○ノーベル賞ってなんだろう。さっそく辞書(コトバンク)を引くと、知恵蔵の解説が短かくて分かりやすそうだ。「ダイナマイトを発明したアルフレッド・ノーベル(1833~96)の遺志を汲んで創設された、偉大な発明や取り組みをした人に贈られる賞で、1901年に始まった。」ということだって。
○その下読むと、いろいろ書いてある。以下コトバンクにある他の辞典も含めてご紹介する。
○ノーベルはダイナマイトの発明などで膨大な財産を築いたことから、物理学、化学、医学生理学、文学、平和の5分野で「人類に最大の貢献をもたらした人物に、毎年、賞金を送るものとする」とした遺言と、約3150万クローネ(現在の約15億スウェーデン・クローナ、日本円で約200億円)を残して亡くなった。
○受賞の条件は、受賞が発表された時点で本人が生存していることのみ(1974年以降)で、性別や人種、国籍、年齢、学歴などは問われない。各分野で受賞できるのは3人までだが、研究内容の細分化により科学分野では共同受賞も多い。また、原則として個人に与えられるが、例外として、平和賞は団体や組織の受賞も認められている。
○賞金は、ノーベル財団が基金を株式や不動産投資などで運用した利子により決める。金額は一部門で約1億円、複数の受賞者がいた場合は分割される。世界で一番高額の賞金。
○日本人の受賞者は29名。物理学賞12名(湯川秀樹、朝永振一郎、江崎玲於奈、小柴昌俊、南部陽一郎(米国籍)、小林誠、益川敏英、赤崎勇、天野浩、中村修二(米国籍)、梶田隆章、真鍋淑郎(米国籍))。化学賞8名(福井謙一、白川英樹、野依良治、田中耕一、下村脩、鈴木章、根岸英一、吉野彰)、文学賞3名(川端康成、大江健三郎、カズオ・イシグロ(英国籍))、平和賞1名(佐藤栄作)、生理学・医学賞5名(利根川進、山中伸弥、大村智、大隈良典、本庶佑)である。
○まあ、ざっと以上のとおりです。
○ここまでは素直な話なのだけれど、この先ひねくれようかと思う。まずは、中国人、韓国人の自然科学者の受賞が少ない件について。中国人はこれまで1人。屠呦呦という女性科学者がマラリヤ薬等の発見で2015年にノーベル生理学・医学賞を受賞している。これはなかなか素晴らしい発見で、中国4000年の歴史?が生かされている。
○というのも、この薬は1600年前の文献にあった薬草の調合法を改良して作られたからだ。中国らしいね。しかも、偉いんだよこの人。最初の人体実験は自分を実験台にしたというから。ロクな実験も行わずにコロナワクチンで殺人を続けているビル・ゲイツとは月とスッポンだね。
○そういえば日本にも似たような立派な人がいて、イベルメクチンの発見者の大村智氏。イベルメクチンは中南米やアフリカの風土病に効く薬で、これまで多くの人の命を救っている。お〜い、誰か、ビル・ゲイツに爪の垢でも煎じて飲ませてやれ。
○韓国では自然科学分野でのノーベル賞受賞はゼロだという。中国で1人なのだから、韓国でゼロは当然といえば当然だろうか。違うかな。中国のノーベル賞受賞者が1人なのは中国が嫌われているせいで、科学が発展していないのではないような気もするけどね。自前の宇宙ステーションを持てるくらいなのだから、そこそこいい研究もあるはずだと思う。
○韓国の場合は本当にダメなのかもしれない。嘘をよくつく国であること、自責の念に乏しくて責任転嫁ばかりしていること、工業製品も一部を除いては技術水準が低いことなどがよく知られていて、純粋に科学的な発展が遅れているように感じるから。
○ひょっとすると中国は差別されているのかもしれないけれど、ノーベル賞が差別の結果の賞であることはもうみんな知っていることなのかな。かなりの嘘っぱちが混じっている。去年だったかな、ノーベル物理学賞を受賞した真鍋淑郎氏。この人がどんな研究者なのかは全く知らないけれど、地球温暖化をコンピュータ処理で予測したことでのノーベル賞らしい。
○それを聞いただけで怪しいでしょ。地球温暖化詐欺の先頭を走った科学者ということだから。そんなもんなんだよ、ノーベル賞なんて。もちろん受賞者に責任はないけどね。つまり、ノーベル賞を選考する段階で、どこかの勢力からのゴリ押しで受賞者が選定されるということ。
○ノーベル賞がG7に多くてその他に少ないというのは、ある程度のやらせが働いていると見て間違いないところだと思う。そうそう、去年ロシアのドミトリー・アンドレーヴィチ・ムラトフという人がノーベル平和賞を受賞したけれど、この人は反プーチン派。もうね、ノーベル賞がいかに授与する側の利害得失で決められているかを証明するみたいなものだね。
○ノーベル平和賞というのは客観的な指標がなくて、恣意的に決めることのできるものだけに、昔から物議を醸しているんだな。私たちが知る中で一番傑作なのは2009年受賞の元アメリカ大統領バラク・オバマ氏。このノーベル賞は世界最大のペテンといっていいくらい。
