≪今日のコペル(臨床自然運動学)先生の独り言≫

「病は氣から」その32(スライド53と54と55と56と57)

(スライド53)

フランクフルト平面(眼耳平面)・・・・

左右いずれかの眼窩下点(眼窩下縁)と耳珠上縁を結んでできた平面を利用して、

百会を探して、鍼刺激をおこなっています。

これからお見せする、症例は、百会を刺激した、症例です。

(スライド54)

それでは、百会に鍼刺激した6症例を、お見せいたします。

その前に、歯科心身症を、東洋医学でみる、7つのポイントをご覧ください。

(スライド55)

東洋医学を臨床に応用した場合、色んな変化が起きます。

私が注目したのは、30年も前になりますが、顎関節症の治療に困難を感じていたとき、

鍼で刺激した患者さんが、自然に無意識で、体やアゴが動き出したことです。

それから、いろんな研究を積み重ねて、現在に至っております。

現在、私が認識している、自然運動の概念には、スライドに示す7つのポイントがあります。

①鍼のツボ刺激で、自然運動が動き出す

②自然運動を、現代医学と東洋医学で理解することが必要です

③表出する現象は、全て身心のアカ、よどみ落とし

④不随意運動(ジストニア)との鑑別が必要です

⑤自然運動は、自然治癒力(人間の本来力)です

⑥東洋医学体質判別図で、無自覚症状の変化を診ることで、見えないものを見ることができます

⑦身心の自然運動で、「からだの声」を聴く、そして、それに、おまかせすることです・・・・・

このことを、ご理解の上、症例の変化をご覧ください。

(スライド56)

歯科心身症の3症例に、鍼治療をおこない、CMI心理テストと、東洋医学体質判別図で評価をしました。

また、百会の鍼刺激による自然運動も、この評価の中に加えて、診断を行なっています。

(スライド57)

 病は氣から?

〜歯科心身症を東洋医学で診る〜

歯科医の講演会で発表したものをご紹介してまいりました。

3時間でスライドは、115枚でした。

症例は「病は氣から」を、2000年前から現代の免疫学と自律神経を含む立場からご説明をしたもので、本当に興味ある内容ですが、残りのスライドはまた機会があれば、発表させていただきます。

ご清聴ありがとうございました。