2020年2月29日、安倍元総理によって新型コロナ騒動が開始された。安倍元総理は「このコロナウイルス拡大こそ、第三次世界大戦であると認識している。」と述べたようだが、新型コロナを戦争に例えたことはある意味的確だった。つまり、国民一人一人にはその必然性が理解できないという意味においてだ。

 大東亜戦争も、私の母方祖母は「アメリカと戦争をしたって勝てるはずがない。」と言って嘆いたそうだ。つまり、当時の一農民にとっては、大東亜戦争の必要性はさっぱり理解できないものであって、それがゆえに政府は「鬼畜米英」などと国民に吹き込んで、戦争気分を盛り上げることが必要だった。

 現在でも、日本には戦争をしたい連中がたくさんいる。中国やロシアの脅威を煽っている輩はこぞってそうだ。彼らは、「鬼畜米英」の代わりに中国やロシアを非難し、和平の道を模索しようとはしない。そして、軍備増強に走ろうとする。戦争をしたいからだ。もちろん、戦争をしたいのは日本の一部の者ばかりではなく、中国にもロシアにもいる。

 しかし、中国人よりもロシア人よりも、日本人は軽薄短小で目が見えておらず、適切な状況判断ができない。だから昔も、アメリカ相手に勝てない戦争を狂ったように始めた。今だって日本人は、相手がどこであろうが見境いなく勝てない戦争を始めるだろう。

 大東亜戦争は、言ってみればヤクザの島争い、縄張り争いと同じだった。それは天皇を含めた日本の支配層と、欧米の支配層との間での反目だった。それゆえ、私の祖母のような一農民にとっては何の必然性もなく、政府や軍部のしていることには理屈としても、感情としても共感することができなかった。また実際問題としても、祖母は我が子を沖縄戦で一人失っている。

 新型コロナ対策も、私のように日本の外れで年金暮らしをしている一老人にとっては全く意味不明だ。この3年間、全くマスクをつけず、ワクチンも打たずに生活を送り、何か特別に注意を払ったり、衛生に気をつけたりすることも一切なかったが、それで何事も起きない。風邪気味と感じることはあったがそれだけである。この10年間、歯医者以外の医者には行ったことがない。

 その一方で、新型コロナ対策を行ったことでの弊害、損害、被害は膨大、激甚なものとなった。経済的には100兆円や200兆円では済まないだろう。金が失われたばかりではなく、経済活動や個人の行動の自由を奪ったことから、運命を狂わせられた自営業者などは数多い。自殺者も増えた。

 さらに、ワクチン接種による薬害は深刻だ。厚生労働省に報告があっただけで、接種後の死者は1900人を超え、現在なお増加中である。もちろん、報告されなかったケースや、ワクチンとの因果関係に気づかれなかったケースもそれ以上に多く、全部合わせると死者は少なくとも10万人を超えていると私は推測している。歴史上群を抜く巨大薬害事件である。

 さて、日本の外れにいる年金暮らしの一老人にとっては、新型コロナウイルスも、新型コロナ対策も何の意味も持たないが、とはいえ、薬害での死亡から始まり、楽しみにしていたイベントが中止になったなどの小さなことまで含めると、その被害は全国民に及んでいる。安倍元総理が「第三次世界大戦」と宣言したからには、その程度の打撃は当然であると考えられたのだろう。

 では、大東亜戦争が日本と欧米の支配層による縄張り争いだったとして、新型コロナによる「第三次世界大戦」の目的は何だったのだろうか。政府やマスコミはその点について決して真実を国民に伝えようとはしない。大東亜戦争で「鬼畜米英」と連呼するようなもので、「コロナは怖い」「ワクチンでコロナを防ごう」などと国民を騙そうとするばかりである。

 ジャーナリスト、評論家、識者なども、新型コロナ騒動の目的に言及している人は少ないのではないだろうか。新型コロナ対策は無効どころか被害が大きく、逆効果であることを批判する人は多いが、何のためにそのようなことをしているのかについては、しっかりした分析がなされていないように感じる。政府が言論統制を強めているような現状では、発信しにくいという側面もあるだろうか。

 ワクチンに関していえば日本政府の狙いは、いや日本政府ばかりではなく欧米各国の狙いも、定期接種の義務化である。それは、出したり引っ込めたりしているワクチンパスポート、現在も実質憲法違反の旅行支援という形で行われているワクチンパスポートを考えると分かる。政府は、この欠陥殺人ワクチンを義務化して、可能であるならば毎月のように全国民に接種したいのだ。

 何のためかというと、私腹を肥やすためだ。これが一つの結論になる。ワクチンを打てば打つほど儲かるのはファイザー社やモデルナ社のような巨大製薬会社であり、各国政府としっかり連携をとり、国民に命の犠牲を強いながら莫大な利益を上げている。ファイザー社の2022年の利益は過去最高になる見通しだ。

 もちろんのこと、国内の医療関係者の利益も大きい。世界の趨勢として、すでにコロナ対策などは行わなくなった国がほとんどだが、日本はいまだにワクチン接種をはじめとする各種対策が継続されている。その理由は、日本国内においてもコロナ対策で儲かるところがたくさんあるからだ。一方で死屍累々の状態を作りながら、もう一方では濡れ手で粟というのが新型コロナ対策の実態といえる。

