≪今日のコペル(臨床自然運動学)先生の独り言≫

今年最後の投稿です、じっくり読んでいいね!してください!

筒井重行が提唱する「臨床自然運動学」

からだ日記と自然運動と白隠の環(メビウスの輪)その12

今回紹介している絵は、「傀儡子」(くぐつし)です。

作者は、白隠慧鶴です(江戸時代中期の禅僧)。

「傀儡子図」は、人間は大自然の原初とつながっており、この宇宙の中心から常に見守られていると表現しているようです。

このつながりは時空を超えて、全生物にも影響を与えておりこの関係性は「空」の思想(無心)にもなるようです。

人間は、自分の意志で考え行動していると思っているようです。

しかし、実際は大自然の意志(仏性)が中心にあるようです。

これを白隠禅師は「傀儡子図」で表現しているのかな?。

どれが本来の自分なのか、よく静かに自分自身を観る必要がありそうです。

古代人は、大自然と交信していたのではないでしょうか?

それは、土器や埴輪に市松模様を描いていたことから想像できます。

現代人が宇宙と交信するには

ただ、静かに座って無心で自分を観るしかないようです・・・

「自己と自我は活き活き揺らいでいる」と 自然運動

白隠禅師が「健康」という概念を初めて使ったかたです。

そこには、現代医学の見落としを気づかせてくれるものと思われます。

病気の始まりは、原初の存在を忘れてしまったことから起きているのではないでしょうか。

これを意識しながら、日々の養生をつとめることが重要です。

そして病名が診断されても無心に養生をしながら、治療の受ける必要があります。それは、自分で行う未病の治療です。

白隠禅師は、坐禅と禅画などでこのことを我々にご教授されたのではないでしょうか・・・・・

我々はただ、自己と自我の風の道の「間合い」を意識しながら

生・老・病・死を活ること

・生を活きる

・老を活きる

・病を活きる

・死を活きる

人間は、この四つの苦を楽しく活き活き生ききるには、

「無心の不生」を身読することが求められているようです。

我々は、広大な宇宙と私たち自身の内部を探究する冒険の旅を、

自分の身心を使って始めてみませんか。 コペル

★一年間、一緒にお付き合いくださりありがとうございました。

皆様の健康と平安を願い一年を過ごせました。

一年間本当に、ありがとうございました。

からだの声を聴いて、養生を日々心掛けて

よい年をお迎えください。コペル