≪今日のコペル(臨床自然運動学)先生の独り言≫

「病は氣から」その3(スライド6)

このスライドは、「病の全体図」です。

横軸に、組織の損傷の蓄積を、縦軸には、生体の恒常性の破綻を示します。

人の健康状態は、ここまでは「健康」、ここからは「病気」と、明確に分けることはできません。

健康と病気には、あいだ、があり、連続して「揺らいでいる状態」、を「未病」といいます。

未病は人によって、さまざまな症状や破綻を示すことから、

未病の診断・治療には、あらゆる角度からの検討や、対応が必要です。

さらに、加齢に伴い複数の未病が、絡み合ってきます。

未病とは、病気の芽である「微小炎症」です。

日本未病学会の定義では

未病とは?

・検査値に異常はないが、自覚症状があるもの。

・自覚症状はないが、検査値に異常がる場合、

を言います。

病気とは?

・自覚症状があり、検査値に異常があるものが、「病気」ということになります。

・慢性炎症で組織の損傷が蓄積したもの

「病は氣から」という、「氣」とはどのようなものでしょうか?

次回は、「氣とは?」というテーマです