≪今日のコペル(臨床自然運動学)先生の独り言≫
「病は氣から」その25(スライド34)
スライドは、各臓器が活発に働く時間を示すものです。
東洋医学の考え方の中に、子午流注(しごるちゅう)という、時間医学的な体の働きと、時刻の関係を、あらわしたものがあります。
子午流注は、24時間を、2時間区切りで分けて、十二の干支(えと)を割り振ったものです。
流中とは、各臓器を活発にするために順番に巡っていることです。
経絡と子午流注は、臨床的に重要です。 足の厥陰関係は、丑三つ時(1時〜3時)に当たり、精神的問題や睡眠に問題があると、いろんな症状が出るようです。
左下のスライドは、コペルが作った人体マンダラ図です。
中心は、宇宙の中心(真空のエネルギー)を表します。 これは、人体の重心点でもあり、宇宙の中心でもあると東洋医学の整体観念は捉えています。
すなわち、重力を正しく理解する必要があるようです。重力は、時間と空間を歪ませます。
氣とは、重力?、ビックバンの前の真空エネルギー?、ブラックホールから出るエネルギー?これら全ては人間の目には見えないもの。
経絡も人間の目には見えないものです。ただ古典の本を丸覚えするより、大自然の発生と宇宙科学の智慧を参考にするのも、「体の声」を聴く一つの選択肢ではないでしょうか?
人体も宇宙も立体的に攪拌され、流れ巡っているのです。
今回のスライドでは、発表しておりませんが、コペル式人体マンダラ図はより精巧なものを、臨床では使用しております。
次回は、「ツボ」のお話です。