さあ6連休に入ろうかと高揚していた 12月30日の気分も嘘のように霧散し

何の変哲もない日常に戻ろうとしている。

 

 

楽しく怠惰な時間は やはりあっという間に過ぎ去るなと、、、。

 

 

 

 

いろんな方々のブログを拝見してると ほとんどの方が正月用のメニューを用意されてました。

 

それでもこちらに来ていただいてる方々は 健康志向が高い傾向にあるので 原材料不明の出来合い盛りみたいなものは見かけませんでしたが

数日間、いつもと違うものを食べるというのは そこそこ体調に関わるようです。

 

 

ウチも連休という神聖な時間を最大限に味わうために 前々からメニューを組み立てていましたが 

その時点でいつもとは決定的な違いがあることに気付いていました。

 

 

 

 

6連休のうち 後半は2泊3日で岐阜県高山市に行ってまして

いわゆる”食べ歩き”というのをやってました。

 

ただ、普段は一日一食(厳密には1.2食くらい)の自分が昼間に食べれば 宿の夕食など食べれるはずがないので 宿泊は2日間共に素泊まりです。

 

 

 

 

とりあえず 仕事の最終日(30日)は

 

 

うな丼でしたね。

 

 

 

大晦日は 

 

 

絶対にコレと決めていた 『ウニの生クリームパスタ』

 

 

10月に落合務氏のラ・ベットラで食べて 完成形を覚えてきたので再挑戦しました。

 

いつもパスタは全粒粉の麺ですが 今回は普通の麺で固さもキッチリと茹でたので お店のレベルを完全にそのまま再現できたと思いました。

 

 

残ったスープにバゲットを付けて食べるのが乙。

 

前回とは比べ物にならないクオリティで 最高の年越しになりました。

 

自分にとっての”最高”は 豪勢であることよりも純粋に好きなものです。(ウニは高かったのでしょっちゅうはやらないです)

 

 

 

 

正月も変わらず6時に起きて ボーッとしながらいつものコーヒーという流れは変えれません。

 

が、朝から早々に

 

 

餅。  

 

餅はいただきましたが小豆は自分で炊いたので かなり甘さは控え目で 豆が多く汁がほとんどないぜんざいです。

 

 

朝からこんなものを食べるなんて いつもは考えられませんが まあ、正月くらいはと思って食べてると

やはり胃に違和感があります。

 

 

 

 

元旦の夜は

 

 

牛すじ丼。  ”特別”であることは 手間がかかるものをゆっくりできることでもありますね。

 

 

 

それと カキフライ。(揚げ物は下手です)

 

 

タルタルソースも マヨネーズから古典的な作り方でやってますが

口当たりが自然で 嫌なドロッと感というか、ねっとり感がないので これとバゲットだけでも美味しいですね。

 

ホントに時間があるってありがたいことですが 逆に、何の予定もないので困りました。

 

 

 

 

2日目も 朝は餅尽くしで 夜は

 

 

刺身用の”鯵”を捌いての鯵丼。

 

本当は冷凍庫に寝かせてあったのは”鰯”と思ってたので 想定外で残念。(海鮮丼では鰯が一番美味い)

 

 

 

こないだ作った手羽先のスパイスマリネが やけに美味かったので正月用にエントリー。

 

 

それと、カボチャのポタージュを作った時の カボチャの皮を揚げたものが実は一番早く売れてしまいます。

 

なんかこうやって見ると普段とあまり変わり映えがしなくもないんですが チーズもパンも4種類ずつ用意し

手間暇がかかってるので 二回りは特別感があります。

 

 

 

 

高山では そこら中に飛騨牛を使った店が乱立していて ウチの子供なんかは

 

 

これを3回も食べてましたが 自分は生っぽいのは消化できなさそうなのでやめておきました。

 

 

代わりに

 

 

『日本一美味いメンチカツの店』のメンチカツと

『大玉焼』というのを買いました。

夜は高山ラーメンをちょっとだけ。

 

 

大玉焼きは写真では断面にゆで卵が見えていたので 相当デカいのかと思っていたら まさかの”うずらの卵”だったというオチ、、、。無気力

 

 

 

あとは、食べ物よりも地酒やワインを飲んで歩いてました。

 

 

 

今回、非常に満足度が高かったのが 人口密度の高いこのエリアからかなり外れたところにある

『トランブルー』というパン屋さんでした。

 

 

2日目の昼と夜。 3日目の朝とで 計3回来店し

宿泊先でもずっとパンとワインをかじってました。

 

 

地元にも東京にも無かったようなズバ抜けた美味しさで 価格も比較的高くなく 行列ができてました。

パン屋さんの行列というのは初めて見ましたね。

 

 

 

 

と、ここまでが今年の正月メニューだったんですが 冒頭に書いた”いつもと決定的に違う”ことは何かというと

 

野菜がほとんど無いんですよね。

 

 

 

世間一般の正月メニューとは全然違うけど 見事に 

餅  パン  魚(少々)  酒 のみという

いかにも栄養素のほとんどないものばかり食べてた訳です。

 

 

 

 

休みの最終日は 向こうで食べ損なった名物『朴葉味噌』で締め括ることにしましたが

 

 

 

作り方の写真を見ると これがまた肉と椎茸オンリーだったので 葉と味噌以外は野菜をメインで作ることに。

 

 

勝手が分からないままスタート。  

 

火加減が分からず焦げたり 周りの野菜がなかなか焼けなかったり そもそもこれは一人でやる用なのだと気付いたけど

卓上カセットコンロは一台なので気長に待つ。

 

 

 

肉の代わりに何か出汁は欲しかったので鯵にしたけど 骨が邪魔なので不向きでした。

 

 

 

途中で思い付いて 余りまくっていた餅を投入。 

野菜も美味いが餅も美味い。

 

 

 

ガトーショコラで残った卵白も入れると 渾然一体となって玄米にも日本酒にも合うようになってしまった。

 

 

 

それにしても、、、『〆は米』なんて誰が言い出したのだ?

 

もはや葉っぱの上で焼いてる意味があるのかないのか分からなくなってきたが 

それでもいろんなものが混ざり合った最後の残りカスのようなものが一番美味という事実。

 

 

 

ひと捻り効いたベトナム風大根の煮物。

ココナッツとナンプラー パクチーの根 ニンニク生姜で煮て 最後に葉っぱを大胆に効かせたもの。

嫌いな人は絶対に無理だけど ヤミツキになる味。

 

 

 

 

 

翌日も棒葉味噌(2枚一組なので)。 鶏肉少々 ジャガイモ シイタケ ニンニク 卵 バージョンにアップグレード。

 

 

栄養度外視の正月メニューは特別感満載でしたが

いざ普段の野菜尽くしに戻ると 全然負けてないですね。

 

 

幸い、体調は全く問題なしです。