○ロシアのことはよく知らない、ウクライナのことはもっと知らないという私にも確実に分かることがある。それは、日本のマスコミが嘘をついていることである。この2年間、新型コロナウイルスに関してはマスコミからの嘘を嫌というほど聞かされてきた。それも、うっかりしていると騙されるというような精緻な嘘ではなく、誰が聞いても人並みの常識があればすぐに分かるような嘘だった。

○ロシア・ウクライナ紛争に関しても、日本のマスコミ報道は嘘のオンパレードである。1番よく分かるのは、ロシアの主張や立場などを一切報道せずに、アメリカの言い分だけを真実であるかのように一方的に報道するところである。この姿勢は、マスコミばかりではなく、総理大臣をはじめとする政治家、金で雇われた学者や専門家も同じである。

○新型コロナに関係する嘘報道は今でも続けられており、ワクチン接種後に1,500人以上が死んでいると厚生労働省が公表しているのだが、テレビや新聞はどこもそれを報道しようとしない。ロシアばかりを悪くい言い、ウクライナの印象を悪くするような報道を一切しないのと同じである。

○元をたどれば、アメリカの指示であることは明白である。2年前に新型コロナ騒動が持ち上がって以降、アメリカは箸の上げ下ろしに至るまで細かな指示を日本政府に出しているように感じる。今や日本の総理大臣の仕事は、いかにアメリカ様のご指示に忠実に従い、ご満足していただけるポチになるかという、その一点に絞られているような印象さえ受ける。

○それを受け入れたのは安倍元総理だろうと思う。アメリカと何度も行き来をしながら、日本がアメリカの実質植民地になることを約束したに違いない。その結果、政府ばかりではなく、自民党も野党もマスコミも専門家も、こぞってアメリカの言いなりになる日本が誕生した。男のすることではない、男妾のすることである。

○驚くことは、アメリカナイズすることによって、日本文化も捨て去ろうとしていることだ。一昨日、ウクライナのゼレンスキー大統領のオンライン形式の演説が国会で流れたが、演説後に議員によるスタンディングオベーションが行われたという。「おいおい、アメリカの民主党大会かよ」という騒ぎである。

○新型コロナ騒動に関する嘘も、アメリカを連想させる大味な嘘ばかりだった。まるで、その時々の思いつきのように、脈絡なく勝手な嘘を振り撒いた。当然論理的整合性がない、一貫性がない、結果と食い違うなどの状況が生じるが、そのようなことは気にもとめずシカトを続ける。アメリカ流の嘘とはそういうものかと知ることができる。日本政府は日本文化を捨て去るつもりらしい。

○アメリカのなりふり構わぬ汚い手口は、実はアメリカ自身も苦しんでいるのではないかと思わせるところがある。人間「貧すれば鈍する」である。余裕があれば大体の人間は礼儀正しく、優しく、機嫌も良い。しかし、貧しくつらくなってくると、仲間に対してさえも八つ当たりしたり、掠め取ろうとしたり、騙したりなど人間らしさを失う。

○2年前からの新型コロナ騒動では、日本人はアメリカのワクチン詐欺などの標的になってしまった。いくら東洋の黄色人種だからといっても、一応形式上は同盟国であるにもかかわらず、自分たちの儲けを得るために殺し始めたのである。それだけ苦しいということかもしれない。イギリス・アメリカ文明は衰退の時期に差し掛かっているのではないだろうか。

○アメリカはどこと争っているかといえば、中国が最初に思い浮かぶ。しかし、最近さっぱり中国との対立が報道されなくなっている。今の日本のマスコミは一切信用することができず、報道されなくなったのは問題がなくなったということではないだろう。

○日本に住んでいると、アメリカのプロパガンダしか聞こえてこない。私も含めて多くの日本人は、中国とアメリカの対立は中国の方が不利であると思っているはずだ。しかし、本当にそうなのだろうか。米中関係が騒がれなくなったのは、中国との戦いで弱っているのがアメリカの方であるせいかもしれない。そこを私は疑う。

○ロシア・ウクライナ紛争でも、日本の報道を見聞きしている限りは、悪はロシアであり、戦況もロシアに不利であるかのように感じてしまう。しかし、本当にそうなのだろうか。また、ロシアへの制裁に関しても、ロシアの経済力では苦しくなって国が潰れてしまうかのような報道である。

