≪今日のコペル先生の独り言≫

【医は意なり】その4

「医は意なり」という「ことば」は、江戸時代流行語化していて、

自分の都合のよいように解釈して、不勉強の口実にした医者が多かった。

 (本当は、「意は学より生ず」なのに!)

・医は衣なり、衣服を美にす

(美しい立派な服装を気にかけ、薬品をぞんざいにする)

・医は威なり、威儀敦重にす

(威厳、えらそうに厳めしさでみられる)

・医は異なり、異言異體にす

(異言、それぞれ医人により言うことが異なる)

緒方惟勝

天保七年 杏林内省録より