人が神を信じるのをやめるとき、彼らは何も信じなくなるのではない。どんなことでも信じるようになるのだ。
——ギルバート・キース・チェスタトン(1874-1936)
2020年の新型コロナ騒動から始まり、ウクライナ戦争、増税・減税問題、米不足・高騰問題、失われた30年問題、高市早苗フィーバー、自民党単独での議席3分の2超え、軍備拡張問題、憲法改正問題などなど、日本は次から次へと大きな問題を抱えてきたといえます。あるいは現在でも抱えたままでいます。
このような日本の状態の中で私が一番気になるのが、日本人の愚鈍さになります。民度の低さになります。今の時代、ネットで検索をしたり"𝕏"の情報に触れたりすれば、お茶の間に居続けていても、例えばイラン戦争の状況が分かりました。
ところが、日本人の多くは真実の情報を得ようとしません。日本政府やテレビ・新聞などの御用マスメディアから発信される偽情報に疑問を持とうとしません。そもそも誰がどのような情報を流したところで、無関心ということもあるのでしょう。しかし、無関心層はおおむね騙されている人たちと重なるように思います。
なぜ私がそのようなことに目を向けるかといえば、新型コロナ騒動の頃から明らかに政治の方針が変わったためです。これは日本を含めた西側欧米諸国に共通していることなのですが、政府が自国民を守ろうとせず、利用するようになりました。
これは大変に大きな、そして驚くような変化です。政府の姿勢が180度変わったといってもいいでしょう。しかし、無関心層を含め、日本人の多くがそのことに気づいておらず、「サナちゃ〜ん😍」ですから、滑稽ともいえますが恐ろしいともいえます。にもかかわらず、多くの日本人は察知していません。
現在の高市早苗内閣は戦争に向かってまっしぐらです。戦争することを使命として与えられ、真面目に取り組んでいるように見えます。一体誰のために戦争をしようとしているのでしょうか。国民のためではありません。なぜなら、国民のことを考えるのであれば戦争は絶対にできないはずだからです。
G7サミットの様子を見ていても、高市早苗は孤立しているようですから、G7のどこかの国と連携して戦争をたくらんでいるようではありません。トランプでさえ高市早苗にソッポを向きます。
やはり、トランプと対立しているアメリカのネオコン(戦争屋)と手と組んでいるのでしょうか。私に推理できるのはその程度です。しかし、仮にそうだとしたならば大きな間違いです。イラン戦争を見てください。今年の2月28日にアメリカ・イスラエルのミサイル攻撃によって始まったイラン戦争は、6月17日にパリでトランプが合意文書に署名して一応終結になったようです。(とはいえ、イスラエルの新たなレバノン攻撃によって、「イランが再びホルムズ海峡を封鎖」との報道もされているようで、予断を許さない状態ですね。)
合意文書の内容は、アメリカの敗戦、イランの勝利をうかがわせるものでした。アメリカは戦争の弱い国であることはこれまでの歴史からも知られていることですが、ここまで弱いとは私も思っていませんでした。イランに全く歯が立たず、惨敗・完敗でした。
そんなアメリカに付き従っているのは、今や日本だけでしょう。イスラエルはアメリカよりも過激ですから、付き従っているという感じはしません。狂犬が暴れているだけです(演技かもしれませんが)。そのような中で日本はいつまでアメリカにかしずいているつもりなのでしょうか。今や四面楚歌ですよ。
そんなアホな日本政府を支えているのが、日本政府同様に愚鈍な日本国民になります。分かっていないのはもちろんですが、政府を支持していれば間違いないという軽薄な信仰が背景にあるのでしょう。信念と呼べるほどの確たるものではありませんし、論理の裏付けもありません。薄ぼんやりした信心だけです。
政府レベルになると、利権の維持が中心でしょう。単なる目先の金儲けです。アメリカに口利きされた仕事で食っている、アメリカの力で脅してもらって有利な商売ができている、そんなことがあるのではないでしょうか。しかし、そこで儲けている以上に日本はアメリカから搾り取られているはずで、経済も上向かなければ日本国民も豊かになれないどころか貧しくなっています。
そんなことを30年間も続けていながら日本は方向転換ができません。これをどのように表現したらいいのでしょうか。"馬鹿の一つ覚え"といえば馬鹿の一つ覚えですが、バカにも限度があるでしょう。
そんなことを考えている時にふと浮かんだのが表題の「"騙される"のではなく"騙されたがる"日本人」というフレーズにでした。日本人は騙されるのが大好きなのではないでしょうか。
"騙されるのが大好き"などと書くとそんなバカなと思われるでしょうが、あり得ることのようにも思います。騙されない人は最初から騙されませんが、騙されやすい人は何度でも騙されてしまうものです。
