≪今日のコペル(臨床自然運動学)先生の独り言≫
「病は氣から」その20(スライド27)
整体観念は、大自然と小自然は同じ構造であり、機能も同じであると、とらえます。
小自然の人体内部は、どのような動きを、しているのでしょうか?・・・・・・・・・・
それは、東洋医学の診断の一つである「脈診」を、見ればわかります。
脈診の目的は、病態が臓腑・経絡に、どのように影響を与えているのかを、診断するためのものです。
スライドの左に、示す図は、脈診の概念を示します。
人間が両手を上げる、状態で左右の脈の、6箇所の脈の形状や強さをしらべることで、人体の、経絡の気血津液の流れ・巡りや、臓腑の状態を診断することになります。
臨床では、手首を机の上のおき、その位置で脈診を、おこないます。
右スライドは、コペル先生が考えた人体マンダラ図です。
東洋医学における人体内部の流れを示します。 陰は昇り、陽は降る回転・循環運動を行っています。
人体内部の動きは、腎陽が腎陰をあっため、津液を霧状にして、全身に散布します。
この動きは、立体的に行われます。
この図の構造と動きは、私がまとめたものです。
体の右側から、腎陽(心包・三焦)からはじまり、次に、脾・胃と昇り、次に、肺・大腸と昇ります。
次に、体の左側から、心・小腸からはじまり、次に、肝・胆と降り、次に、腎・膀胱(腎陰)と降ります。
詳細は成書にゆずります。
次回は、人体内部での動きです。
※皆様にとって、少し難しいスライドと思いますが、
僕が20年間かけて作り上げた人体曼陀羅図の一つです。
少しでも皆様の参考になれば幸いです。