≪今日のコペル(臨床自然運動学)先生の独り言≫

「病は氣から」その9

(スライド12)

線維筋痛症と、臨床各領域にみられる、合併しやすい疾患に、顎関節症・ドライマウスや口腔過敏症が挙げられており、顎関節症の多様性を表しています。

特に注目すべきは、精神症状と、全身痛と、膠原病様症状です。

これらは、東洋医学を利用することで、問題解決につながる可能性があります。

診査・診断・治療において、人体が持つ、未知のシステムを活用する事が重要です。

それは、「未病」の領域を、正常な領域に、ベクトルを向けることが可能になると思われるからです。

ヒトを診るには、病名を探すことも必要ですが、病の根源にも意識を置いて原因の多重性も忘れてはいけません。

さらに、治療においても、新たな発想で「人間の未知のシステム」を活用することも重要です。

次に、顎関節症の原因・治療と養生について、お話を進めたいと思います。