 新型コロナ対策では、IT業界のように直接ウイルスと関係のないところにも金を回して儲けさせたが、一番儲かっているのは当然のこととして医療業界である。昨年9月に「尾身茂氏が理事長の公的病院 132億円の補助金「ぼったくり」」と報道されたことがある。一時が万事と思わなければならない。新型コロナ対策がいつまでも終わらない理由がここにある。特に日本医師会が終わらせたがらない理由がここにある。新型コロナは彼らにとって旨味がありすぎるのだ。

 もちろん、医療業界を儲けさせている金の出どころは国民である。つまり税金である。私たちは医者を儲けさせるために、せっせと税金をつぎ込んでいるのだ。医者を儲けさせ、医者に美味いものを食わせ、高級外車を買わせ、酒だ女だと楽しい思いをさせる金を、私たちの限られた稼ぎから出し合っているのだ。

 現在、軍備を増強するために増税が必要ではないかという意見が聞こえてくる。冗談ではない。今回の新型コロナ対策で使った無駄金、医療業界を儲けさせるために使った無駄金があれば、お釣りが来る。増税ではなく、医者は収入の90%を税金として返納すべきだ。

 なぜこのようなことになってしまったかといえば、その原因はやはり安倍元総理に求められるべきだろう。安倍政権は、利権政治を手法として運営されていたからだ。つまり、時代劇で出てくるような悪代官と越後屋の関係が、現代の日本で再現された。

「お代官様、山吹色のお菓子でございます。どうかこれでひとつ・・・」
「越後屋、お主も悪よのう。」
「いえいえお代官様ほどでは。」
「なにい? ふっふっふ。」
「はっはっはっはっは。」

 このようなやりとりが、安倍政権下では医者をはじめとして幅広く、常時行われており、それが長期安定政権の秘訣だった。腐った日本では、この利権政治を打破しようとする者が現れず、その多くが「今だけ、金だけ、自分だけ」をモットーに従った。野党もマスコミもあったものではない。安倍政権はかつてないほど腐敗政治を行った政権だった。

 安倍政権の前の民主党政権は、何の準備もなく、あまりにも素人であったために惨憺たる結果に終わったが、なぜ民主党に政権が移ったか、その理由で最大のものは自民党の利権政治から足を洗おうという呼びかけだった。そのころはマスコミも露骨に民主党を応援した。

 その民主党政権が大失敗に終わったことから、安倍元総理はまるで免罪符を得たかのように利権政治を復活させたばかりではなく、それに輪をかけた。堂々と悪びれることなく利権政治を拡大していった。民主党政権以前は利権政治に大反対だったマスコミも、ちゃっかり一利権として安倍政権に乗った。

 医療業界は元々政治家や製薬会社等が刺さりこみ、賄賂や利権が幅を利かせていた世界である。また、人を騙して金儲けをする習慣もあった。 " 医は仁術 " という言葉があるが、実際のところは随分昔から " 医は算術 " に成り下がっていた。

 具体的に説明すると、医者がベンツを買い換え、また、手切金を払ってもっと若い愛人に乗り換えたいとする。そこでどうするかというと、医師会に働きかける。医師会はどうするかというと政治家に働きかける。政治家はどうするかというと、厚生労働省に働きかけて高血圧の範囲を広げさせる。あるいは、世界でも日本だけでしか義務化されていない定期健康診断における検査項目を増やす。そうやって病人を作る。

 病人が増えれば増えるほど、医者も、製薬会社も、医療機器会社も儲かる。儲けようとして、医者と、医師会と、政治家と、厚生労働省と、製薬会社と、医療機器会社が癒着している。必要な金は患者から徴収する医療費と、健康保険料だから、医者も、医師会も、政治家も、厚生労働省も、製薬会社も、医療機器会社もノーリスクだ。かくして、医者はベンツのニューモデルと、手切金と、新しい若い愛人を手に入れることができるという算段だ。

 私の記憶としては、安倍政権になってから、医薬品や治療の制限が次から次へと撤廃された。つまり、高額な医薬品や治療に保険が適用されるようになった。医者も患者も気軽に高額な治療を行い、健康保険からの支出が増えた。それが安倍政権の方針だった。医者は喜ぶ、患者も喜ぶ、製薬会社も医療機器会社も喜ぶ。それと引き換えに国は赤字を増やし、道徳が荒廃した。

 その最たるものが、今回の新型コロナ騒動だ。新型コロナ用ワクチンは接種で儲かるばかりでなく、免疫機能を異常にして病人をたくさん作り出しもする。一粒で二度おいしいアーモンドグリコと同じだ。その効果で医療業界は現在、酒池肉林の毎日を繰り広げている。日本大百科全書(ニッポニカ)には「酒池肉林」について以下のとおり面白いことが書いてあった。

 " 紂王は、酒を好んで淫楽にふけり、砂丘に戯れては、酒をもって池とし、肉を架けて林として、その中で男女を裸にして互いに追いかけさせては、長夜の飲をなした。ために百姓たちは遠くからこれを望んでは恨んだ、と『史記』「殷本紀」に伝える。 "

 そう、私はその恨んでいる百姓たちの一人に該当する。ということはさておき、この調子では日本は没落するばかりだ。残念ながらそれが日本の " 分 " というものなのだろうか。