岸田総理がアメリカへの外遊を終えて帰国したそうです。文字どおりの外遊で、単に遊んできただけという不快な事実が残りました。

 報道によると、ウクライナのゼレンスキー大統領から勲章を授与されたそうです。(「岸田首相「全力で支援継続」 ウクライナ大統領から勲章」2024.9.24 JIJI.com) ゼレンスキーから勲章を与えられて喜んでいる岸田総理の顔が目に浮かびます。この男、何も分かっていないようですから本当に喜んでいるに違いありません。こんなことを総理大臣に向かって言うのは失礼ですが、「想像を絶するクルクルパー」ですね。岸田総理に比べたら、史上最低の総理大臣と思われた鳩山由紀夫など、上の上と言ってもいいのではないでしょうか。

 さらに私を苛立たせるのが、こともあろうに「自民党総裁選の投票に当たって重視する点について「私の内閣で進めてきた政策を引き継ぎ、発展させていくことができる方は誰なのかをしっかり見ていきたい」と述べた。」ことです。(「
首相「岸田内閣引き継ぐ候補に」 自民総裁選投票で」2024.9.24 JIJI.com) こんなことを厚顔無恥にもニューヨークで言うんですよ。日本国内で言うと、総スカンを食うからでしょう。

 自分の政権が支持率20%を行ったり来たりしていた体たらくだったのを無視しています。それとも、低支持率を引き継いで発展させることで、次期内閣には支持率10%以下を目標にさせるということなのでしょうか。どうやら自分にとって都合の悪いもの、自分が不快になるようなことは、「見ない、聞かない、知らないフリを決め込む」というのが岸田文雄という人間の本性らしいですね。

 それで思い当たるのは、岸田総理が総理就任の前後に「聞く力」を強調していたことです。本人自身は聞く力を全く持たない人間ですけれども、なぜそんなことを言い出したのでしょうか。岸田総理本人の「X」へのポストには以下のように書いてあります。「ここに1冊のノートがあります。私たち自民党がこれからも国民の皆さんの声に耳を傾け、そして皆さんの協力をいただきながら、ともに日本の明日を創っていく。このノートは、その約束の証です。」(2021.10.21)

 そのポストでは、岸田総理の街頭演説が収録された動画もアップされていて、以下のように述べています。「多くの国民の皆さんの声を聞き、声を丁寧に書き込んで、毎日毎日その声を見直しながら、総裁選挙に臨んだ、こうしたノートであります。このノートは私たち自民党が、これからも国民の皆さんの声に耳を傾け、そして皆さんの協力を頂きながら、共に日本の明日を作っていく、その約束の証であると私は思っています。」

 いやあ、こんなのを読んで、聞いてしまうと、批判するのを忘れて呆気に取られてしまいます。空いた口が塞がりません。そしてその後、ヘソが茶を沸かし始めます。手洗いとうがいをしたくなります。あまりに現実と違うことを言っているのを聞くと、「こやつ、もはや精神異常者レベルだな」と思えてきます。(実際そうかもしれません。)

 国民の声を聞いた結果が、海外への何十兆円ものバラマキですか? 能登半島の放置ですか? 増税ですか? 殺人ワクチンの推進ですか? 軍備拡張ですか? 日本とはほぼ無関係なウクライナへの戦争支援ですか? ロシアや中国の敵国扱いですか? 物価高ですか? 米の売り惜しみですか? 実質賃金の低下ですか? 景気の沈滞ですか? LGBT推進ですか? 移民推進ですか?

 これほどまでに国民の声を聞こうとしなかった総理大臣はかつていなかったのではないでしょうか。それでありながら、なぜ聞く力を強調したのでしょう。答えは一つしかないように思います。岸田総理は若い頃から「お前はもっと人の意見に耳を傾けるべきだ」と言われ続けてきたに違いありません。なぜそうだったのかと考えると、誰の意見も聞かずに直情径行ばかりが目立っていたからでしょう。それがありのままの岸田文雄になります。

 そんな人間であるものですから、人からの支持を得ようとする場合には、まず第一に自分の最大の欠点である、聞く力を前面に出して自分の無能を隠そうとする、体裁をとり繕う、騙そうとするということになるのだと思います。

 総理大臣のすることなんて決まりきっているのですけどね。それは何かといえば、国を豊かにすることです。いささか抽象的ですが、一言で言えばそうなります。それが総理大臣の唯一の仕事です。しかし、岸田総理はそんな基本的なことすら理解していません。

 では岸田総理はどのように理解しているのでしょうか。それは「総理大臣は気分の良いものだ。もっと気分良くなりたい。」ということです。何回か書きましたが、岸田総理は昨年3月、福島県相馬市で中学生から「なぜ首相を目指したのか」と問われ、「日本の社会で一番権限の大きい人なので」と返答しています。「やりたいと思うことを実現する、やめてほしいと思うことをやめてもらうには、やはり力をつけなきゃいけない」のだそうです。

 驚くべき権力志向です。「俺のやりたいようにやるためには総理が1番」ということですね。人の話を聞こうなどとは露ほども思っていません。人と人との関係を、力関係でしか見ていません。強い者は自分の意見を通すことが当然であり、弱い者は従わなくてはならないということを単純に信じていることが分かります。

 そんな調子ですから、アメリカネオコンとズブズブの関係にもなるはずです。アメリカネオコンも、力の支配の信奉者ですから、根は岸田総理と同じです。増税にしても、物価高にしても、米不足にしても、能登半島にしても、弱い国民は岸田総理の「我慢せい」の一言で問題解決すると信じて疑いません。

