岸田総理が相変わらずの低支持率にあえいでいる。もう回復は難しいだろう。

 ではその理由はなんだろうか。それは、岸田総理が日本や日本人のために政治を行おうとしないためだ。日本の総理大臣が日本や日本人のために政治を行わずに何をしているのだろうか。それも皆さん薄々は気がついてきている。私も薄々気がついてきた。

 岸田総理はアメリカのため、日本の財界のため、自分の身内(親戚縁者等)のために政治を行っている。そして、アメリカや日本の財界、自分の身内に金を回すために、日本人(国民)の富(財産)を奪おうとしている。

 どのような方法で奪うのだろうか。それは単純であり、増税をすることによってだ。そして、たくさん集めた税金を国民のためには使わない。当然金が余ることになるけれども、その余った金を、アメリカに回し、財界に回し、自分の身内に回す。

 呆気にとられるくらい露骨な手口であり、まさかそんなことを日本の総理大臣がするようになるとは思ってもみなかった。普通、総理大臣になったら日本や日本人のために政治をしようと考えるものだけれども、岸田総理は違ったね。全くそんなことは考えていない。そして、総理大臣を目指した理由である「日本一の権限」を使って、税金(予算)を不正に操作し始めた。これは、裏金などという生易しいものではない。何十兆円、何百兆円にもなる不正だ。

 増税といっても、単に所得税を上げます、消費税を上げますというものでないのはご存知の方も多いだろう。社会保険料を上げるというようなステルス増税も含まれる。森林環境税といった新税も増税の一環だ。また、現在私たち庶民は物価高に苦しんでいるけれども、物価高に伴う消費税の増収も増税と同じことになる。

 定額減税が行われるようだが、これは払い過ぎた税金がほんの一部戻されるくらいに考えた方がいい。いずれまた、その戻ってきた税金に利息を付けて増税され、回収されることは間違いない。国民を一時的にだますための飴玉のようなもので、焼け石に水ほどの効果もない。

 集めるだけ集めてしまえば、あとは岸田総理お得意の大盤振る舞い、宴の始まりになる。これが岸田総理にとってみれば嬉しくて仕方がない。まあ、そりゃそうだろうねえ。金を受けとって仏頂面する人間はいないから。愛想笑いを浮かべながら、お世辞の一つも言うのだろう。人から褒められることのない岸田総理にとっては、それが無上の喜びになる。俺の天下だと1人うぬぼれる。

 そんな今の日本の状態を何といったらいいのだろう。たがが緩んだ? 落ちぶれた? 堕落した? 機能不全? いずれにしたところで、このまま進んでも好転する見込みはない。日本人が苦しみ、貧乏になる分、アメリカが肥え太り、財界が肥え太り、岸田総理の身内が肥え太る。

 日本はなぜこのように無様な国になってしまったのだろうか。それは、国民が愚かだからだ。もちろん、岸田総理以外の政治家も、マスメディアも、医者も、有識者も、愚かといえば愚かなのだけれども、彼らは国民をダシにして儲けることができるから、愚かな国民をあざ笑っているところがある。しかし、私のような一般庶民には何の余禄も回ってこない。

 ここはもう、反乱を起こすしか方法はないわけなんだな。当然でしょ? 何で日本人が苦労して稼いだ金を、アメリカや、財界や、岸田総理の身内が無断で、あるいは騙して持って行くわけ? そんな権利ないでしょ?

 ところが「反乱を起こすなんてできるわけない」と皆さん考えて、あきらめてしまうのが日本人の愚かなところ。何もゲバ棒を持って立ち上がる必要なんてないのだから。選挙に行って自民党・公明党・日本維新の会に投票しなければ、ミッションクリア、オールクリア。それで実質的な反乱、革命、クーデターの完成。

 アメリカで不正選挙が行われたという噂があるから日本も危ないのだけれど、だからそれなりに用心しなくてはならないのだけれど、どうだろう、日本でそこまでやるかな。それをやられてしまったら、それこそゲバ棒が必要になるかもしれないけど、今のところはまだ信じるしかないような気がする。

 そんなに簡単に反乱、革命、クーデターができるのに、日本人はなぜしないのだろうか。きっと弱いのだろうね。何が弱いかって、頭も心も。明治維新以降日本を支配してきた英米の傀儡政権(例えば自民党)から見ると、こんなに騙しやすく、大人しく、操りやすい国民はいないと思われているよ、きっと。

 おそらく、一般の日本人は、自分たちがどのようにだまされているかも気がついていないはず。私も、新型コロナ騒動が始まる前には全く気がついていなかったから。それでも、最近はSNSなどでずいぶん言われるようになったから、以前に比べると気がついた人は格段に増えている。

