今日(5月21日)の小樽は、天候雨+霧→曇り→晴れ、最高気温15.5℃ (17:32)、最低気温9.1℃ (10:26)、最大風速 4.9m/s (14:00)

 昨日小樽に帰ってきました。横浜に2泊、東京に1泊の3泊4日の旅でした。なぜか不思議なくらい疲れてビックリ。日頃の生活があまりにも刺激のない、かつ活動性の低い怠惰な状態にあるものだから、それとの落差のせいかな。あるいは、すっかり小樽の田舎暮らしに慣れ切ったせいか。

 昨日の夕刻に小樽に着いて歩き始めてビックリ。まあ、いつものことではあるのだけれど、小樽のひんやりした乾燥している空気に驚く。町全体に冷房が効いているかのよう。東京は " 温帯 " 、北海道は " 亜寒帯 " であることが実感として感じられる。ちなみに東京・小樽間の直線距離は約850km、方角はほぼ北(東へ6°36’42”ずれている)。

 そして、小樽の建物の少ないこと。東京、横浜はビルのジャングル。毎年行っていて、それほど気にならなかったのだけれども、今回はひどいところだと感じた。特にいやだなと思ったのが、横浜の「みなとみらい」。桜木町のホテルに行くところに歩道橋があって、そこからランドマークタワーやロープウェイなど未来的な景色が見えるけれども、無味乾燥としかいいようがない。

 「アンタ方には人間の血は流れておらんの?」と尋ねたくなるくらい。そういえば、神奈川県の政治家って頭のいかれた人ばかりのように思うけれど、桜木町なんてのを見て育つとそうなるのかも。そんなことを頭の中でブツブツつぶやきながら歩いていると、浮かんでくる曲が「カールおじさんのCM」。人間コンクリートジャングルではうまく生きていけないのでは?と思わせられる。

 話をもっと大きくして、カールおじさんから一番離れているのが、ニューヨークかな。人間性を失った街。そしてアメリカは人間性を失った国。エマニエル大使など見るとよく分かるでしょ? もはや爬虫類。コンクリートジャングルが生み出したミュータント。

 同じアメリカでも中南部になると、人間らしくなってくるけれど、今は海岸沿いが政治を支配しているから、「殺人=善」の国になってしまっている。ワクチンでは日本人もずいぶん殺されてしまった。トランプはどちらかというとカールおじさん系だから、バイデン政権は絶対に許さないのではないかと思うけれど、さてどうなりますことやら。

 よく分からないのが、バイデンでもトランプでもビル・ゲイツでも、「なぜ暗殺されないの?」ということ。安倍元総理をはじめ、他国人ならいくらでも殺すくせに、アメリカ人同士の殺し合いはやめようという内々の申し合わせでもできたのかな。ケネディは暗殺されたし、レーガンも殺されかかったのだから、昔は身内でも殺し合っていたんだけどね。ちと不思議。

 話がそれた、といいたいところだけれど、そもそも話の筋がないのだからまあいいか。それで、北海道の乾燥した冷涼な気候と広く混みあっていない土地から北海道人が出来上がっているわけで、人間自体も開けっ広げでカラリとしているのが北海道人。本州人のようにベッタリとまとわりつくような、鬱陶しさがないのが普通。その代わり単純馬鹿だけれど。

 食べるものもまずかった。といっても、定食屋とか、デニーズとか、ろくな店にいっていないから何ともいえないのだけれども、小樽に帰ってきて、解凍してあったカレーを温め治して食べたらとってもおいしくて、ふ〜んと思ったものだから。

 まずは、気候だよねえ。涼しくて乾燥している場所では食べるものがおいしい。東京の梅雨時なんて、それだけで食欲がなくなる。夏場ももちろんそう。私も2、3年東京で暮らしたらきっと痩せられるのではないだろうか。ふふ。

 浅草の仲見世にも行ってみた。平日なのに人でごった返していた。外国人が多い印象。白人もいるけれど、中国や東南アジア系も多いみたいだ。日本人の方が少ないくらいかな。あほらしいことが一つあって、仲見世の近くに「亀十」という " どら焼き屋 " があって、そこでどうしても買いたいというものだから行列に30分くらい並んだ。

 私は行列が大嫌いで、拘束されることに加えて、何の生産性もない時間を過ごさなければならない。いつもアホかと思う。んなもん、たかがどら焼きくらい、隣の店でも売っているのだからそちらで買えばいいだけの話。ちなみに、六花亭のどら焼き1個165円。どちらも食べたことはないけれど、これまでの経験上は六花亭の方が間違いなくおいしいだろうと思う。許しがたいことに、亀十のどら焼きは1個390円もする。ドッヒャー。お高いですこと、お東京は、オホホ。

