母の介護:牛乳を取り忘れた | こころ豊かに

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少々のことはボヨヨーンとはね返す “丸い大きなふうせん玉” のような 豊かな心 の持ち主になりたいものです。

 23時過ぎ、自分の部屋にいたら玄関が開く音がしました。あわてて行ってみると、母が外に出ていました。何をしているのか尋ねると「牛乳を取り忘れたかもしれないと思って・・・」と。前にも、夜中に門を閉め忘れたかもしれないと外に出ることがありました。それで、玄関の取っ手に【門は閉めた】と書いた札をぶら下げていますが、今回は牛乳の確認のためだからか、それを無視して外に出ていました。

 転ぶ危険があります。また、この界隈も物騒です。事件に巻き込まれる恐れもあります。それを何度言っても、自分はしっかりしていると思っている母には通じません。だんだん言葉も荒くなってしまいます。今晩も「ハイハイ! わかりました!」と嫌な顔をし、「もう、うるさいんだから。嫌だ 嫌だ」と小声で言いながら寝室に戻って行きました。

 お互いが嫌な気持ちにならない“手”を考えないと・・・。こうして目が離せなくなっていくのですね。