≪今日のコペル(臨床自然運動学)先生の独り言≫
「病は氣から」その19(スライド26)
自然界と同じ現象が人間の体の中でも起こっています。
海や湖の水が、熱せられると気化して軽くなり、上方へと昇ります。
地上で熱せられた水分は、蒸発して気化し、熱を持ったまま上へと昇っていく。昇る際には、その熱さが周りの空気を温めます。
冷たい雨は重たく、空気を冷やしながら下方へと降ります。
雲の中で生じた水滴はその重さから、下へと降ります。また、水滴は冷たい性質をもつので、周りの空気を冷やしていきます。
「素問・陰陽応象大論」には、「清陽為天、濁陰為地。地気上為雲、天気下為雨」
(清陽の気は上昇して天になり、濁陰の気は凝集して地となる。地の気は上昇して雲となり、天の気は雨となって下る)とあリます。
地球の中心のマグマは、磁気を発生し、エネルギーを地球の表面にもち上げます。
同じ様に、人体でも色んな流れが、磁場を発生して体表にエネルギーを発散します。
小宇宙である人体のイメージ図を、お見せする前に、東洋医学の診断に欠かせない、脈診のお話を、先にいたします。
次回は、「脈診」です・・・・・・・