韓国については以前こんなことを書いた。

 昔の日本人は韓国人、朝鮮人を見抜いた。新井白石は「朝鮮人は己に都合が悪く成れば平気で嘘をつく」と言った。吉田松陰は「朝鮮人の意識改革は不可能」と言った。福沢諭吉 は「この世に救いようのない民族」と言った。渋沢栄一は「全く腐敗の極に達し、国士の風あるもの皆無」と言った。伊藤博文は 「嘘つき朝鮮人とは関わるな」と言った。津田梅子は「動物の方がこのような汚い朝鮮人よりましだ」と言った。夏目漱石 は「余は朝鮮人に生まれなくて良かった」 と言った。本田宗一郎 は「韓国人と関わるな」 と言った。

 2019年12月の当ブログでの記事だった。まだ新型コロナ騒動が始まる前であり、日本人のボロがそんなに目立たない頃だった。その一方で韓国ときたら、旭日旗問題、レーダー照射問題、慰安婦合意破棄問題、エセ徴用工問題、天皇侮辱発言、GSOMIA問題、ホワイト国問題、「NO JAPAN」運動などなど、何かと日本と摩擦を起こしていた。

 当時の私は、韓国という国はなんと無礼な国だろうか、ひねくれた難癖をつけてくるばかりでお話にならないと感じていた。もちろん、韓国という国が大嫌いだった。よくまあ、恥も外聞もなく、勝手な都合ばかりを持ち出してくるものだとあきれていた。日本に嫌がらせをしないと死ぬ病気にでも罹っているのかとも思った。

 当時の私はまだテレビを見ていて、中でもフジテレビの「プライムニュース」をよく見ていた。韓国関連では、鈴置高史氏と真田幸光氏が一緒にゲストに呼ばれて解説をしていたことがある。当時の私はこの2人が好きで、一見冷静で論理的に思えるような話をすることや、特に真田幸光氏のにこやかというか、とっても柔和な話し方に説得力を感じた。逐一うなずきながら、あるいは感心しながら聞いていたものだった。

 しかし、時は過ぎてあれから3年半ほど。新型コロナで世界中が大混乱となり、もちろん日本も混乱したばかりではなく、ワクチンの副作用で20万人もの命が奪われた。緊急事態宣言が乱発され、オリンピックも見せてもらえなかった。

 オリンピックばかりではなく、他のイベントや飲食ですら自由にできなくなるなど、経済的に打撃を被った人たちがたくさん出た。何も悪い事はしていないのに、日本政府の勝手な都合で店を閉じなければならなかった人も多かった。あんな無害なコロナウイルスくんだりに人生を狂わせられて、悔しかっただろうにと思う。

 日本政府は国民に危害を加えるばかりだったが、与野党もマスコミも医師会も歩調を合わせて情報統制、言論統制を行い、日本はまるで大東亜戦争中の過去に逆戻りしたかのようだった。これが実際にコロナでバタバタ人が死んでいくような状況下であれば私も疑問は持たなかったが、実際には"コロナ恐い"との煽りだけであり、実質としてはコロナは無害だった。そして各種対策によって政府と癒着しているところだけが懐を暖めたわけで、日本政府が、与野党が、医者が、マスコミが、いかにデタラメをするかをこれ以上ないくらい見せつけられた。

 金だけのことであればまだ我慢もできる。また儲ければいいのだから。しかし、人の命となれば、"また生き返ればいい""また生まれ変わればいい"とはならない。そこを、日本政府も、与野党も、医者も、マスコミも、完全に無視した。現在もなおその姿勢は継続中であり、殺人ワクチンの接種も一部継続されている。

 日本政府も、与野党も、医者も、マスコミもデタラメ三昧だったが、一つ確実に言えることはアメリカの国益には則したことだ。なにしろ新型コロナ騒動で一番巨額の利益を得たのはアメリカなのだから。日本のチンピラどもたちとは比較にならないくらいの大儲けだった。

 要するに、日本政府も、与野党も、医者も、マスコミも、アメリカの国益のために日本人を殺しながら貢献したことになる。このことを理解できる日本人はどのくらいいるだろうか。いや、理解はできるかもしれない。できないのは、事実を認めることだ。日本人はたくさんいるが、それこそ1億2000万人以上いるが、このことをありのままに認めることのできる日本人はごくわずかだろう。1%いるだろうか。

