今日もなりゆき任せに勝手なことを書かせていただきたいと思います。その結果どうなろうとも私が悪いのではありません、日本語という言葉が悪いのです。と、高市早苗並みの責任転嫁から始めました。

 責任転嫁とルール違反は女の人の得意技であるように思います。そのせいで私などはいつも女房よりも悪者にされているような気がします。男はなぜか責任転嫁とルール違反が女よりもできにくいようになっています。

 おや?、転嫁は「嫁」という字を使いますね。もともと転嫁とは再婚という意味があったようです。現代では信じられませんが、再婚する前の嫁には厄介者というイメージがあったのでしょう。だから責任転嫁になるのかもしれません。

 男は兵隊になる宿命がありますので、それは女が母親になる宿命があるのと同様のことですが、戦いとなると責任転嫁はしていられません。いくら責任転嫁をしたところで、自分の命を守ることも戦いに勝つこともできないためです。それよりは、たとえ他人に責任のあることでも、問題解決が優先になります。

 しかし、男と女の違いは面白いですね。男の気持ちは女には絶対に分からないところがあり、女の気持ちは男には絶対に分からないところがあります。大体のことは、例えば腹が減るとか、眠たいとか、痛いとかなどは共通のことですが、ちょっとしたことでもその違いに気がついて愕然とする時があります。

 考えてみればそれでいいのかもしれません。男は女を見て、女は男を見て、「この人ちょっとおかしい」と思うのでいいのでしょう。「おかしい」と思うと、もっと近寄ってよく見ようとします。それが男女の接近なのでしょう。接近しないことには人類は滅びてしまいます。

 しかし、「ちょっとおかしい」と思う相手と暮らすのは大変なストレスです。よって、夫婦は別れるか、諦めるか、仲の悪いまま生活を続けるか、そのどれかになるのでしょう。うまくできているのか、下手な設計なのかよくわかりませんね。

 さて、今日(12月23日)の小樽の天候は、晴れのち曇り、最高気温1.3℃ (11:20)、最低気温-5.4℃ (04:30)、最大風速4.1m/s (14:00)、積雪深19cm (12:00)です。明日は最低気温が1度で暖かくなります。次に寒くなるのは28日からのようです。三寒四温といいますが、現在の北海道は三温四寒ですね。

 今日24日は、クリスマス・イブですね。クリスマス・イブといえば、山下達郎とJ R東海でしょうか。1988年の深津絵里から1992年の吉本多香美まで、今思うと日本の全盛期でした。日本が輝いていた時代でした。その後はご存知のとおり日本の衰退が始まり、現在は先進国と呼べないと思うくらいに落ちぶれてきました。さらには戦争をしたがる女総理まで出現してしまうのですから・・。見たくなかったですね。おそらく、私が生きている間にはあの頃の華やかさは戻ってこないでしょう。

 このCMを見返してみると、涙脆い私は目頭が熱くなってしまいます。躍動していますよね。女優さんのファッションにしても豪華(高価)に見えます。今の日本人のファッションは安っぽくなりました。実際安くなっていると思いますが。

 クリスマスも昔は賑やかでした。馬鹿馬鹿しいくらい。金が余っていたというか、未来を信じることができていたというか、子供も大人も大騒ぎ。クリスマスプレゼントと豪華な手料理の夜でした。クリスマスケーキもありましたね。昔の我が家のクリスマス・イブの定番料理は握り寿司、鶏の丸焼きかローストビーフ、それに毛蟹だったかな。握り寿司とローストビーフは私の担当で、鶏の丸焼きとケーキは女房担当でした。

 ちょうどその頃は、会社の忘年会がありました。必ず2次会に行って、スナックでカラオケだったと思います。今だと疲れるとしか思いませんが、当時はそれが当たり前でした。みなさん生き生きとしていたような気がします。

 ところで、クリスマス・イブは一般的に前夜祭と思われていますね。私など子供の頃、イブというのは前日という意味かと思っていました。しかし、イブはイブニングの略で、だとするとクリスマス・イブはクリスマスの夜という意味になります。

 矛盾しているような気がしますが、これはクリスマス・イブと呼ばれるようになった頃は1日の始まりが日没だったことが理由だそうです。ですから、24日の夜から25日の日没までが一続きの1日で、キリストが生まれたのはクリスマス・イブというのが正しい理解になります。

