以前にも書いたことがあるが、私は韓国のことが嫌いである。理由は韓国が反日国家であり、特に昨年来、旭日旗問題、慰安婦合意破棄、天皇侮辱発言、レーダー照射問題、応募工問題など、次から次へと日本に対して言い掛かりをつけ、日本を貶めるようなことをしているためである。

もちろん韓国がこのようなことを始めたのは昨年からではなく、従前より竹島問題、日本文化規制問題、歴史教科書問題、日本海呼称問題、親日罪、仏像窃盗問題、知的財産権侵害問題などなど、日本にとって納得できない問題が山積している。

こういう状態を見れば、私が韓国を嫌いなのも当然、自然なことであるが、7月29日の「BSフジ LIVE プライムニュース」を見て考えさせられたことがある。出演者は自民党の河村建夫日韓議員連盟幹事長、真壁昭夫法政大学大学院教授、向山英彦日本総合研究所上席主任研究員であったが、明らかに韓国に対する姿勢や態度に私とは違うものがあった。すなわち、私よりはるかに韓国に対して親和的で韓国との交流を求めようとする意欲が強かったのである。

この違いは一体何なのかと考えて思いついたことがある。私には韓国人の知り合いはいない。韓国に行ったことも一度もない。全く交流を持たない中で、マスコミやネットから情報を得てきたのみである。そうすると、韓国はただただ日本に対するモンスタークレーマーであり、忌むべき存在としか映らない。

それにひきかえ、プライムニュースに出演したお三方は、韓国人の親しい知り合いがたくさんいる。そして、個人的な知り合いがいる場合には、韓国は決して忌むべき国ではないと思えるらしい。つまり、個人的な付き合い上では、韓国には好感を持てる人がたくさんいるようなのである。

考えてみれば、日韓関係には深いものがある。企業間の商売上の取引はもちろん、地方自治体同士の交流、民間団体の交流など幅広く行われている。しかも、それは嫌々行われているのではなく、自主的に続いてきたものである。とするなら、実際に付き合ってみると韓国人はいい人たちであると思えるに違いない。

今回、ホワイト国除外問題で、韓国が地方自治体や民間団体の交流を打ち切るという話が聞こえてくる。どうも韓国は、それを報復の一つとして考えているようで、韓国の方から打ち切りを言い出してきている。

これはどういうことかというと、韓国にしてみれば日韓交流は、日本人を喜ばせるために行っていると考えているのではないだろうか。すなわち、自分たちがいろいろな負担をしながら日本人が喜ぶように接待しているつもりなのではないだろうか。だから関係が悪くなると、もう接待なんかしてやらないと言い始めるのである。せっかく餌を撒いているのに使えない奴らだと思っているかのようである。

思い起こせば、日本もかつては接待文化の国だった。いかに仕事以外のことで相手を喜ばせて受注するかが勝負だった時代もあった。韓国は日本を後追いしているところのある国なので、今でも接待文化が幅を利かせているのではないだろうか。そして、その接待を受けて好感をもった日本人が、韓国の応援団になるということであろう。

接待はとりあえず相手を喜ばせればOKである。韓国であれば接待相手の好みに応じて、金を握らせる、女を抱かせる、威張らせる、自惚れさせる、知的な会話の相手をするなど様々のレベルで応じようとするだろう。あれだけ日本を嫌がらせることができるのだから、どうすれば日本人が喜ぶかもよく知っているはずである。もちろんその見返りは、韓国に融通をきかせるということである。

7月10日の「BSフジ LIVE プライムニュース」では、かつて日韓関係に大きな影響を及ぼしていたであろう元外交官が、問題を表沙汰にせず、内々でうまく処理していくべきだという趣旨のことを述べていたが、これなども、昔は接待外交をして酒を酌み交わしながら、まあまあ、なあなあで手打ちをしていたことをうかがわせるものだった。

一方、最近の日本は接待文化のない欧米の影響もあって、接待文化が衰退してきている。韓国にしてみれば、まずは公務員レベルで接待が効かなくなっている状況ではなかろうか。昨年来、様々な問題を仕掛けているのに、日本はさっぱり外交的な協議に応じようとせずに、すなわち、接待に乗ってこずに、杓子定規に条約や合意などの履行を求めるばかりであると感じるのではないだろうか。現在韓国が大騒ぎしているのは、自分たちの接待に日本が応じようとしないことが主たる原因かもしれない。

さて、今後の日韓関係であるが、日本は今の若い人を見ても、接待などは余り頭にないことがうかがえる。仕事を効率的に遂行することを考えると当然のことではある。また、企業は企業でコンプライアンスが求められもする。賄賂やハニトラや酒席で左右される社会ではなくなってきている。

しかし、韓国の方はといえば、北朝鮮に寄ろうか、中国に寄ろうか、かといって米国も裏切れないなどと、そのスタンスが定まらない状態である。日本のようにはっきりと欧米の文化を取り入れて、接待を止めるなどということはできそうもない。接待外交も今しばらく続いていくことだろう。

となれば、日本はもう以前の日本ではなくなった、接待を受けてニヤケながら譲歩するなどということはありえない国になった、接待の代わりは契約であり、協定であり、合意であり、条約であるということを、口で説明しても理解できないだろうから、きちんと態度として韓国に示し続けていくしか方法がないと思われる。


そもそも、接待でいい思いをさせて操った相手に対して、尊敬の念など生まれない。お互いに接待をせずに、つまり賄賂やハニトラや酒席などを用いずに、純粋に国益の調整を図るような外交関係を構築していくことが、将来的に見ればお互いのためであるのは言うまでもないことだろう。