 そのことを踏まえて、韓国と日本の関係を改めて振り返ってみると、韓国がしきりに日本に対して嫌がらせをしてきていたように見える2020年以前の旭日旗問題、レーダー照射問題、慰安婦合意破棄問題、エセ徴用工問題、天皇侮辱発言、GSOMIA問題、ホワイト国問題、「NO JAPAN」運動などは、誰が仕掛けたものだろうか。

 私は、アメリカの仕掛けではないかと疑っている。日本と韓国の折り合いを悪くすることは、米国の国益に添う。なぜなら、日韓が協調してそれぞれが国力を強めるとアメリカの支配が弱くなってしまうためだ。それゆえに、アメリカは韓国に対しては反日を煽り、日本に対しては反韓を煽ってきた。それが戦後の日韓関係になる。

 思い起こせば、竹島問題も同様のことだろう。韓国が独自に日本を敵に回すようなことをするはずがない。できるはずがない。竹島の韓国による武力制圧、実効支配は、アメリカの許可を受けてのことであり、日韓関係にいつもくすぶり続ける火種を残しておくことはアメリカの戦略と考えていい。必要なときにはいつでも着火できるように。

 これは日本と中国との間の尖閣諸島にも同じことがいえる。アメリカとしては、尖閣問題を日中間の揉め事として、いつでも争いが起こせるようにしておきたい。日本と中国の仲が良くなっては困るのである。この理由もはっきりしていて、日中が協調してアメリカと対抗するようになると、アメリカは立ち行かなくなってしまうからだ。

 ところが、1978年の日中平和友好条約では、アメリカの意に反して田中角栄と周恩来の間で、尖閣問題は棚上げすることで非公式な合意がなされてしまった。これはアメリカにとっては許しがたいことで、何としてでも日中を離反させる必要があった。そのためにアメリカはいろいろ画策してきたが、一番は石原慎太郎をスパイに仕立てての、尖閣諸島国有化だろう。ありゃ威勢のいいことをたくさん言っていたけれど、今考えると結局はアメリカのスパイだったねえ。

 尖閣問題の他に、香港、台湾、ウイグルなどの問題をあえて荒立て、反中感情を世界中で煽り、いずれ日中戦争や台中戦争に持ち込めないかというのがアメリカの世界戦略になる。アメリカは中東でも、アフリカでも、南米でも、東欧でも、そうやって近隣諸国同士を敵対させ、戦わせることで漁夫の利を得てきた悪徳国家だ。いや、戦争まで行かなくても、仲を悪くしておけばアメリカを脅かすような大きな勢力になることを防げる。これはアメリカの常套手段であり、基本戦略なのだけれども、気がついていない人も多い。心得てほしいのは、今の世界で一番の悪は中国ではなく、ロシアでもなく、アメリカということ。

 少し話が逸れた。韓国のことを書くのだった。日本と韓国の立ち位置は似たところがある。というのは、双方ともアメリカの同盟国であり、なおかつアメリカと比べると圧倒的な弱小国家であることも同じだ。

 しかし、その外交姿勢においては、韓国は日本よりもはるかに優れているとつい最近思うようになった。やはり日本はガラパゴスであり、韓国は大陸で揉まれてきただけのことがある。日本人はまるで南極のペンギン的な外敵に対する不用心さ、無警戒感というものを持っている。

 韓国が一番優れていると私に思わせるところは、とりあえずアメリカに逆らって見せるところだ。古くは「リッパート駐韓大使襲撃事件」。あ、古いと思ったが、2015年のことだから、それほど前のことではない。パク・クネ大統領時のことで、アメリカの大使を襲わせたのだから大したものだ。多分、アメリカが何か気に食わないことを要求してきたのだろうねえ。そのくらいのことはやる国と考えていいだろう。

 その他韓国は、ミサイル配備、米軍予算、北朝鮮や中国との関係などにおいても、アメリカの神経を逆なですることを平気でしたきた。もちろん日本が相手となれば真っ向から逆らい、無礼なことを繰り返した。日本のようにアメリカの指示に対しては質問一つできず、土下座していいなりになるしかできない国とは大変な違いだ。