 では、そんな岸田総理は一体何を心の支えとして生きているのでしょうか。それもはっきりしているように思います。チヤホヤされることです。ここまで人格が低劣な人間になると、行動原理は単純になります。特に男の場合には、自分をチヤホヤしてくれることが嬉しくてたまりません。ちょうど、金を持って足繁くキャバクラに通う男のようなものです。

 「まさか、日本の総理大臣がそんな単純バカなの?」と思われるかもしれませんが、実際に単純バカなのです。小泉進次郎や河野太郎を見ている方はご存知かと思いますが、彼らが総理大臣になっても岸田総理と同じです。今回は9人の総裁候補がいますが、ではその他の7人はどうでしょうか。いずれもどんぐりの背比べである可能性が大です。日本の現状を愁いを持って眺めている候補はいますかね。いないのではないでしょうか。日本人全体が劣化してきているとしかいいようがありません。

 さて、実際に岸田総理をチヤホヤしているのは誰でしょうか。もうすでに多くの人は察していることと思いますが、まずはアメリカネオコンです。アメリカの戦争屋たちです。岸田総理のことを思い切りチヤホヤしてくれます。おそらく、金とハニーもたっぷり回してくれるのでしょう。岸田総理は笑いが止まりません。

 次には日本の財界でしょう。財界は裏金やパーティー券などで自民党や岸田総理を支援しています。選挙運動でも応援をします。もちろんその見返りは、自分たちを応援してくれた企業に対する有利な取り計らいです。旨みのある仕事を不正に回してやります。悪い意味で持ちつ持たれつの関係、悪代官と越後屋の癒着がそこにあります。

 他には発展途上国や敗戦途上のウクライナです。岸田総理は30兆円も海外にばら撒いたとの記載をネット上のどこかで見かけましたが、数字はともかく、日本の金を不当に渡していることは間違いのないところです。日本人が困窮しているにもかかわらず、それを無視して海外優先です。

 金を受け取って不機嫌になる人はいません。加えて、海外の人は、岸田総理がろくでなしであるとは知りませんから、キャバ嬢のように表面上は心を込めてお礼を言ってくれるのでしょう。岸田総理はそれが愉快でたまりません。そんなものなのですよ。

 もちろん、途上国に渡した金は、大部分がアメリカに回っていきます。日本の財界にも回ります。最初からそのように金が流れる仕組みができています。アメリカも日本の財界も喜んで岸田総理をチヤホヤします。

 そのような中で、増税で追われる日本国民だけが不満な顔つきになりますが、そこは総理大臣は日本で一番権限が大きいと思っている岸田総理です。思いっきりの無視です。「我慢せい」の一言で終わらせます。気楽なものですね、総理大臣とは。

 岸田総理よりは、そこら辺の中学生の方がよほど国を憂い、正しい志を持っていることでしょう。しかし、岸田総理とそこら辺の中学生との違いは、親が東大卒のエリート官僚である、政治家であるというその1点です。岸田総理の親はさぞ腹黒く、誠意のない人だったことでしょう。世の中その程度のものですよね。

 ところで、話が変わりますが、立憲民主党の代表選挙が知らない間に終わったようです。代表には元総理大臣の野田佳彦が選ばれたそうです。なんだか「昔の名前で出ています」という曲が浮かんできました。この野田佳彦という人は消費税の値上げを決めてから、政権を自民党に引き継いだ人です。隠れ自民党と思っていいでしょう。

 驚きなのは、幹事長の小川淳也です。消費税25%を主張しているそうです。すでに2011年には消費税25%を主張していたようですから、昨日今日、思いつきで言ったことではありません。

 昨年の1月1日の「朝まで生テレビ」の動画が「X」にポストされていましたので、まだご覧になっていない方は消費税25%の立憲民主党幹事長の主張を聞いてみてください。驚愕すると思います。常識というか良識のないアホですわ。


 問題はなぜ野田代表がこんなアホを幹事長に据えたかということです。私はとっても嫌な感じがします。野田代表は元々が隠れ自民党ですから、これからも立憲民主党の代表をしながら自民党の補完勢力として協力するつもりでいるのでしょう。そこに増税路線まっしぐらの幹事長ですから、これは戦争を始めるつもりかもしれないと私は疑うのです。

 ウクライナのゼレンスキー大統領がまるで乞食のように世界中を駆け回って「物乞い」ならぬ「金乞い」をしていますが、個人で横領しているのはともかくとして、戦争には金がかかります。いざ開戦となれば、消費税50%くらいになるでしょうね。その準備をしているのではないでしょうか。

 そうやって考えると、米不足も怪しいです。この先中国との戦争が始まれば、食糧の供給も不安定になることは間違いありません。昔の大根飯が復活するのかな。その準備を今のうちからさせるつもりなのかもしれません。

 あ、そうです、そうです。その前に憲法改正(改悪)がありますね。野田ー小川の立憲民主党は、憲法改悪の賛成に回るのではないでしょうか。ポイントはそこかな。十分可能性があると思います。そうすると反対するのは共産党だけになるのでしょうか。

 それが日本人の選択なのでしょうか。まあ、80%が殺人ワクチンを接種する国が日本なのですから、戦争を防げなくても仕方ないのかな。全く無知蒙昧なのが日本国民のようですから。知りませんからね、東京渋谷に核ミサイルが飛んできても・・・。