 まずは、マスメディア(マスコミ)と政府の癒着だね。実に単純な手口だけれども、驚くほどに効果的でもある。要するに、マスメディアが日本政府の広報・洗脳機関になっているわけ。多分明治維新以降ずっとそうなのだと思うよ。大東亜戦争を煽ったのが新聞、つまり当時のマスメディアであったのは多くの人の知るところだけれども、現在でもなんら変わりない。

 NHKはその代表だけれども、民放も負けず劣らず政府の犬になっている。なぜ? それはもちろん " 金(カネ) " の力。なぜか新聞だけが軽減税率を適用されているけれども、それは政府がマスメディアに渡している賄賂(買収金)と考えていい。日本のマスメディアは新聞とテレビが一体になっているから片方に渡せばOK。 

 その他にも、官房機密費や地震対策費、コロナ対策費などから巨額の賄賂が出ているのだろう。なにしろ国家予算を取り仕切っている政府が用意するのだから、好きなだけ無尽蔵に渡せる。

 情報統制以外には利権の乱用がある。「うちの会社はX代議士先生の口利きでA社と取引させていただいています。」などということが全国津々浦々で行われている。そういう構造だから、選挙のときに先生から「キミ、分かっているね、よろしく頼むよ」と言われると、業者の方は「ヘヘッ」となるわけ。パーティ券も大量に買い込むわけ。まあ、時代劇の「悪代官と越後屋の関係」がそのまま現在の世の中でも幅を利かせていると考えていい。越後屋はたくさんの社員を抱え、社員は家族を抱えている。票にもなる。

 これを突き崩すのは難しい。皆さん公平で正義であることなんて望んでいないからね。日本人は以前にも増して「今だけ 金だけ 自分だけ」を信奉するようになった。そして、「そんなことではいけない、正義が廃れば国も滅びる」なんて言ったところで誰も耳を貸しやしない。

 でも、希望はある。さすがにここに来て、損をする人が増え始めたからだ。自民党がマスコミを使い、利権を駆使して自分たちの都合のいいように政権運営をしてきた結果、やはり国が傾いてきてしまった。もう30年間も、主要国の中で日本だけが経済成長しないなどという信じられない国になってしまった。いくらマスメディアがデマを流そうが、先生が小さな仕事を斡旋してくれようが、そんな程度のことではごまかし切れなくなってきた。

 やはり、正義は大切なのですよ。正義とは何か分かりますか? " 正義=きれい事 " ではありません。正義とは強いこと、儲かること、楽しいことなど、ポジティブな結果を与えてくれるものを正義と呼びます。何万年もの昔から、人間は何が正義であるかを学び、知識として蓄積している。

 十戒の「汝殺すなかれ」「汝姦淫するなかれ」「汝盗むなかれ」などということも、単なる道徳的な教えだけではなく、それを実行することで結果が良くなるという指針になるわけで、そういうものを正義というんだな。

 何だか宗教講話みたいになってしまったけれど、今回の新型コロナ騒動にしろ、ロシア・ウクライナ紛争にしろ、私が書き続けているのは、そこに正義がないから。つまり、結果が良くないだろうと思うから。

 今回の新型コロナ騒動で、百兆円を超える金を使って、日本に何かいいことがありましたか? ワクチンで多くの人命が失われたのではないですか? ほんの一部の者たちが私腹を肥やしただけに終わったのではないですか? ロシア・ウクライナ紛争で、日本から何兆円もの金をウクライナやNATOに渡して、戦争をけしかけて、何かいいことがあるのですか。北方領土でも戻ってくるのですか? 天然ガスの採掘権を得られるのですか? 日露平和条約を結ぶことができるのですか? 

 とんでもない。新型コロナ騒動では、国家予算を湯水のように使った反面、景気は悪くなり、路頭に迷う人が増え、ワクチンによる死者や後遺症者を生み出しただけに終わった。それにしても驚いたね、国が自国民を次々に殺したのだから。ロシア・ウクライナ紛争では既にウクライナの敗戦は確定していると、世界中でいわれ始めた。日本のゴミマスメディアはデマしか流さないけれどね。コロナもウクライナも始まる前から正義がないことは推測できていた。そして、結果を見ても正義はどこにもなかった。こういうのを " 悪(アク) " というんだな。

