「ほ〜ら、日本人をだますのなんてチョロイもんだろ? な?」「キーワードはマスメディアと専門家と政府とアメリカ。国連も入れてやると万全。これを使って吹き込んでやればその食いつきのいいこと、イチコロさwww」
 これが、新型コロナ騒動やワクチン接種に関しての、現時点でのアメリカ及び日本政府の総括ではないかと私は思っている。 

 それにしても、日本人はだまされるにいいだけだまされた。だます方とだまされる方とどちらが悪いかというと、それはもちろんだます方が悪い。新型コロナ用ワクチンにしたところで、だました方は犯罪者だ。そして、だまされた方は被害者になる。

 しかし実は問題はそればかりではない。政府の統計のとおりに80%もの人がワクチンを打ったとなると、つまり、だまされたとなると、それは被害者が多かったということばかりではなく、日本人という民族が大変にだまされやすい性質を持っていることを示したことにもなる。これが妙な影響をあちらこちらで引き起こす。

 分かりやすい例を示すと、「あの女は簡単にだまされる」というように多くの人が思った場合、その女の人には良からぬことが起こりそうだ。「それじゃ一つ、俺もあの女をだましてみようか」などという不埒な人間が次々と寄ってきそうだ。

 なにも女にばかり限ったことではない。「あの、岸田という奴は簡単にだませる」と知られてしまったら、その岸田という男の周りには詐欺師が何人も近づいてくるに違いない。だから人は、女であろうが男であろうが、だまされてはいけない。だまされることは悪いことではないけれども、不幸を呼び寄せてしまう。

 新型コロナ騒動やワクチンでだまされるにいいだけだまされた日本人には、現在そのような不幸が襲ってきているのではないかと私は危惧している。それはまず、日本の海外支援が大変に巨額になっていることだ。特にウクライナに対する支援は見境なく行われている。しかも復興支援まで約束していると聞いたような気がする。

 ウクライナは基本的には日本とあまり関係のない国だ。そこに深入りして、総理大臣が " 必勝しゃもじ " を贈呈し、巨額の金を援助することにどれだけの意味があるのか疑わしい。その反対に、国境を接して貿易も盛んに行われているロシアは、日本にとってウクライナよりもはるかに大切な国だ。にもかかわらず、あえてロシアと敵対するのは、アメリカに都合のいいようにだまされて使われているせいだろう。

 もっと身近なことでいえば増税だ。これまでの日本は増税についてはかなり慎重だった。それは当然のことであり、増税をすることは日本の特権階級にとって利益のあることだが、多数を占める一般の国民には何のメリットもない。逆に生活が苦しくなるばかりだ。さらに、日本全体の経済に対しても悪影響を及ぼす。

 しかし、日本の国民をだますことは簡単であると知った岸田政権は、次から次へと増税、あるいはステルス増税と呼ばれるものを始めた。現在も進行中になる。どれだけ増税しようが、国民はいくらでもだましがきくから、なんとでもなるというのが岸田総理の考え方になる。

 岸田政権の後ろにはアメリカ政府がいて、黒幕として日本政府を操作している。狙いはもちろん日本人の持っている金(カネ)になる。日本人は現金の預貯金だけで1000兆円も持っている。それをそっくりいただこうというのがアメリカの狙いになる。

 増税あるいはステルス増税も、国民の預貯金をだまし取ろうとする手段の一つであり、日本政府を通して巻き上げ、海外支援名目などでアメリカの懐に入っていく。新型NISAなどももちろんその一環で、日本人の金でアメリカが資産運用しようとするものだ。

 それ以外にも、日本人の金を騙し取ろうとするもくろみは実行されている、ないしは計画中なのだろうけれど、いずれ日本人の金融資産は半減するだろう。日本政府がアメリカの傀儡政権である以上、それを防ぐことは難しそうだ。日本は、そして日本人は、ますます貧困化する。

 つい最近、日本人が徹底的になめられている証拠のような事件が持ち上がった。それが、小林製薬の「紅麹」の問題になる。報道によると2021年2月から小林製薬がサプリメント「紅麹コレストヘルプ」というものを販売するようになった。これは " 機能性表示食品 " というもので、このサプリを服用するといわゆる悪玉コレステロールが減るという謳い文句であるらしい。

  " 機能性表示食品 " は " 特定保健用食品 " (いわゆるトクホ)と似たようなものであるけれども、トクホは1件1件お役所の審査を受けることが必要で、 " 機能性表示食品 " は届け出だけで足りることになっている。

 そこまでは私も理解できるが、そこから先は闇で、厚生労働省や消費者庁お得意のデタラメさが出ている。おそらくポイントは " 機能性表示食品 " も " トクホ " も食品であることで、「お腹が痛いと言ったらおばあちゃんがお茶を煎じてくれて、それを飲んだら治りました。」レベルのものらしい。

 そこに国が乗り出してきて、民間レベルのそのような治療法を整理して許認可権を設定した、つまり利権化したと考えていいように思う。当然医薬品との棲み分けが必要になることから、 " 機能性表示食品 " も " トクホ " もあくまで食品であり、薬ではないと強調されることになるが、その一方で、「効果がないわけでもありません」程度の表示はする。

