≪今日のコペル(臨床自然運動学)先生の独り言≫
筒井重行が提唱する「臨床自然運動学」
からだ日記と自然運動と白隠の環(メビウスの輪)その12
今回紹介している絵は、「半身達磨図です。192×112cm
作者は、白隠慧鶴です(江戸時代中期の禅僧)。
「半身達磨図」には、「直指人心見性成仏」と書かれている。
直指人心見性成仏(じきしにんしんけんしょうじょうぶつ)とは、
経説によらずに坐禅によって心の本性を見きわめ、人の心と仏性とが本来一つであると悟って仏道を完成させることのようです。
人間には、仏性が元々存在しているのです。
この存在を体感するには、自我のはたらきを無始に戻す必要がありそうです。
これは、至難の業です。自分が存在する限り・・・
「自己と自我は活き活き揺らいでいる」と 自然運動
白隠禅師が「健康」という概念を初めて使ったかたです。
そこには、現代医学の見落としを気づかせてくれるものが存在すると思われます。
病気の始まりは、原初の存在を忘れてしまったことから起きているのではないでしょうか。
これを意識しながら、日々の養生をつとめることが重要です。
そして病名が診断されても無心に養生をしながら、治療の受ける必要があります。それは、自分で行う未病の治療です。
白隠禅師は、坐禅と禅画などでこのことを我々にご教授されたの
ではないでしょうか・・・・・
我々はただ、自己と自我の風の道の「間合い」を意識しながら
生・老・病・死を楽しく活ること
・生を活きる
・老を活きる
・病を活きる
・死を活きる
人間は、この四つの苦を楽しく活き活き生ききるには、「無心の
不生」を身読することが求められているようです。
広大な宇宙と私たち自身の内部を探究する冒険の旅を、自分の身心を使って始めてみませんか。
青春の門から、寿秋(すしゅう)の門へ コペル