仕事の関係で、ある仕入先とよく連絡を取るのですが、その会社は家族経営で、電話をかけるといつも「電話なんか取りたくない」という感じの態度で応対してます。声のトーン自体がそういう性格というわけではなく、本当に「働きたくない」という気持ちがにじみ出ているんです。相手はそこの若旦那で、去年社長が亡くなってからはさらに拍車がかかりました。電話で少しでも強めに言ったり、言葉の調子が悪かったりすると、「そんなのうちの会社には関係ない」「そっちの都合だろ、あれこれ言うな」と、はっきりやる気がない態度をして、うちの同僚もその対応されました。
正直、私たちは少し羨ましい気持ちもあります。彼は卒業してからずっと親の会社にいて、毎日お客さんに強気な態度を取っても商売は続いています。しかも、会社を閉業しでも駐車場にする計画があって、「もう電話を取らなくても、お金は勝手に入ってくるし、その方が楽だ」と思っているみたいです。
世の中には、生まれながらにして恵まれた環境にいて、たとえ手を抜いても良い生活ができる人がいるものです。それはやはり、その人が持っている「福分」です。でも、その福分を使うばかりで、新しく積み重ねようとしなければ、いつかその「貯金」が尽きてしまい、今までのような恵まれた生活とは違う苦労が訪れるのではないでしょうか。
私たちは小さな存在かもしれませんが、それでも自分にできる努力をして、少しでもポジティブエナジーを創造して、福分を積み重ねていく方が、確かな道だと思います。