 まあ、私たちが生活していて、「これは体に良い」といわれる食品は全て実質的には " 機能性表示食品 " あるいは " トクホ " であり、それで金儲けをしようとお役所を通したものだけが、販売に当たってその旨の表示をできるくらいに考えて間違いないだろう。

 ちょっと話が横道にそれたが、そんな " 機能性表示食品 " の一つが今回問題になった「紅麹コレストヘルプ」というサプリであり、3月25日に「入院患者数が計26人に上る」、同26日に「約3年間継続購入していたと見られる1人が死亡」と発表されたことで大騒ぎになった。今検索してみたところ、「摂取後の死者5人に」と報道されている。

 この報道に接して、私が「日本人もなめられたものだ」と思う理由は2つある。1つは、小林製薬の紅麹を用いたサプリをを服用したために亡くなったのかどうか、その因果関係がまだ解明されていないことだ。

 私は毎日ごはん(米)を食べているけれども、そんな私が仮に死んだとして、 " 米を食べたせいで死んだ " とは誰も言わないよね。しかし、紅麹サプリでは大の大人が真面目な顔をして同様のことを言い出している。頭がおかしい。

 さらに傑作なのが、この件をWHOに情報提供したということだ。さすがに国連信奉の強い日本のすることだ。そんなことをしてどうするつもりなのだろうか。「国連など何の役にも立たない」ということを知らないかのようだ。つまりは国連閥がそうしたのだろうなあ。
国連閥は薮医者に多いような気がするけれどどうなのだろう。

 

 それにしても、日本という国は独立しようとする気持ちがとっても希薄だね。まあ、分かってはいたことではあるけれど、WHOの支配下に入っておけば、WHOの御威光にすがれば、とりあえず安心した気分になれるのだろう。いつものことながら情けない。WHOなど何の力もないのだが。

 それともう1つ。新型コロナ用ワクチンの犠牲者の多さをどうするつもりなのだろうか。死者として厚生労働省に医師等から報告があった件数が2000件以上、健康被害救済制度による死亡認定数が523人に及んでいるのだけれど、マスメディアはほとんど取り上げようとしない。

 これはもう滑稽といえるレベルだ。紅麹サプリ同様、即刻ワクチン接種の中止と製品回収、そしてワクチンの成分を分析して原因究明に当たることが必要とされるのだけど、国も、御用学者も、医者も、マスメディアも、必要なことをせずに知らんフリを続けている。ダブルスタンダードなどという生易しいものではない。精神が分裂している。

 おそらく、今回紅麹サプリでこれだけ大げさに騒ぎまくるのは、政府が新型コロナ用ワクチンで失敗したという負い目を感じているせいだろう。「羹(あつもの)に懲りて膾(なます)を吹く」状態になっているように見える。

 

 ああそうか。ことによると紅麹事件をきっかけとして、アメリカが日本の健康食品市場に乗り込んでくるつもりなのかもしれない。そのために、まずは日本企業の信用を落として、一社潰しておいてなどと考えているのかも。いかにもアメリカの考えそうなことだ。

 

 さらに、被害が出ているのは実は紅麹サプリが原因ではなく、新型コロナ用ワクチンの副作用である可能性も十分にある。そのことに日本政府は気がついているのだろうか。案外気がついているのかもしれない。それどころか、紅麹が原因であると騒ぎ立て、紅麹を悪者にすることで、新型コロナ用ワクチンの被害を忘れさせようとしているのかもしれない。つまり、新型コロナ用ワクチンのスケープゴート(身代わり)役に仕立てたということ。

 

 ところで、最近の政治を考えてみると、岸田政権は全般的に熱が入っていないように感じる。課題や問題が山積している状態なのに、どこか上の空で、心ここにあらずのように見える。ことによると、新型コロナ用ワクチンの被害のことが頭から離れないのかもしれない。

 新型コロナ用ワクチンによる被害の広がりや重大性を考えると、総理大臣などの政府の主要メンバーは死刑にされても不思議はないくらいの大罪になる。そのことが心配で夜もおちおち眠れていないのかもしれない。それなら、現在の気の抜けたような政治姿勢も分からないでもない。

 最後に一言書いておきたいのは、日本人の医学・医療常識の乏しさだ。これは医者であるか一般人であるか、学者であるか専門家であるか素人であるか、有名であるか無名であるか、ノーベル賞を受賞しているかいないかなどを問わず、日本人は概して医学や医療の常識を理解していない者がほとんどだ。例えばマスクのような誤った迷信レベルの信仰がいまだに世間では横行している。

 誰が作ったのかは知らないけれど、現在の日本の医療体制・制度というのは根本的に欠陥を抱えているのだろう。何が欠けているかといえば、ほとんどの医者の思考が停止していることだ。金儲けにばかり目が向いて、病気や健康のことを真面目に考えようとしていない。医者がそんなレベルだから、専門家以外は悲惨な状態になっていて、上から下まで、あんな子供だましのワクチンに引っかかる。

 これは政治に関しても同様で、すっかり思考が停止している。アメリカに従ってさえいれば万事うまくいくとしか思っていない。それ以上のことを考えようとしない。そしてアメリカから「平気、平気、日本国民などいくらでもだましがきく。好き勝手にやろうぜ。」とそそのかされると、そんなものかと思ってしまう。本当に困った国になってきたものだ。