先日、夏の間に何かイベントがあったか?とか お客さんと話してた時のこと

 

 

 

 

川沿いにある それなりのキャンプ場で日帰りのバーベキューをしたらしく 最近はほとんど持ち込みはなくても 向こうで借りるもので済んでしまうらしい。

 

 

 

バーベキューといえば何といっても”役割分担”が大事で 

個人的に苦手な”火つけ”は誰がするのか?と聞くと そこは全てお客さんがするという。

 

 

 

 

その方は、オシャレな見かけとは似つかず 強烈にこだわりが強く、車やバイクいじりから  DIY  服のリメイクまで何でもこなしてしまうし

 

 

分からないことで興味があれば その都度調べて自分でやってみて 大抵のことはすぐに習得するので

”火着け”など取るに足らないスキルということなのだろう。  

 

 

 

 

言い訳になってしまうけど 私自身は火着けよりも その後の”炭の始末”と いろんなものに煙の臭いが付くのがイヤなので 

 

稀に自宅の庭でそれっぽいことをするときは カセットコンロを使うようになった。無気力

 

 

 

 

 

その日、彼らのバーベキューがお開きになろうとしていた頃に 隣り近所で、『さあ、はじめるぞ』という頃合いの 

初老の団体が同じく”火着け”で困っていた。

 

 

 

しばらく様子を見ていると その中の一人が助けを求めてきた。

 

で、彼が行くことになった。

 

 

 

行ってみると、キャンプ場で調達できるのに かなり金のかかった装備を持ち込んでいるようで ピンキリのキャンプ用品の中でもグレードの高いものが揃えられていた。

 

 

 

 

なんと、その団体はいろんな会社の社長さんの集まりらしく

彼は、いともたやすく火を起こすと お礼に高級な肉をたっぷりと貰って帰ってきたそうだ。

 

 

 

 

いや~ 漫画のような話だけど 人が苦手とする技能がこんなところで高い肉に化けるなんて 

 

逆に”資格”を取ることよりも リアルにその場で使えなきゃ意味がないのだろう。

 

 

 

 

彼が言うには 着火剤を炭の上にぶっかけてる人がほとんどで 炭の下であれば新聞紙でも なんなら枯れ葉でも十分らしいが

 

着火剤ありきの人だと なかなか火が着かないまま 溶剤が減っていくのは恐怖を感じるだろう(笑)

 

 

 

 

使い方によっては便利な『送風機』というのも用意されていたが 本来、火がしっかり着いてから使うものであって 

 

着く前から使っていたので火が消えてしまってたらしく ただただ呆れるしかなかったという。

 

 

 

 

意気揚々と 肉と酒を思う存分貪ろうとしている一団にとって 

 

”火が着かず焼けない” というフラストレーションの爆発しそうなシチュエーションは

 

 

これ以上なく稼ぎやすい『負の解決』と言える。

 

 

 

 

人は『もっとこうしたい』よりも

 

『誰でも どんな方法でもいいから とにかく今すぐこの状況を救ってほしい!』という時に 惜しまずお金を払う。

 

 

 

その時に、ある社長さんは大胆に彼に言った。

 

 

 

 

『ウチらは 技術はないけどお金はあるから』と(笑)

 

 

 

 

素晴らしいお客さんじゃないですか?

 

 

 

 

 

いいお客さんは 『中身の良し悪しを考慮せず 無駄に相見積もりを取る』とか 不毛でケチなことをせずに 良いものにはポンと気分よくお金を払う。

 

 

 

 

他には、彼は友達から 組み立て家具の組み立ても頼まれるらしい。(報酬は不明)

 

 

DIYではなく 自分で組み立てられるように作られたものでも 苦手意識からやらない人も多いのか 朝飯前な作業がお金に変わるのは大歓迎だ。

 

 

 

 

私たちは、家具の組み立ては特別なスキルでも何でもなく できる人がいるのに自分ができないのは格好が悪いのでやるだけで 

本当に誰でも出来ることだし やってるうちに分かってくる。

 

 

 

 

もし『忙しいから』という理由でやらない人は 全ての作業時間を時給換算してみるといいと思う。

 

 

 

よくビジネス本で『お金で時間を買う』という思考が展開されているが 高速道路を除けば 

 

一般人レベルで この”損益分岐点”を上回ることはほぼないのではないか?と思われる。

 

 

 

つまり、大抵のことはちょっと自分で調べてやってみれば 完璧でなくともおおかたの目的は果たせるし 安く上がる。

 

 

 

 

その、”ちょっとのこと”が分からないと 

 

こんなところで知らない間に出費を強いられることがある。

 

 

 

 

数年前、エディオンで驚くようなポップを見かけた。

 

 

 

 

今現在は、格安スマフォでもメールアドレスが一つは用意されているけど 格安スマフォ出始めの頃は 各自で用意しないといけなかった。

 

 

 

ヤフーメールでも Gmailでも無料でいくつでも取得できるが できればガラケーの方がいいような高齢の方には なんのこっちゃさっぱり分かるはずもない。

 

 

 

 

そんな人たちを狙った 

 

『¥3000で メールアドレスの取得を代行します』

 

 

という高収入バイト。

 

 

 

 

まあ、lineとかあるから 友達同士の連絡だけなら要らないといえば要らないのだけど

 

実際に何かの登録の際に必要だったりするから 『もしかすると要るかもしれませんね』と煽られると不安で備えたくなる。

 

 

 

できる人には 3分もあればできることなのに 苦手意識がある人はたぶん永遠に頭に入らない。

 

 

 

 

これからは、想像も付かないような意外な場面で 人から人へとお金が流れることがあるかもしれないから 

 

 

YouTubeとかで勉強して 何でも自分で出来るようにしておくと この糞不景気な社会で有利に生きられると思う。

 

(厳密には 不景気なのではなく 意図的に国民が貧困になるようにしているだけ)

 

 

 

 

けど、本当は 理想を言えばお金での報酬よりも

 

 

『能力や技能での 価値の交換』が 

 

 

一番お互いにとって少ない出費で 高いリターンが得られるし 好ましいことだと思う。

 

 

 

 

偉そうなことを書いてきましたが

かく言う私は それでも帳簿や数字の処理が無理で 税理士の方にお願いしてます無気力無気力無気力