病院からの電話 | 笑顔のステキな夫

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2024年6月、笑顔のステキな夫をGIST(消化管間質腫瘍)で亡くしました。52歳でした。子供もおらず、これからどうやって生きていったら良いのか…

夫がお世話になっていた(最期を迎えた)病院から、電話がありました。

痛みのケアでお世話になった先生から、「学会でご主人の症例発表をしたい。個人情報は全く特定できない状態で発表するが、承諾していただけますか」という依頼でした。

夫は病気の再発した場所が神経に触っていたらしく、本当に痛み(と、痛み止めの副作用)に悩まされましたえーん


「夫の症例がどなたかのお役に立つのであれば、かまいません。」とお答えしました。

夫は医療用麻薬も含め、たくさんの痛み止めを組み合わせて痛みのコントロールをしていたので、眠気が出たり、手が震えてスマホが上手に打てなくなったり、口がかわいて上手く喋れなくなったり、いろいろありました💊。
夫と一緒に、緩和ケアの先生と看護師さんと面談して、薬の量とか種類とか、こんな副作用が出てます、といった相談を何度もしました。

「では後日、承諾書をお送りいたしますので、ご署名の上、ご返送ください。よろしくお願いします。」ということになりました。

電話で話してる間は良かったのですが。

電話を切ってから、夫の遺影に「誰かの役に立つんなら、別にいいよね照れ」と話しかけているうちに、病院での面談の時のこととか、入院してた夫のこととか、鮮明に思い出されてきて、ボロ泣きしてしまいました爆笑
誰かの役に立つのも大事だけど、夫の痛みを何とかしてあげたかったなぁ爆笑、とか。
悲しみのフタが開いちゃった(しかも全開)という感じ。

夫のお世話になった病院は、前を通るだけでも涙が出るので、そちら方面に行く時にはウッカリ前を通らないように気をつけているのに。
病院からの電話は、油断してたこともあり、思ったよりダメージが大きかったチーン

昨年は夫の後に、10月に夫のいとこが亡くなりました。
いとこのお母さんは、四十九日とか今月初めの親戚の集まりとかで会うといつも、いとこの最期はこうだったのよー。すごく苦しかったのよー。という話をするのです。
私もその話を一緒に聞くことになるわけですが、毎回義弟が「あんな話を聞かされたら、お義姉さんが兄貴のことをいろいろ思い出して、かわいそうショボーン」と心配してくれるのですが。

正直、いとこの話はわりと他人事として受け流して聞いてるので、そこまでのダメージはないのです。
まだいとこは亡くなって日も浅いし、おばさんもいろいろ吐き出したいのよね、とも思うし。

でもねぇ。やっぱ夫の病院関係は、夫のことをダイレクトに思い出しちゃうので、まだ当分ダメそうですチーン