○しかし、本当にそうなのだろうか。先日も紹介したとおり、中国、インド、イラン、ブラジル、メキシコ、サウジアラビアなどはロシアへの制裁を拒否したという。いずれも色々な意味で世界の主要な国である。これらの国が歩調を合わせないと明言しているのであれば、世界的な視点で見ると、孤立しているのはロシアではなくアメリカではないのか。
(※参考「アメリカの異常な孤立を見て思う、日本を含めた「対ロシア制裁国」の劇的な人口減少の原因は、戦争よりも凍死や餓死によるものになっていくのではという懸念」 In Deep 2022.3.10)

○興味深いことには、制裁に参加しない中国、インド、ブラジル、イランなどは、新型コロナ用の「mRNAワクチン」を使用していないか、否定的な国でもある。今回のロシア・ウクライナ紛争と、新型コロナ対策はリンクしているのである。すなわち、ロシア・ウクライナ紛争でロシア寄りの国は、アメリカの新型コロナ対策を拒否した国であり、ウクライナ寄りの国はアメリカの新型コロナ対策を受け入れて自国民を殺した国である。

○この勝負、これまでの世界の常識とは違って、アメリカ陣営が勝つとは簡単に言い切れないように思う。アメリカの敵が、ロシア、中国、インド、イラン、ブラジルなど大国ばかりだからである。不利なのはアメリカではないのか。中立的な軍事評論家がいるとしたら、両者が経済・軍事両面で争った場合、どちらが有利と判断するのだろうか。

○そんなアメリカに対して、相も変わらず馬鹿の一つ覚えで腰巾着、太鼓持ちをしているのが日本である。自国民をいくら殺されようが、100兆円単位で金を巻き上げられようが小判鮫のようにくっついて離れない。一億総玉砕の精神だろうか。

○30年後、50年後の未来を考えたときに、私は日米同盟を解消して、日中同盟を組むことも選択肢の一つに入れていいのではないかと思う。加えて、インド、ロシアとも同盟を組むことができれば、世界最強の同盟になるはずだ。

○地理的に見ても、文化的に見ても、人種的に見ても、その方がずっと自然でまとまりが良い。こんなことを書くと、日本人の多くは、特に政治に一家言を持っている人の多くは反対するだろうと思う。なにしろ、日本人は中国人も、ロシア人も大嫌いだから。

○しかし、今回の新型コロナ騒動やロシア・ウクライナ紛争を見れば、アメリカも悪質で、卑怯で、信用のできない国であることがよく分かる。今のアメリカにはフェアプレー精神など微塵もない。中国やロシアに勝るとも劣らない悪徳国家である。

 

○また、そうでありながら日本の政治家やマスコミなどは、アメリカにすっかり骨抜きにされ、思うがままに操られている。国民もアメリカの指示に従っていれば間違いないとでも思っているかのようである。日本人は上から下まで思考停止状態にある。

○これは極めて危険なことである。日本人が中国人やロシア人を嫌うのは、これまで酷い目に遭わされており、相手の手口をある程度知っているからである。しかし、実のところは、同盟を組むのであるならばそのような相手の方が安心・安全である。なぜなら用心しようと思うからである。ところが、アメリカのように日本の政治家がベッタリ寄りかかるような状態になると、どんな落とし穴が待ち受けているか分からない。

○日本がアメリカとの同盟を解消して中国と同盟を組むとなれば、核武装は必須である。中国などあてにできないからだ。同盟を組んでいても、うかうかしていると攻め込まれる心配がある。これはロシアについても同様である。その上で、あえて同盟を組むのである。

○さらに言えば、これはアメリカ対してもいえることである。中国やロシア以上に権謀術数によって世界を支配してきたのがアメリカである。日本に何かあった場合に守ってくれるか切り捨てられるかは、アメリカの都合でしかない。状況によってはアメリカが敵になることも十分ありうる。それが外交であり、他国との関係というものである。

 

○アメリカと同盟を組むのも、中国、ロシア、インドなどと同盟を組むのも同じことである。大切なことはただ一つ、どうすれば日本にとっての利益が一番大きいかである。イギリス・アメリカ文明が衰退してきていること思わせる昨今、考えることはアメリカと心中することではなく、日本の生きる道である。しかし、今の政治家は安倍元総理以下アメリカのポチになることしか考えていない単細胞ばかりである。