「出てくるのが当然」と言うか「出るのが当たり前」と思いました。

再三にわたって私が指摘した現実の姿がそこに現れたに過ぎないからです。

毒性の強い石綿アモサイト(含有率60%以上)がボイラー室・舞台裏・ターボ冷凍機など108箇所、機械内部の石綿7箇所、など膨大な量が

新たに見つかりました。さらに・・・

89日の住民説明会で市の担当者は「1階部分にはアスベスト

は有りませんでした」との報告、「今後は解体工事をやりながら疑わしいものがあればその都度、調査分析する」との弁。唖然となりそして私の頭の中は怒りに変わってしまいました。「6,000㎡もある巨大建物に13箇所のサンプリング調査で何がわかるのか」「機械で解体工事中どのようにして作業を止め、どのようにして疑わしいと判断できるのか」「解体工事はアスベスト調査分析が完了してから着手するべきだ」「石綿障害予防規則・第3条・第8条・第9条に違反ではないか」「ずさんな事前調査だ」「怠慢ではないか」私は、かなり強い口調で猛然と抗議を繰り返しました。

あまりの剣幕に周りの方々は驚いたのではないかと思っています。

それでもさらに言い続けた「大量にアスベストが使われた時代に市民会館は建築されたからアスベストがあるのが常識だ」「アスベストがないと思う方がおかしい」「魔法の新建材(アスベスト)を使う方が当たり前だ」「これは常識問題だ」。この調査分析は近隣住民の健康と生命に関わる重大なことである、そんな杜撰でデタラメな行為は絶対に見逃すわけにはいかない。

その一階部分からは、楽屋部屋・控室・給湯室・ホワイエ・間接照明部屋・煙突・倉庫・ホール脇通路・ホワイエ男女トイレ・など合計面積501石綿スレート板や石綿吸音板が大量に出てきた。さらに新たに

2階の男女トイレ・舞台事務所、3階のスピーカーボックス・照明室・

スライド室・映写室・通路・音響調整室・そして大ホールの石綿スレート板の面積は新たに600㎡増加・その他・4階のバルコニー軒下・5階の

増築機械室・などでも石綿スレート板が新たに見つかった。

石綿スレート板・フレキシブルボード・石綿吸音板だけでもその合計面積は2802㎡(847坪)となり大量なアスベストが見つかることとなった。

府中市が説明する8月9日の調査報告のまま、解体工事を行えば大変な被害を市民が受けたと思うと背筋が寒くなってきます。だがしかし、このアスベスト調査結果報告が私はOKとは思わない。NOである。

屋根部分や床部分から一切アスベスト含有建材が出ないことが不思議である。

床Pタイル・給湯室の石綿吸音板・天井のプラスターボードなどが不検出としていることも納得できないし、信用できるものではない。

この調査報告書の市役所担当に質問してみた。「床のジュウタンの下地は

調査しましたか?・・・」「下はモルタルだけですから・・・何もありません」「モルタルはセメントと砂ですから・・・」との返答。このモルタルについては以前に市役所の担当責任課長とも、問答をしたことがあった・・・「そこはモルタルになっていますから調査はやっていません」との弁、堂々と自信満々に言い放った。私の「アスベストモルタル」の話などは「そんなバカな・・」と「うわのそら」の態度であった。このようなアスベストに無知な方がデタラメな指揮棒を振るうことになるから結果は推して知るべしである。石綿含有モルタルは・耐火・遮音間仕切り壁、エレベーターシャフト、屋根・壁、軒天・ピロテイ、防音壁、室内天井と壁、室内・廊下・階段の床、トイレ天井・かべ、厨房天井・壁・戸棚など広範囲に使われたことは事実です。(既存建物における石綿使用の事前診断監理指針・社団法人・日本石綿協会・P31参照)

アスベストモルタル・ひる石モルタル(ここが危ないアスベスト・発見・対策・除去のイロハ教えます。アスベスト根絶ネットワーク著 P151参照)

それにしてもどうなっているのでしょうか・・・

・まだ市民にアスベスト調査分析報告書が公表されていません。

・すでに2週間ほど工事工程表の掲示がありあせん

府中市にとっては予想外のアスベスト処理に工事工程も大幅に修正が必要になったことは推測できますが、現場では今日もジャイアントブレーカー・3台の巨大な重機がスゴイ振動と騒音を轟かせて粉塵を飛ばして解体工事を続けています。

近隣住民は不安を感じたり、不信に思ったりすることは、当然のことと思いませんか?


府中市長さま・アスベストモルタルの調査分析を早急になされることを要望いたします。

ジャイアントブレーカーが唸りをあげる



朝8時から3台の重機が振動・騒音・粉塵オカマイナシ


震度6・地震がきた