"ジェノサイド"とはどのようなことをいうのだろうか。世界大百科事典第2版によると、「集団殺害を意味するが、語源がギリシア語のgenos(種族)とラテン語caedes(殺戮)の合成語であることから、ある国家あるいは民族(人種)集団を計画的に破壊するという意味で用いられる。」とある。

 つまり、「他の国家、あるいは民族に対する、計画的な集団殺害」とまとめていいように思う。一番ピッタリ当てはまるのが、アメリカがアメリカインディアンを集団殺害して土地を奪い、建国したという歴史になる。ただし、前々回の当ブログで触れたように、自国民に対するジェノサイドも存在する。(「共産党はなぜ1億人も殺したのか:『共産主義黒書』」2016.3.14 池田信夫) おそらくこの場合は、反政府勢力などの支配者とは異なる階層に対する集団殺害と思われるので、ジェノサイドは他国家、他民族ばかりではなく、抵抗勢力全般へのものと考えた方がよさそうだ。

 ところで、人間はなぜジェノサイドを行うのだろうか。日本人が経験したのは大東亜戦争中の、広島、長崎への原爆投下、あるいは東京大空襲になる。ジェノサイドの定義に当てはまることを日本人はアメリカにされてしまった。老若男女の区別なく、直接抵抗しているわけでもない女・子供を含めて、無差別に何十万人と殺された。

 なぜ、そんなことをされなければならなかったのだろうか。戦争だから仕方がないということだろうか。確かに戦争だから仕方がないのだけれども、その理由を考えると、アメリカも日本に勝利するために困っていたのだろうとは思う。何に困っていたかというと、日本軍が降伏しないことに困っていた。大東亜戦争は実際上はミッドウェー海戦で決着がついていた。さっさと無条件全面降伏をするべき状況だった。

 ところが日本は戦争をやめることができない。おそらく昔から日本は利権社会なのだろう。全員がやめたいと思っていても、利権の都合上やめることができない。しまいには一億総玉砕などと狂ったことを言い始める者まで出てくる始末だ。

 それがゆえに、広島、長崎、東京におけるジェノサイドが生じた。さらにアメリカはわざわざソ連にまで声をかけて日本との戦争に引っ張り込み、満州や千島などで日本人を殺させた。そこまでいって、ようやく日本は白旗を上げた。利権の問題ばかりではなく、日本人はなんと男らしくない民族なのだろうか。決して負けを認めることができない。いつまでも女々しく意地を張っていようとしたがる。情けない民族だ。無駄な抵抗は今後二度とするべきではない。犠牲が増えるばかりで意味がない。であるにもかかわらず、
現在の日本はワクチン問題でも、原発問題でも、決して負けを認めようとしない。既に完敗の状況であるにもかかわらずだ。

 さて、日本に対するジェノサイドはアメリカに大変な成功体験をもたらした。お分かりだろうか。なんと、日本にジェノサイドを行った結果、歴史上これ以上ないというくらいの、日本という親米国家が誕生したのだから。アメリカは喜んだ。何も難しく考える必用はない。兵隊ばかりではなく、女子供を含めて何百万人という無差別殺戮を行った結果、日本はこれ以上ないくらいの親米国家になったのだから。親米国家を作ろうと思ったら、殺しまくればいいというのがアメリカの基本方針になった。

 確かにねえ、女子供を無差別に殺されてしまうと男はつらい。拷問を受けても白状しないスパイの前に、家族を連れてきて、1人ずつ殺していったら白状しそうな気がする。つまり、敵を素直にさせるためにはジェノサイドが効果的なのだ。アメリカは日本によってそれを体得した。

 大東亜戦争以降というもの、アメリカは他の国家を侵略して殺しまくる国になった。ジェノサイド大好き国家になった。ベトナム戦争も、イラク戦争も、アフガン紛争も、リビアでも、ウクライナでも、その他でも。なんだかんだ言いながら、要するにやっていることは大量虐殺だ。際限なく殺しまくれば、親米国家が誕生するのではないかと、ただそれだけでジェノサイドをしまくっている。5千人殺して言うことを聞かなければ5万人殺せばいい、5万人殺して言うことを聞かなければ50万人殺せばいい、50万に殺して言うことを聞かなければ500万人殺せばいい。それがアメリカという国のテーゼになっている。

 その結果はどうなっただろうか。アメリカにとっては残念なことに思惑は外れている。現在アメリカは世界中で敵を増やしつつある。親米国家が減りつつある。アメリカ政府は首を捻っているところだろう。「おかしい、虐殺すればするほど親米国家が増えていくはずだが・・」と。

 でも、日本だけなんだなあ、そんな非常識な国は。日本以外の世界の国々には常識がある。自分たちによくしてくれる国に対しては親和し、虐殺してくるような相手に対しては抵抗する。その結果、アメリカの戦争は大東亜戦争より後は敗戦の連続になっている。

 そこまで考えて思いつくことは、今回の新型コロナ騒動はジェノサイドに羊の皮を被せたものであるということだ。実際問題、日本でのワクチンによる死者は、20万人から30万人にも達していると考えられる。実質的にはヒロシマ・ナガサキが再現されたようなものだ。

 そして、これに対しても日本は大東亜戦争と同じような反応を繰り返している。つまり、虐殺されればされるほど親米の度合いを強めていく。岸田総理は以前にも増してアメリカに尻尾を強く振るようになった。不思議な民族だねえ。驚くねえ。さすがガラパゴスと呼ばれるだけのことはある。

 最近の米国は苦しい。何が苦しいといって、経済的に立ち行かなくなっている。そして、BRICSの台頭によって世界の覇権を失おうとしている。もう完全に落ち目の帝国と化しているのだけれども、コロナ用ワクチンはそのようなアメリカの起死回生を図る道具なのかもしれない。つまり、虐殺することによって親米国を増やそうとするもので、日本はそれにきれいにはまりこみ、いまだにワクチン接種を続け、ますますアメリカに寄り添っている。

 アメリカは日本ばかりではなく、自国内でも、G7などの西側諸国に対しても、ワクチンを打ちまくった。そうやって殺しまくれば、世界的に権威を失いつつあったアメリカ政府も、西側諸国も、一挙に威信を回復するはずだった。

 しかしこの世界において、日本以外は常識のある国々だ。虐殺されたからといって、アメリカに尻尾を振り始めるような狂った国ばかりではない。今のところ一番抵抗しているのは、フランスだろうか。BRICSに接近したがっている。アメリカはそれを止めようと、アフリカでフランスに痛い目を見せるために戦争の火種を撒いている。どこまで行っても性懲りなく、人殺しで問題を解決を図ろうとする国がアメリカであることが分かる。

 それにしても日本は情けない。アメリカに指示されるままに、日本政府が自国民を現在進行形で虐殺している。違うでしょうにと思う。本当に醜いというか、人間としての資格がない。日本政府は日本人を守るために存在しているはずだ。その目的に真っ向から逆らって、再び無駄な抵抗をしているのが現在の日本政府になる。大東亜戦争の二の舞いだ。