○伊藤貫氏(日本の評論家、国際政治アナリスト、米国金融アナリスト、政治思想家。アメリカ・ワシントンD.C.在住。東京大学経済学部卒)によると、「2011年にオバマは、エジプト、シリア、リビア、イラクという4つの国を壊して内戦で百万人以上殺してけろっとしている。」「オバマは8年間で3000件以上の大統領暗殺命令を出した。これは、前代未聞。」「オバマの凄いのは世界最大の核兵器を量産することを決めてから日本に来て、安倍と広島に行って「日米心を合わせて核のない世界を」などと言うところだ。」だそうです。(「米大統領の知られざる真実 Balance of Powerの視点から世界を見る」)
○オバマはまれに見る悪人で、ノーベル平和賞はそんな悪人を表彰するものでもあるんだな。ところで、日本人にもノーベル平和賞を受賞した人が1人いる。1974年の佐藤栄作元総理大臣がその人。ご存知の方も多いと思うが、佐藤栄作元総理は安倍元総理の大叔父(祖父の実弟)にあたる人。佐藤栄作元総理も長期政権を誇った人で2798日間総理の職にあった。安倍元総理が3188日で歴代総理の中で一番長く、佐藤元総理は3位になる。
○そんな佐藤元総理のノーベル平和賞受賞理由はなんだろうか。ウィキペディアによると「非核三原則の制定などが評価されて」ということらしい。では、非核三原則とは何かというと、核兵器を「持たず、作らず、持ち込ませず」の三原則を指す。でも、ちょっと事情通な人であれば、「ほんと?」と思うよね。そう思うのが自然。
○だって、沖縄にはあれだけ大きな米軍基地がある。その他にも、佐世保、岩国、厚木、横須賀、横田、三沢などに大規模な米軍基地がある。日本には米軍基地に立ち入って核兵器があるかないかを調べる権限なんてないから、当然核兵器を持ち込んでいるよね。
○アメリカ軍の空母や潜水艦にだって、核兵器が搭載されていると考えるのが自然というか当然。日本に寄港する前にどこかで核兵器を下ろすなんてことするわけないからね。そんなことじゃ軍隊は成立しない。
○時は過ぎて、2014年(平成26年)1月31日、当時の安倍総理は衆議院予算委員会で、核兵器の持ち込みに関するアメリカとの密約について岡田克也の指摘を受け、「政府が否定し続けて来たのは誤りだった」と、密約の存在を正式に認めたという。
○密約があることは明らかになったけれども問題はその内容で、事前協議がどうのこうのといろいろあるみたいだけれど、そんなの嘘だよね。今現在でも沖縄基地には核兵器があるだろうし、横須賀の空母にも核兵器は搭載されているでしょう。政府が何と言おうが、そのように考えるのが常識だと思うよ。
○さてそこまで考えると、佐藤元総理がノーベル賞を受賞したのは非核三原則が主な理由になっているというのは単なる見せかけで、それを表面上の理由にしてノーベル賞を与えたということになる。じゃあ、受賞の本当の理由は何だったのだろうか。西尾幹二という今はもう見かけなくなった評論家がいたけれど、彼は「佐藤が核武装論から変節し、アメリカに日本国を売ってノーベル平和賞を得たことが、日本の保守政権を堕落させた」と批判している」とウキペディアに記載されている。
○まあ、そのあたりは私では全然力不足で単に空想するしかないのだけれど、元々核武装論者だった佐藤栄作元総理を黙らせるために、アメリカは沖縄返還やノーベル賞という飴玉をしゃぶらせたということも考えられなくはないね。とすると、佐藤元総理というのは、アメリカを向こうに回して取引を行った策士だったことになる。
○佐藤元総理が大叔父であるから、その辺の経緯は安倍元総理にも伝わったはず。大叔父としては又甥に対して、自分の武勇伝をあることないこと、大げさに得々と語ったかもしれない。そしてそれを真に受けて安倍元総理は外交で活躍し始めたのだったりしてねえ。
○いろいろ国の利害関係を調節して、うまくいけば自分もノーベル平和賞をもらいたいという狙いがあってもおかしくない。北方領土が返還となり、日露平和条約が締結されたらどうだったろう。北朝鮮の核を廃棄させることに成功したらどうだったろう。イランがアメリカと友好関係になったらどうだったろう。中国とアメリカの緊張関係を緩和できたらどうだったろう。ロシアとウクライナを停戦させることができたらどうだったろう。
○安倍元総理はお坊っちゃまだからねえ。ボンボンが何を考えていたのかとても想像できないのだけれど、そんなことを考えていた可能性だってあるかもしれない。しかしねえ、核を持っている国だって、戦争をしている国だって、アメリカと対立している国だって、理由があってしているわけだから、単純に「やめろよ」と言ったら「なにを」と怒り出すだけだよね。
○あるいは、世界の新しい秩序を模索していたのかなあ。佐藤元総理が沖縄返還とノーベル平和賞との引き換えであきらめた、日本の軍事大国化、安保理の常任理事国入り、核武装などを果たし、日本を列強の一角に食い込ませたかったのかもしれない。それは簡単にいえば、日本が世界に対して大きな顔をし始めるということだから、そう簡単に許されるはずがない。で、許されなかった。
○とまあ、最後は空想というか、妄想で書いたけれど、いずれきちんとしたジャーナリストなり、評論家なり、アナリストなりが教えてくれることだろう。
