今日はお仕事お休みで、
リウマチの病院でした。
帰り道の秋空がとてもきれいだったので
ぱちり。
リウマチの病院からの帰り道は、
だいたいいつも
往路と違う道を使って帰ります。
往路は、家の近くのバス停から
一時間に一本だけ直通バスがあるので
それを使います。
帰路は、
病院から歩いて１５分くらいで繁華街に出るので
そこのバス停を使って帰ります。
繁華街への道中に
落ち着けるコメダ珈琲があるので
そこで一息ついて帰ることが、
ここ数回のルーティンになっています。
（処方される自己注射の薬が要保冷剤で
あまり長居はできないので、ほどほどに、です。）
今日の秋空は、そんな道中で。
少し高台の、開けた場所。
この場所からは
この街の一番栄えているところと、
向こうにある山、
視界の半分を占める空、
が見えます。
ここから見える街の景色には
私の職場と、
腫瘍で入院していた病院とが
すぐ近くに見えます。
腫瘍の病院、実は今日は
父がちょうど検査に行っている最中で、
それでいて、
職場の後輩も現在手術入院中。
「あの建物でみんな頑張ってる。」
そんな風に思わずにいられません。
空は天高くて、
雲の形がすっかり秋を感じさせます。
建物の関係で写せなかったですが、
鱗雲が広がっていました。
まだ蒸し暑さが残るけれど
吹いてくる風も、少し涼しくて。
どこか哀愁を誘うようです。
向こうに見える山も、緑が少し優しく映ります。
９月も中旬。
もえるような夏が過ぎ去り、
感覚研ぎ澄まされる秋がやってきます。
仕事の都合上、
これまでの秋はあまり休みがなく
（休日もなんだかんだ仕事してる…）
一気に駆け抜けていく感じでしたが
色々経験して、
少し考え方が変わりました。
仕事量自体は変わらないのだけれど
皆でできる事は
どんどん分担していった方がいい、と。
数年前まで一緒に働いていた同僚が
「自分でできることは自分でしたい」
タイプの人で
彼女を見ていたら
「私も私が出来る仕事は自分がしたい」
と思って、そうしていたけれど
決してそれは健全ではない、
とある時思うようになりました。
組織で行う仕事は
誰か得意な人がいたら
その人がやるのが確かに効率はいいけれど
その人の負担や、組織の継続を考えたら
技術や知識は、
人に伝え・伝えられ、
周りに教え・教えられ、
皆で出来るようになった方がいいと思う。
前述の同僚の場合は、
やらなきゃいけない仕事と
やりたい仕事と
功績を挙げたい仕事とを
全部ひとりでやろうとし、
結果的に、仕事量と報酬が見合わないと、
仕事を辞めました。
仕事は大事だしやりとげなきゃいけない、
携わるからには仕事を通じて、私が・組織が
出来る事の可能性は広げなきゃいけない、と
私は思っています。
ましてや必須の仕事量が変わらないのであれば、
なおさら。
だけれど、
”この仕事はみんなでする仕事”と思って
実行するようになって
（分担するようになって）
なんだか、すごく気が楽になりました。
私自身、身体的にもメンタル的にも楽。
なんとなく私が担当になっていた仕事は
実は誰でもやろうと思えば出来ること、だと気づいて貰え
トライしてくれる仲間が増えたし
逆に、私も自分のことで手一杯にならずにいられるので
他の人がやっている仕事が分かるし
大局的な状況把握が出来るようになった。
組織の仕事として、可能性を広げる糸口にもなりそうだと思っている。
（って、そんな大したことはしてないのですけど～）
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そういえば、
憧れの先生は授業でこういっていた。
「仕事とは、労働とは、
ほかの人でもできること」
だと。
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視野狭窄になりがちで
毎年、重圧だった秋。
今年は少し過ごしやすそう。
秋の空を見て、
この秋が心地よいものになるよう、
想いを馳せる休日なのでした。
白髪ばなし、また改めて続きます。