安倍総理を今回辞任させたのは誰かについて、その答えを書くわけではないので悪しからず。書きたいのは安倍総理を辞めさせた誰かがいたのではないかということである。

表向きは、安倍総理が難病指定の潰瘍性大腸炎を患っていて、その病状が思わしくないことから、総理の職に耐えきれないと判断し、自ら辞任を決意したということになっている。辞任を表明したのは8月28日のことであった。誰が聞いても、とやかく批判する気にはならない内容である。

ところが、その後安倍総理は特に変わりがない。公務を普通に、これといったこともなくこなしている。嘘か本当か確かめようもないが、潰瘍性大腸炎は治療するほどではないとする噂も流れている。

 

おまけに、報道によると、「JNN(TBS系)が9月5、6日に実施した定期調査によると、安倍内閣の支持率は「非常に支持できる」(10.7%)と「ある程度支持できる」(51.7%)の合計で62.4%となった。」ということであり、さらに、「朝日新聞社は9月2、3日に世論調査を実施。「安倍首相の7年8カ月の実績をどの程度評価しますか」という質問に対し、「大いに評価する」は17%、「ある程度評価する」は54%となり、「評価する」の合計が71%となった。 」(Yahoo!ニュース 9/7(月) 12:38配信)ということでもある。

ただし、支持率に関しては、「時事通信が行った8月の世論調査で、安倍内閣の支持率は前月比2.4ポイント減の32.7%、不支持率は同2ポイント増の48.2%だった。」「新型コロナウイルス感染拡大への政府対応を「評価しない」と答えた人は59.6%で、「評価する」の19.4%を大きく上回った。」(時事ドットコムニュース 8月14日19時27分)ということだから、9月に入っての支持率アップは、男らしく辞任することに花を持たせる、お土産を渡すといった日本人らしい気配りと考えたほうがいいかもしれない。そのまま総理大臣を続けたとしたら、支持率は更に低下したと考えるのが妥当だろう。

すなわち、今回安倍総理が辞任したことは、国民の同情を引き、あるいはいさぎよく職を辞したことに好感を持たれ、安倍内閣や自民党政権に対してポジティブな評価が与えられたという意味で成功だったのである。ある意味「随分うまいこと国民を騙したものだ」ということになる。

この調子であれば、間もなく行われるであろう衆院解散総選挙で自民党の優位は揺らがないだろう。これ以上ない完璧な作戦勝ちである。政治家などは、しょせん頭の足りないバカ揃いだと思っている私が、舌を巻くくらいの手際良さである。「いるね世の中には、私よりはるかに賢い人間が」と思わせられる。

もちろん、このような絵図を描いたのは安倍総理ではないはずだ。安倍総理自身は単なる役者というか操り人形であり、それだけの賢さがないことは言うまでもない。新型コロナウイルスが流行した程度ですっかり怯えてしまい、第三次世界大戦と言い出すなど、発狂したのではないかと疑わせるくらいの総理大臣なのだから。

その安倍総理は辞任の決断をする前に、2回慶応病院に行っているわけだが、1回目は7時間も滞在したという。その日慶応病院から帰ってきた安倍総理の顔がテレビで映し出されたのを見て、私は「ハッ」とした。妙にスッキリした顔をしていたからである。慶応病院で何かがあったのだろうと思う。

もちろん、病気のことであるはずがない。あの日(8月21日)、総理の辞任が決定したということではないだろうか。慶応病院で安倍総理は誰かと会っていたはずである。そして、長時間にわたる話し合いの末、今後の政権運営についての方針が定められたのだろう。

辞任を発表した8月28日も慶応病院に行っているが、それはおそらく、8月21日に話し合われたことに対する質疑応答がなされたのではないかと思う。そして、最終決定がなされた。

相手は誰なのだろうか。1人だろうか2人だろうか。そもそも、日本人だろうか外国人だろうか。皆目見当がつかないというか、推測する材料を私は何も持っていない。しかし、日本にはどうもそのようなシステムがあるらしいという推測はできる。総理大臣が一番偉いのではなく、総理大臣が暴走したときに、それに歯止めをかける何らかのシステムを日本は持っているのではないだろうか。

これまで当ブログで指摘してきたように、安倍総理の支持率が低くなったのには、それ相応の理由がある。なにも新型コロナウイルス対策のせいだけではない。憲法改正の失敗、アベノミクスの失敗、増税の失敗、北方領土返還交渉の失敗、拉致被害者救出の失敗、自民党議員の汚職や選挙違反などがあり、逆に成果と誇れるようなものは何もない。私が個人的に対韓国外交を絶賛するくらいのものである。

冷静に情勢を分析できる人であれば、これ以上安倍政権は立ち行かないということが分かったはずである。そして、それを安倍総理に納得させた上で、自ら総理辞任を決断したかのように見せかけ、さらには、政権支持率アップという次に繋がる一番ほしいものも手に入れた上できれいに着地した。

繰り返すが、これ以上ない手際の良さであり、感服するしかない。