日本の政治レベルというのは、昭和の時代と比べると著しく劣化してきているように思います。なぜだと思いますか? それは政治家の皆さんが憲法を読まなくなったからではないかと思います。日本国憲法は政治の教科書でもあるんですよ。私のような戦後生まれであっても、まだ敗戦のショックが尾を引いていた昭和の時代に学校に通っていた者は、学校でしっかり日本国憲法を教えられたのではないかと思います。

 そのような世代が減っていることに加え、世の中の風潮として、特に政治家の風潮として、日本国憲法を邪魔であると感じる人が増えてきたように思います。なぜでしょうか。それは政治家のしたいことを憲法が禁じているからです。

 実のところ、それこそが日本国憲法の存在価値です。政治家などの権力者の思うがままに国を支配させないのが日本国憲法の真髄になっています。しかし、政治家等の特権階級はそれでは自分たちの利益にならないものですから、何とか日本国憲法を無効化しよう、あるいは改正(悪)しようと狙っています。実に幼稚でしょ? 政治が劣化するはずです。

 2023年3月8日、岸田文雄は福島県相馬市で、中学生に「なぜ首相を目指したのか」と尋ねられ、「日本の社会で一番権限の大きい人なので」と返答したそうです。もう少し詳しく書くと、「政治家になってみると、やりたいと思うことを実現する、やめてほしいと思うことをやめてもらうには、やはり力をつけなきゃいけない」とした上で、「総理大臣は、日本の社会の中で、一応一番権限の大きい人ということなので、総理大臣を目指した」と述べたそうです。

 お分かりになりますか? 岸田文雄は日本国憲法を読んだことがないとしか思えませんね。この基礎学力の低さというは信じられないほどです。日本国憲法の基礎の基礎が分かっていません。民主主義も分かっていません。

 では日本国憲法には何と書いてあるでしょうか。
第一条 天皇は、日本国の象徴であり日本国民統合の象徴であつて、この地位は、主権の存する日本国民の総意に基く。

 もう一目瞭然ですね。"主権の存する日本国民"と書いてあります。そうです、日本で一番権限の大きいのは日本国民であって、総理大臣ではありません。天皇ですら、国民が認めるがゆえに存在できています。そのように憲法に書いてあります。岸田文雄は憲法の第一条すら読んだことがないのでしょう。

 そんなことですから、勝手に増税したり、勝手に能登半島の被災者を放置したり、勝手に軍備拡張を決めて平気な顔でいられるんですね。憲法を理解していませんから。

 では、あの高市早苗は何と言っているでしょうか。今月2日、衆院選の応援演説で訪れた新潟県上越市内で「お地元には陸上自衛隊の
駐屯地もあります。本当に地域の皆様の守り神でもありますよ。やっぱり彼らは命がけで国防という尊い任に当たっておられる。憲法になぜ自衛隊を書いちゃいけないですか? 彼らの誇りを守り、しっかり実力組織として位置づけるためにも、当たり前の憲法改正をやらしてください。」と述べたそうです。
高市首相「憲法改正やらせてほしい」自衛隊の明記に意欲」(2026.2.2日経新聞)
動画(11分40秒から):【高市早苗 演説 (全編)】新潟県(2026.2.2) 

 

 高市早苗が"彼らの誇りを守り"というのは、安倍晋三の「お父さんは憲法違反なの?」という言い方を受け継いだものなのでしょう。2019年の国会での質問にもなっているようです。(「安倍総理が聞いた「お父さんは憲法違反なの」というエピソードの発言者に関する質問主意書」初鹿明博 平成31年3月4日提出 質問第74号) 


 結局この質問は明確に答えられることがなく、話題としてもいつの間にか下火になったといいます。それを今回高市早苗が「彼らの誇りを守り」という形で持ち出してきたことになります。高市早苗のしようとしていることは、全般的に安倍晋三がオブラートで包んで国民に飲ませようとしていた劇薬を、オブラートを剥がして直接飲ませようとするような面がありますね。過激さが目に余ります。

 例えば高市早苗のいう"当たり前の憲法改正"とは何でしょうか。高市早苗の頭の悪さをこれ以上ないくらいに示しています。どこが当たり前なのでしょうか。それは高市早苗がそう思っているだけのことですよね。総理大臣が勝手に憲法改正が当たり前であると決めていいのでしょうか。違いますね。それは主権者である国民が決めることです。

 大体において、憲法改正が当たり前であるかどうかは、その時々の世界情勢や国内情勢によって左右されます。「憲法改正=当たり前」などという理屈が成立するはずもありません。ごまかしです。おそらく、「私が中国に喧嘩を売ったから、日本は中国と戦争になるかもしれない。それであるならば、日本は憲法を変えて軍国主義に方向転換するべきだ」と言いたいのでしょう。

 単に自作自演、マッチポンプ、マスターベーションをしているだけです。この先、日本はアメリカから大量の武器や兵器を購入するようです。何十兆円もになるのでしょう。そこから、自民党が得るリベートは何兆円くらいになるのでしょうか。その金を使って票を買収し、自民党政権を永遠に続けたいのでしょう。国民のことなどは全く眼中にありません。自分たちの都合だけです。