 高いといえば喫茶店。コーヒー800円が普通かな。まあ、土地代と思えばいいのかもしれない。昔から東京の茶店は高かったからね。横浜高島屋にイノダコーヒというところがあって、そこに連れられて行ったのだけれど、そこの客層が豪華だった。60〜70歳の老婦人が多かったのだけれども、身なりと顔を見ると一目瞭然で、この人たちのご亭主が現役だった頃は、少なくとも私の倍以上の年収があっただろうとパット見で思った。

 まあ、そんなところでも私は、図々しいものだから、それほど気後れすることはない。あまり気にならない。それに、金持ちや政治家をエライとは全く思っていないからねえ。なぜかというと、多分夏目漱石の影響が大きいと思う。高校生の頃から、「吾輩は猫である」を繰り返し読んで私なりに理解した結果かな。是非お子様たちには「吾輩は猫である」を読ませましょう。金と権力ばかり追いかけたところでろくな人間になれないのだから。

 政治家については、もう完璧に証明済みだね。岸田総理が好例。あいつらって恥も外聞も節操もなく、 " 弱気を挫き、強気を助く " 連中であることがはっきりしてしまった。現在の自民党政治は、「絶賛日本売国中!! 数に限りあり」の世界。金持ちに関しては付き合いがないから分からないけれど、政治家とつるんでいるところを見ると考えるまでもなさそうだ。

 また話がズレた。横浜高島屋では本当に行きたかったのは「タカノフルーツパーラー」というところだったらしいけれど、人がたくさん待っていていつになったら入れるやら見当がつかなくてやめた。今メニューを見ると、殺意が湧くくらいお高いでございますこと、オホホ。東京の人はお金持ちなんですねえ。だから日本はダメになったのかも。

 横浜では、山下公園に行ったけれど、ここのバラはきれいだった。時期がピッタリだったのだろうね、今まで見たバラの中で一番きれいだった。特に黄色というかクリーム色というかのバラが繊細な感じがして良かった。

 次の日に新宿御苑にも行ってバラを見たのだけれど、ここは盛りが過ぎていたのか、山下公園に比べるとワンランク下がった印象。面白かったのは、白人の若い女性が少しバラの茂みに入ったところに立って記念写真を写してもらっていたこと。実に良く似合うんだよねえ。花から離れて歩き始めたところを見たら、顔の造りも体つきもちょっとくどく感じた。

 なるほどバラは白人女性用の花かと納得。女性も花も、ケバケバしさが相殺されて、お互いに引き立つのですよ。そういう意味で日本女性向きの花は何なのでしょうか。私では思い浮かばないけれど、知っている人は知っていそう。シャクヤク?ボタン?ユリ?

 横浜では東横インに宿泊。東京ではアパホテルの上野駅前。ここが良かった。新しくてきれいというのがあったのだけれど、それ以上に過不足のない室内配置というのか設備というのか。単なるビジネスホテルだから、それ以上のものはないのだけれど、使いやすくて違和感を感じなかった。

 トイレがフルサイズなのがまず感じが良かった。それから、最上階に露天風呂付きの大浴場があったこと。これが最高。面白かったのが、大浴場の前まできて、中に入ることができずにまごまごしていたら、東南アジア系の女性が身振り手振りで教えてくれたこと。ボタンのようなところを指すので、押して見たけれど扉が開かない。「あれ?」と思ったらその人がカードキーを見せるので、自分のを当てたら開いた。もう「サンキュー、サンキュー」だよね。ちょっと話が逆なような気もする。日本で日本人が外人さんに助けてもらうって。まあ、お年寄りを大切にということで。

 最後に不満が残ったのがコーヒー。浅草のデニーズに入ったのだけれど、マズイ。おまけに、頼んだモーニングセットは値段の割にショボかった。もう二度と行かないけれど、北海道にはデニーズがないからお互いにそれで問題なし。

 仕方がないから羽田空港に行って、チェックイン後にゆっくりコーヒーを飲もうと思っていたら、どこにもコーヒーを売っている店がない。そうだっけ? 売っているのは缶コーヒーの類いばかり。セブンイレブンがあったので「ヤッター」と喜んだのだけれど、どこにでもあるあの機械が置いてない・・・。

 まあ、仕方がない、機内サービスのコーヒーを飲もうと思って頼んだのだけれど、悲しいことに私の乗った飛行機は " プアマンズ日本航空 " のスカイマーク。何と、機内サービスのコーヒーはインスタントらしい。いかにもな味だった。う〜ん残念。贅沢は言わないのだけれどね。セブンイレブンレベルで十分なんだけどな。それが難しい。

 ということで、年に一度の恒例旅行のご報告でした。