 もっとも、12月24日か25日に生まれたというのは後世に勝手に決められたことのようで、実際は秋ではなかったか、それも紀元前6年〜4年頃ではなかったかと推測されているようです。何しろ昔のことですからよく分からない上に、宗教が絡んでいますから、正確性など二の次三の次になります。

 おそらく、12月24日は冬至が明ける日くらいの感覚だったのではないでしょうか。これは明らかに一つの区切りになります。その他、暦(こよみ)に関してはイヤというほと複雑な事情があって、現在の不規則で不合理なこよみに行き着いているようです。

 AI(人工知能)に尋ねたところ、私の推奨はエジプト暦です。どのようなものかというと、1年は12か月、1か月は30日というこよみです。するとほとんどの場合5日の余りが生じますが、それは正月休暇にでもすればいいのですよね。閏年もそこで調節すれば簡単です。1月1日は12月25日に持ってくればいいですね。全てスッキリします。

 しかし、人間は合理的な存在ではありません。合理性を邪魔するものがあります。それが権力欲ですね。男も女も、皆さん威張りたいというか、自慢したいようです。そのため、時の権力者はこよみまでいじりました。

 July(7月)はジュリアス・シーザーの名前から来ているそうです。私が"今後10月は「隠居爺月」と呼ぶ"と決めるようなものです。そして、8月もアウグストゥス(Augustus)にちなんで「August」と改名されたそうです。

 おまけに、ジュリアス・シーザーの7月に負けてなるものかと、元々30日の月だった8月を7月と同じく31日に変更したのだとか。その増やした1日はどこから持ってきたかといえば、元は29日だった2月から盗んできた?ということのようです。

 しかし、権力者というのは実にお馬鹿なものですね。だから権力などというどうしようもないものを握ろうともするのでしょうけれど。高市早苗の絶対に訂正しない、絶対に謝らないのも同じことでしょう。今の日本には不要ですので、ローマ時代にタイムスリップされることをご提案申し上げます。なんちゃって。

 そもそも、私たちが現在のこよみ(グレゴリオ暦)を使っているのも、欧米の権力者に迎合した結果ですね。欧米は世界の覇権を握っているつもりですので、自分たちの先祖が考案したグレゴリオ暦を世界が使うことにしているわけです。権威・権力の象徴ですね。日本でそのグレゴリオ暦を採用したのは、1873年(明治6年)からといいます。

 江戸時代は旧暦を使用していましたが、これは月の満ち欠けが重要な要素で、新月(月が見えない日)がその月の1日になるようにしてありました。各月の最初の日は必ず新月でした。ですから、15日は必ず満月になります。

 月を中心してこよみを決めると、1か月は29.5日になり、1年で354日(約11日短い)になってしまいます。そうすると、こよみと季節がずれていきますので、概ね3年に1回くらい、1年を13か月にしたそうです。ですからその年の1年は、354日ではなく、383日ほどになったといいます。なかなか大変そうですね。

 時間(時刻)の方も複雑です。1日を12に分けて、さらにそれを4区分します。12に分けた区分は干支で呼ぶほか、九つから四つまでに分けました。なぜ一つから三つまでがないのかは、中国の陰陽の思想に関連しているのだとか。

 おまけに、それぞれ昼を六当分、夜を六等分したことから、昼と夜で1刻の時間の長さが違うことになっていました。春や夏はさほど違いませんが、夏や冬はかなり違ってきます。ややこしいですね。

 時代劇を見ていると、「丑三つ時(うしみつどき)」とか「子の刻(ねのこく)」とか出てきますよね。それから、「おやつ(お八つ)」も時刻と関係した言葉です。そういえば、「時そば」という古典落語があります。

 夜鳴きそば屋で代金を払う際に、時刻と代金を混同させてごまかす内容です。一文銭を数えながら「ひい、ふう、みい…なな、やあ」と数え、「今何時だい?」と聞くと主人が「九つ(ここのつ)でぃ」と答えるのに乗じて「十、十一、十二…」と数えて、一文ちょろまかします。

 それを側で見ていたちょっと抜けた男が真似をしようとして同様に「ひい、ふう、みい…なな、やあ」と数え、「今何時だい?」と聞くと、早い時間だったものですから主人が「四つ(よつ)でぃ」と答えた結果、「いつ、むう、なな、やあ…」と数えて4文多く支払う羽目になったという話でした。

 高校生の頃に、たまに落語をラジオで聞いていました。落語はいいですよね。

 ということで、今日は暦のややこしい話をしてしまいましたが、お付き合いいただきありがとうございました。お後がよろしいようで。