顔。

今日は祖母の命日でした。

１２年経ちました。

子供の頃から、他人や身内や嫁の悪口ばっかりで嫌いでした。

そういう時の顔は本当に悪い顔。

鬼みたいやなと思っていました

友達のおばあちゃんはとても可愛らしかった。

羨ましかったな。

友達に顔も似てて、小さくて丸くてニコニコしてたな。

いかにも優しそう。

ある時、子供の頃に旅行先で偶然ばったり会って、

友達もおばあちゃんと来てた。

手を繋いで、友達と歩く姿が羨ましかったの覚えています。

祖母は、亡くなる数年前から少し認知症もあり、

介護施設にお世話になっていましたが、

私は一度も行きませんでした。

行ってまた嫌いになりたくなかったら。

お葬式の時の遺影がとても可愛らしく。

伯父さんが「これ俺が選んでん。ええ写真やろ」と。

介護施設で撮ってもらった写真は、

見たことない、かわいい笑顔でした。

昔から祖母は綺麗と言われていましたが、

私にはいつも不機嫌で嫁の悪口を言う鬼の顔でしたので、

正直びっくりしました。

遺影を見て、

あぁ・・ほんまに綺麗やな。

ほんまはこんなにかわいい綺麗な人やったんやなと。

何か、わだかまりが少しだけ解けたような気持ちになった。

今日は写経しました。

延寿院量誉妙本大姉

これが戒名、今のおばあちゃんの名前。

生きてる間に、

おじいちゃんが自分とおばあちゃんの戒名を

仲良しのお坊さんにつけてもらっていました(´･∀･`)