、下記フォームから。
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結局、小規模多機能型居宅介護で何をやるか?
とか、
グループホームで何をやるか?
とか、
居宅介護支援で何をやるか?
ってのは、意味がないことだと思っていて、
私は、何を実現するか?
そのために、何で回収していくか?
という話だと思う。

やりたいこと>介護保険サービス
でないと、クソッタレの効率主義が、
人生の最期をめちゃめちゃにするのだと思っています。
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