≪今日のコペル(臨床自然運動学)先生の独り言≫

「病は氣から」その12(スライド15と16)

(スライド15)

帯津良一先生は、「病は氣から」という、昔からの言い伝えは、

病気に対する先人の「観察力」の深さを示す、珠玉の言葉です、とおしゃっています。 

「病は氣から」を、使用したヒトを今回は、次の3人を、取り上げてみました。

(スライド16)

今回は、ご覧のような、3人をご紹介いたします。

一人は、黄帝内経の、黄帝です。

2000年前の中国の医学書である、黄帝内経には、百病はみな「氣」から生じると記載されています。

病むとは、「氣」を病むこととあり、氣についての記載が多くあります。

さらに、未病を治すことの重要性も、書かれています。

次に、貝原益軒です。

300年前の、江戸時代の医師である貝原益軒は、養生訓の中で、未病での養生が重要であると説いており、氣血の滞りが病の原因とし、氣血の流れ巡りが大切であるとしています。

なお、養生訓では、養生法が476項目、記載されています。

次は、村上教授です。

現代では、北大の村上教授が、分子神経免疫学で、「病は氣からの謎に迫る」という論文を発表しています。

交感神経と免疫の関わりから、氣の働きを読み解こうと、しています。

次に、それぞれを詳しく、ご紹介いたします。 

次回は、「黄帝内経」です