安倍総理も、小池都知事も、政府も、マスコミも、自称エセ専門家も「自粛、自粛」とうるさいったらありゃしない。その雰囲気に流されて同調するお人好しというか、何も考えない人というか、そんな国民も多い。のみならず、小池都知事のように人が自粛しないことを非難し始める人さえいるから始末に悪い。しかし、きちんと物事を考えることのできる人なら、「自粛」というものが必ずしも正しいと限ったことでないのは理解できるはずである。
簡単で、単純な話である。何も起きていないときに、誰かから「自粛して家から出ないようにしなさい」と言われたらどう感じるだろうか。私ならすぐさま思う。「そんな不健康な生活は嫌だ」と。そうなのである。「自粛して家から出ないように」という要請というか、勧めというかは、不健康な生活をしなさいという指示なのである。
「あの人は風邪ひとつ引かない」という人をイメージするときに、どんな人を思い浮かべるだろうか。活動的でよく動き、仕事など一所懸命取り組むものを持っており、感情が豊かで、社交的で、親切で、自分の意見を主張し、相手の話もよく聞く。そんな人である。そんな人に対して、「自粛して家から出ないように」させたらどうなるか。あっという間に病気になるのではないかと思う。
病気に感染しないことだけを考えるなら、人里離れた山奥で誰とも交流せずに、一人で暮らすことが最善である。しかし、そういう人は健康的だろうか。本当に病気になることはないのだろうか。「無菌室育ち」という言葉がある。抵抗力のない、弱々しい人間を指す。そういうことなのである。
人間にとって必要なことは、病気にならないために病原菌から逃げ回ることではなく、薬やワクチンに頼ることでもなく、病原菌に負けない健康な体を作ることなのである。また、その健康な体を維持することなのである。そして、そのためには、活動的で生きがいのある生活を送ることが必須なのである。
病気に感染すると困るから、家に閉じこもっていなさいというのは、実は「家に閉じこもってあなたも病気になりなさい」という指示である。騙されてはいけない。「新型コロナウイルスには感染しませんでしたが、癌になりました。」ではお話にならない。
もちろん例外はある。持病があるなど健康に不安を抱えている人、体が弱っている老人、不摂生な生活で体力が衰えている人、風邪気味である人などは、外に出ず、家で大人しく休養しているべきである。これはこれで常識であり、誰もが理解できることである。
しかし、子供をはじめ大多数の健康な人は、家に閉じこもっていないで、適当な仕事をこなし、勉強をし、運動をし、美味しいものを食べ、誰かとお喋りをするなどの生活が、心身の健康を維持するために必要なのである。これも基本中の基本、常識中の常識である。
武田邦彦教授が面白いことを言った。事実として、つまり現象面だけを捉えるなら、安倍総理が休校要請などをした後、そして、政府が緊急事態宣言を行った後、新型コロナウイルスの感染者が増えたというのである。
これをどのように解釈するかは人それぞれで、いろいろな説に分かれるだろうけれど、私は人が活動しなくなったことにより、生活のリズムが崩れ、精神的な張りを失い、そのことが免疫力の低下に結びついたために感染した人も、一定数いたのではないかと思っている。そのように考えると、安倍総理も、小池都知事も、政府も、マスコミも、医療のエセ専門家も、実に無責任である。
自粛を要請するのであれば、経済面で困窮することのないように手当てをするのは当然のことであろうし、同様に、健康を維持するための方策も示すべきである。ただ単に、家に閉じこもっていなさいでは、病人を増やすばかりである。
そういう私自身はというと、自粛要請が出ようが、緊急事態宣言が発出されようが、自分の生活は一切、何一つ変えていない。
もっとも、私の生活は政府が自粛しろと指示する生活に以前から沿っているので、変える必要がないというのもある。旅行は嫌いである、買い物は1週間に1回行くだけである、マスクなどしたことがないが田舎なのでそもそも人混みに行くことがない、一日中全く家の外に出ない日も半分くらいある、運動は一人ポツンとジョギングをする、そんな生活である。結果として、都知事同様安倍政権の犬みたいなもので、残念に思っている。
若い人はどんどん活動して、自分の健康を維持するべきである。人とも会って、会話や食事を楽しむべきである。それが心身の健康の秘訣である。60歳未満であれば、新型コロナウイルスで亡くなるのは特殊な人である。「今インフルエンザが流行ってるんだってさ、ひどいと死ぬこともあるらしいよ。」程度の認識で注意していれば良い。
もちろん、生死に関わることは、いつでも誰でも自己責任であることを忘れてはならない。死んでから誰かに文句を言っても始まらないのだから。それを踏まえた上で、人間にあるとされている理性を働かせてほしいものである。
ところで、安倍政権の犬みたいな私であるが、それでは男が廃る。だから、これだけは一発かましてやろうと思っていたことがあった。それは、「007/ノー・タイム・トゥ・ダイ」を上映早々見に行くことだった。4月8日のはずだった。都会の映画館で、3密にどっぷり浸ってこようと計画していた。
しかし、残念なことに、コロナ騒ぎで上映が延期になってしまった。
悔しい。自分のせいではないとはいえ、無念である。犬から脱することができない。恥である。おのれ、この恨み、晴らさずにおくものか・・・・・。 あれ?なんのこっちゃ。![]()
注)新型コロナウイルスについては、これまでも当ブログで触れているので、ご参考までにリンクしておきます。