なぜ何度でも騙されるのでしょうか。それは騙されることが好きだからと考えるのが自然です。嫌いなら避けるはずです。では騙されることのどこが好きなのでしょうか。騙される人は騙す人の指示に従ってあれこれ行動するのですが、そこで注目されることは、騙される人が騙す人の言うがままに素直に従うところです。
そこがポイントでしょう。オレオレ詐欺でも振り込め詐欺でも、騙される人は何も考えず、騙す人に全てを預けてしまいます。その結果自分の肩の荷を下ろした解放感に酔っているのではないでしょうか。
人間誰しも悩みの一つや二つはあります。楽しくない仕事もしなければなりません。そのような時に詐欺の犯人はほんの一時とはいえ、被害者の行き詰まった状況を忘れさせてくれる存在であるために、つい乗ってしまうのかもしれませんね。
さて、この話を拡大して、日本の宗教と結びつけて考えてみましょう。日本人は強い信仰心を持たないのが普通です。私にしたところで、仏であろうがキリストであろうが神であろうが、意識することは日常生活では全くといっていいほどありません。
一方欧米はといえば、明らかにキリスト教を信仰している人が多数派です。神を心の拠り所にしています。ここが欧米と日本の一番大きな違いでしょう。そのことが日本と欧米でどのような違いとして表れるのでしょうか。日本人は精神的に頼りになる共通した神というものを持っていませんから、状況によってそれぞれが独自に頼りになるものを探そうとします。
これが日本人の一番の特質、つまり国民性かもしれませんね。欧米の神は大変に多くの人から日常的に信仰されていますから、大きなブレがありません。おまけに神はものを言いません。そのため、神を信仰するといっても、実質的には自分と自分の本心との対話が生まれます。自分の本心が、神の審査に耐えられるものであるか否かを吟味しようとします。
日本人はそうはいきません。何かのイベント、事件、ハプニング、岐路などに出会うたびに、自分が頼ることのできる拠り所をその都度一回一回探そうとします。その際一番頼りになるのが他の人がどうするかですね。他の人を見て自分もそれに合わせようとします。そこで日本独特の狂信的な流行も生まれることになります。
直近では高市早苗フィーバーでしょう。女で初めての総理大臣であり、どのように評価したらいいのかほとんどの人が分かりません。そのため、大勢に合わせようとしてしまいます。そして、雪崩を打ったように一方向に走り始めることになりました。
高市早苗ばかりではありません。安倍晋三がいいとなれば安倍晋三一色、小泉純一郎がいいとなれば小泉純一郎一色、アメリカがいいとなればアメリカ一色、鬼畜米英となれば鬼畜米英一色です。日本人はその程度のものです。
実に分かりやすいというか、単純というか、知能が低いというか、無邪気というか、幸せな人たち(皮肉)というか、それが日本人ですね。その結果がこれ以上なく悪い形で表れたのが1945年の敗戦になります。全国民一丸となって地獄に向かって突き進んだ結果でした。
何も1945年の敗戦ばかりではありません。戦後の高度成長も、脇目を振らずに全国民一丸となって突き進んだ結果です。これは私たちの生活を豊かにしました。新型コロナ騒動も見事でしたね。一億総痴呆状態でした。有害なワクチンを我先に打とうと行列ができました。一億総マスクでした。相手は単なる風邪だったのですが・・。
しかし、日本人は真実よりも、みんなで一緒に騙されることを好みます。その方が安心できるというか、精神的な負担が少ないというか、仮に失敗してもみんなと一緒だからいいやと思うのでしょうね。しかし、その結果が1945年の敗戦だったんですよ。日本人が300万人以上殺されました。神を信じないことの弊害かもしれません。
そして、それを再現しようと狙っているのが高市早苗あるいは自民党政権になります。嘘じゃありませんよ。そうでないのであれば、なぜわざわざ中国に喧嘩を売るのでしょうか。中国に喧嘩を売って日本に何かいいことがありますか? アメリカでさえ、中国との貿易をなんとか成功させようとして交渉しているのに、日本が中国に喧嘩を売ることにどのような意味があるのでしょうか。
手頃な神、つまり安易に拠り所を探そうとしてはいけません。「まあいいや、政府に任せておけば安心・安全」などと無責任に放置しないで、自分の頭で考え、先を見通した上で、日本と日本人の幸福のためにどのようにすればいいかを、自分の良心に従って考えることが必要であると思います。「サナちゃ〜ん😍」などと騙されることを嬉しがっていてはいけません。
そうそう、最後に思いつきを一つ書いておきますね。高市早苗と小池百合子はとってもよく似ていますね。確か𝕏だったと思いますが、テレビ番組で二人が一緒にいる画像を見たような気がします。経歴詐称仲間、インチキ語仲間といったところでしょうか。偶然なのか、飼い主が同じなのか、いずれにしても日本人がコロリと騙された政治家という点で共通していますね。