 つまり自分たちの利益のためには、もっと軍備を増強して、もっと中国と険悪な関係にして、できれば戦争までしたいというのが高市早苗の考え方です。そうすればアメリカ軍産複合体などからも褒められるでしょうから、高市早苗は名宰相として名を残せると考えていると思います。「細工は流々仕上げを御覧じろ」といったところでしょう。

 

 加えて、「本当に地域の皆様の守り神でもありますよ。」とは何のことでしょうか。災害救助でしょうか。日本は戦争をしていないものですから、そういう意味では自衛隊にはいつも余力があります。ですから、災害の時には救助活動にあたります。

 

 しかし、それは本務ではありません。本務は戦争をすることです。戦争をしたらどうなると思いますか? 真っ先に戦争相手の国から狙われるのは自衛隊の基地でしょう。自衛隊の基地めがけてミサイルが飛んできたり、爆弾を落とされたりするわけです。どこが「地域の皆様の守り神」なんだか。頭働いているのでしょうか。

 
 さて、特に安倍晋三以降の自民党は、国民のための仕事をしなくなりました。また、平和を維持しようとする努力もしなくなりました。30年前、40年前なら「平和が大切」というセリフが政治家の口から直接出ていたような気がしますが、そんなことを口にする自民党の政治家はほぼいなくなったのではないでしょうか。また、民主主義や国民主権についても、自民党の政治家は言わなくなりましたね。

 そして実際問題としても、中国に日本の方から喧嘩を売って不穏な日中関係にあえて突入したり、増税や移民の大量受け入れなど、国民の気持ちを無視した政治をするようになりました。30年前から国民の生活は豊かにならないどころか、貧しくなっているという驚くべき状態も、どう考えても自民党の方針であるとしか思えません。

 私は、新型コロナ騒動を境にして、世界全体が国民の扱い方を大きく変えたと思っています。というのも、国民を無視した政治は日本だけではないからです。

 新型コロナの時にどのようなことが起きたか、まだ覚えておられるでしょうか。各種イベントの中止、休校、他県への移動の自粛、夜間の宴会の禁止、飲食店での飲酒の禁止、ソーシャルディスタンス、強制的なマスク着用、パーティションの設置、ワクチン接種者のみに与えられる優遇(ワクチン未接種者への差別)、発熱患者の診察拒否など、不合理なこと、馬鹿げたことがたくさん行われました。

 今考えると、目的は一つだったように思います。それは、パンデミック対策に名を借りた人権侵害・蹂躙です。つまり、したいことをさせない、行きたいところに行かせない、したくないことをさせる、差別するということでした。

 何のためでしょうか。一つは戦争の準備があったと思います。戦時体制の構築です。日本政府は緊急事態宣言を何回も発出しましたが、これは、いずれは行われるかもしれない戦争に備えたものだったと考えていいと思います。実際問題として、新型コロナ騒動が下火になると同時にウクライナ戦争が始まり、西側諸国が一丸となってウクライナを応援し始めました。

 ただし、それだけではなかったと思います。もう一つ目的があったのでしょう。それは、国民に対する管理体制の強化です。民主主義を終わらせ、政府などの統治者の権限を強め、国民の権利を奪うという、支配者や特権階級に都合のいい社会を作ろうとしていると思います。そしてそれが、"グレート・リセット"だと思います。

 そこにおいて留意しなければならないことは、現在でも自民党政権、特に高市政権はそれを強力に推し進めようとしていることです。増税もそのためです。移民受け入れもそのためです。軍備拡張もそのためです。憲法改正(悪)もそのためです。スパイ防止法の制定もそのためです。減税を死んでもしたくないのもそのためです。

 "グレート・リセット"を行うために、彼らは核戦争を予定している可能性すらあると思います。何百何千という核ミサイルが飛び交い、世界中が破壊し尽くされた後の光景を思い浮かべてみてください。それこそグレート・リセットと呼ぶにふさわしいのではないでしょうか。

 グレート・リセットの話は、いささか荒唐無稽かもしれませんが、しかし、新型コロナ騒動のことを私なりに追いかけていて分かったことは、ワクチンを含めた新型コロナ対策は、信じられないくらいに荒唐無稽なことを各国政府が真面目な顔をして実行に移したものであることでした。それが実態です。

 そして、新型コロナ対策という荒唐無稽なことが現実に行われた以上、グレート・リセットという荒唐無稽なことも形にならないと言い切ることはできないと感じます。

 一体誰がそのようなことをするのかと以前AI(人工知能)と話し合ったことがあります。その時のAIの回答は、「特定の者なり組織なりが存在しているのではない。ただし、そこに至るような人間社会の構造がある」といったものでした。

 うまくごまかされたような気もしますし、一理あるような気もします。あ、話が逸れてしまいました。とりあえず今日の記事で一番書きたかったことは、自民党に投票するのはやめましょうということです。(*^.^*)