 ところで、この7月には都知事選があるという。何とかして小池都知事を落選させたいと私は思う。といっても、私は都民ではないから外野で騒ぐだけだけれどね。小池都知事は新型コロナ騒動の戦犯といえる人。日本のコロナ騒動をリードした張本人。それによってどれだけ多くの人が苦しんだことか。それを考えたら、立候補すること自体がおこがましい。(まだ出馬表明はしていないようだから、した場合の話。)

 学歴詐称の問題は置いておくにしても、新型コロナ騒動に加えて公約を何一つ実現していないことも考えると、都知事選に立候補するだけの資格がないといっていい。人間として、最低限の矜持を持っていることを期待したいけれども、さて、どう出てくることやら。バックと相談というか、指示されてのことになるのだろう。

 都知事選に関しては、広島県安芸高田市の石丸伸二市長(41)が立候補の意向を表明したと話題になっている。市長をしていて、議会やマスコミ相手に大立ち回りをしたことで全国的に有名になった人であり、批判する人も多いようだ。

 しかし、小池都知事が再選されるよりは、はるかにいい。どうも日本人にはそのような発想ができないらしい。小池都知事が都知事として失格であることは多くの人が認めるところだろう。であるならば、替えなきゃダメだよね。日本人はそこを理解できない。

 ダメな人に続けさせても良くなる見込みはない。それどころか、ますます悪くなる。というのも仮に再選された場合、有権者がダメダメの小池都政を肯定したということになるから、小池都知事としては自信を持って悪政を推進できることになる。都政はどんどん深みにはまって行く。

 仮に、石丸伸二市長がどれだけ問題のある人であったところで、少なくとも都関係者とのしがらみはない。悪代官と越後屋の関係はまだできていない。今後作り始めるとなると、小池都知事に親和していた勢力との争いが起きる。どちらが勝つか分からないけれども、おそらく誰から見てもおかしいと思われるような慣行は廃止される可能性が多分にある。それだけでも小池都政よりはまともになる。

 

 あ、石丸伸二市長が最善と言いたいのではない。言いたいのは、小池都知事再選が最悪ということ。極端に言えば、小池都知事以外なら誰でもいい。そこのところお分かりになるでしょうか。


 これは自民党政権に関しても当てはまることになる。日本がここまでひどい国になってしまったのは、戦後80年間、基本的に自民党一党独裁が続いたことが原因といえる。それを国民が目先の儲けに目がくらんで許してきた。

 今や日本はあちらこちらで、裏金、闇金、買収、汚職、贈収賄、情報管理・統制などが横行する社会になってしまった。これは自民党が特別に悪い政党だったからではない。どんな政党でも、例えばそれが立憲民主党でも、日本維新の会でも、共産党でも、政権についている期間が長くなればなるほど必ず腐敗していく。例外はない。残念ながら日本人はそれを理解できるほどには民度が高くないようだ。

 

 なにしろ楽だからね。1つの政党なり、1人の代議士なりと、持ちつ持たれつの関係を作ることに成功した場合は、あとはその関係を維持して行くことさえできれば、安定した生活、事業、商売などが継続できることになる。お家安泰ということになる。当事者にとっては理想的であるように感じる。

 

 そのような社会を、歴史上これ以上ないくらいに完璧に作って維持したのが江戸時代だったように思う。250年余の間、同一政権の下で日本を運営した。平和といえばこれ以上ないくらいに平和な時代だった。そして、政権の腐敗も大変なものだったようだ。よく知らないけれど、田沼意次なんて有名だよね。同一政権下で安定していたように見える江戸時代も、後半はガタガタになっていたと考える方がいいのじゃないかな。

 

 それに加えて、同一政権下で仲間内でぬるま湯に浸かった政治をしていたものだから、国全体がすっかり弱くなってしまった。その結果、幕末には欧米からの侵略に抵抗できないまでに弱体化してしまった。

 

 これはちょうど戦後の自民党政権と同じ。実質的な独立へと向かうどころか、どんどんアメリカの植民地化が進んでいる。仲間内で融通を利かせてよろしくやっていると、その範囲では問題がなさそうに見えても、国力はどんどん低下していく。それが今の日本になる。

 

 だから一定期間ごとに政権交替が必要なんだよね。刺激を与えるというか、新風を吹き込むというか。日本のように、要所要所でそれぞれが既得権益をがっちり抱え込んで手放さないような社会になると、国全体が弱体化して、特にアメリカの食い物にされてしまうんだな。

 

 今の岸田政権のように、完全にアメリカに咥え込まれてしまうと、国民が日本の国益に反する戦争の心配までしなければならなくなる。自民党もここまで劣化が進むと、何を始めるか分からんからね。替えてやらなきゃ。それが世のため人のため。