みなさんこんばんは
先日のBLOGではたくさんの方にアクセスしていただき
ありがとうございました。
翌日のアクセス数を見てこんな感じになった広報。
改めて「純烈」さんの人気のすごさを感じました
詳細に関しましてはもう少々お待ちください。
さて、今日はみなさんもよく知っている"割り箸″のお話。
このよく使う割り箸のこと
みなさんどれだけご存知でしょうか?
2通路「笠井包装」は、食品容器や食品トレー、
紙皿に紙コップ、洗剤などの衛生用品を数多く取り揃えているお店。
そんな食品包装のプロ「笠井包装」で
とっておきの割り箸の話を聞いてきました!
割り箸は現在、99.9%が中国産。
国産の割りばしは0.1%にも満たないのだとか
何故なら、日本製の割り箸は、丸太から建築用資材を切り取った際に出る端材や
間伐材を作って作られていますが
対して、海外では原木をそのまま割り箸に加工します。
海外では木材価格が非常に安いことから
量産できて、原価のかからない海外の木材が多く流通されるようになりました。
割り箸は《アスペン》という針葉樹を使ったものが主流。
昔はカナダの《アスペン》が一般的だったそうですが
過度の森林伐採により森林が激減したことにより
主力が中国に移りました。
そんな中国も経済成長と共に、木が少なくなり
現在はロシアが主要産地だそうですが
ロシアといえば、みなさんもご存知の通りでございます…
ロシアの影響も後押しし、アスペンにかわるものとして
東南アジアの《菩提樹》を原材料とする
少し硬めの割り箸が出回り始めたのだそう。
現在は
①アスペン
②菩提樹
③杉・ヒノキ・竹
が、一般的な割り箸の原材料となっています。
さて、お話を日本に戻します。
日本製の割り箸は、端材か「間伐材」。
この「間伐材」とは、
木が生い茂り密集してしまった森では十分に光が届かず
光合成ができないことで、しっかりとした樹木が育たなくなってしまうため
光が十分に届くように「間伐」という樹木を間引く処理が行われます。
その時に間引かれた健康な樹木が「間伐材」。
日本は森林を守るために間引かれた樹木「間伐材」で
割り箸を作り、その資金がまた「間伐」の資金になり
森を育てるという、とても良い循環で回っております
しかし、海外の低価格な割り箸が主流となったことで
日本製の割り箸の需要が激減 日本の割り箸工場の閉鎖が続いています。
そして、工場が少なくなってしまったことで、
日本製の割り箸も、日本古来の割り箸の種類も、今では珍しいものに…。
日本の文化であるはずなのに
日本にいても、なかなか手に入らない日本製の割り箸…
考えさせられますね
最後に割り箸の種類をご紹介して、このBLOGを
締めたいと思います。
※写真は全て「笠井包装」の商品です。
元禄箸…最もポピュラーな割り箸。最後まで筋が入っている割り箸。
元禄時代からあることが由来とも
竹双生箸…上部2㎝ほどを四角く残し、他の部分を丸く加工した割り箸。
天そげ箸…上部を斜めに削り、先端を細く、面取りした割り箸。
祝い箸…お正月やお祝いの席で使用される割り箸。
一方が神様・一方が自分たちとされ
仲が割れないように、最初から2本が別になっている。
珍しい割り箸。
上小判…箸の形が小判に見える。先の方にしか筋がない割り箸。
利久 …両端が細い。千利休が茶懐石用に考案したとされ
お茶の世界には上下がないことを表している。
「笠井包装」のとっておきの割り箸のお話。
いかがでしたでしょうか?
こんなに深く割り箸について考えを巡らせたのは
私、生まれて初めてでした
市場で働く人たちは、みなプロフェッショナル。
毎回、その知識の深さに感動します
是非、市場のプロたちに会いに来てくださいね!!!
それでは、また次回
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