以下はその序文の一部です。
「日本の祭り」は、四季折々のの祭りの感動を味わいながら、日本の伝統文化のエッセンスが詰まっている。この祭りを見直すことで、もう一度日本人のルーツを確かめたい。
そこで、日本に多大な影響を与えた大陸文化、ここでは古代朝鮮の韓文化、特に百済を中心にした文化を基に、日本の伝統文化(精神文化)とのかかわりについて探ってみたいと思う。
古代武蔵国へは、朝鮮半島から数多くの渡来人が移住してきた。
稲作をはじめ、養蚕、織物、窯業、馬の飼育、紙の製法、など、産業の開発と、ともに、彼らの精神文化である福願信仰(自然信仰)と各地域の祭りが融合され、新しい日本の精神文化である祭礼が生まれたものと考える。
大国魂神社(暗闇祭り)祭礼は、武蔵国へもたらされた百済の生活文化を中心とする古代韓文化とのかかわりが強いのではないかと考え、日本、韓国両国の歴史や、美術的作例、各文献、
碑文、遺跡などをアンテナにして、祭りのルーツを確かめてみた。
点と線を結び、私なりの、大胆な仮説を立ててみた・・・・。
画家・綾部好男先生は・・・・熱く語りました。
ご多忙の中、20年間も「府中油絵同好会」の講師でもお世話になっておりまして
その熱意に心より感謝しております。