 韓国はそんな不遜な真似ばかりしているために、きつい返礼を受けて国家存亡の危機かといえばそうではないから大変に素晴らしい。最初の方で述べたフジテレビの「プライムニュース」では、韓国専門家の二人が、政治的にも経済的にも間もなく韓国は立ち行かなくなるというようなニュアンスで話していた。当時の私はそれに拍手喝采だったのだが、現実はどうだろうか。

 日本は2018年に"1人当たり購買力平価GDP"(実質的な国民の豊かさを表す指標)で韓国に抜かれている。そして、ご存知のように日本は毎年順位を下げており、2022年の世界ランキングでは、韓国が世界第30位、日本が世界第38位となっている。

 これは一体どういうことなのだろうか。自由に放言し、アメリカに従わずに好き勝手するような韓国が、言いたいことも言わず、我慢してアメリカの言いなりになっている日本よりも成功していることになる。"バカだね、日本人は"ということになりそうだ。実際のところは、韓国は野放図に見えて計算ずくなのだろう。大国と隣接しながら生き延びてきた知恵を生かしている。

 反対に、土下座さえしていれば安泰だとする日本の対アメリカ姿勢は間違っているといえる。なぜだろうか。従順にしていれば良くしてくれるのではないだろうか。どうもそれが違うらしい。日本が、日本人が大人しくしているせいで、アメリカはますますつけ上がる。その結果、ワクチンで20万人も殺されることになった。20万人は大きい。日本に3発目の原爆が落とされたのと同じなのだから。

 土下座外交などといわれたのは随分前のことになるけれど、日本は相変わらず土下座外交を改めようとする気配がない。楽なんだろうねえ。土下座して、ハイハイと言いなりになっていればアメリカ様は機嫌がいい、たまにはご褒美をくれる、地位も安泰だ。

 しかしその結果、日本は韓国にも抜かれてしまうくらいの貧乏国になってしまった。しかもこの先さらに、要求されるままに増税をしてアメリカに貢ごうとしている。岸田総理はアメリカ様からのご下命に反論一つできずに従おうとしている。それにしても参ったね。軍備拡張のために増税するなどというのは、これまでの常識ある総理大臣なら、いや多少常識がなくたって、恥ずかしくて口にできなかったことなのだから。その感覚は岸田総理にはないね。

 今の日本という国は、真面目に勝ち抜こうと、あるいは真面目に生き残ろうとしていない。アメリカにおんぶに抱っこで、アメリカが駄目なら中国があるさくらいのものだろう。しかし、そんなレベルの低い国というものは衰退するもので、ここ30年の日本にはそのことが見事に表れている。 

 日本人も落ちぶれたものだ。一体、根本的な原因はなんだろうか。それは、日本人が自主独立の気概を失ったことではないかと私には思える。自主独立の気概を失うと、人間には矜持やプライドといったものがなくなる。卑屈になる。頑張ろうとする気力もなくなる。楽な方、安易な方へと流れていこうとする。平気でごまかしをしようとする。そんな国が発展するはずもなく、ズルズルと落ちていくばかりだ。

 

 冒頭の韓国人を揶揄した文章。"朝鮮人""韓国人"と書いてあるところを"日本人"と置き換えて読めば、今の日本にピッタリ当てはまる。

 新井白石は「日本人は己に都合が悪く成れば平気で嘘をつく」と言った。吉田松陰は「日本人の意識改革は不可能」と言った。福沢諭吉 は「この世に救いようのない民族」と言った。渋沢栄一は「全く腐敗の極に達し、国士の風あるもの皆無」と言った。伊藤博文は 「嘘つき日本人とは関わるな」と言った。津田梅子は「動物の方がこのような汚い日本人よりましだ」と言った。夏目漱石 は「余は日本人に生まれなくて良かった」 と言った。本田宗一郎 は「日本人と関わるな」 と言った。

 どうだろう。今はこの内容の方が現実を表しているのではないだろうか。日本政府も、与野党も、医者も、マスコミも、デタラメの限りを尽くしている。韓国人の爪の垢でも煎じて飲んではどうだろうか。