≪今日のコペル先生独り言≫
前回のつづきとして
感情(情動)のボディーマップに影響をあたえるもの?
ヒトの言語は、さまざまな方法で情動体験を表現する。
誰かが高い橋からバンジージャンプで飛び降りるのを躊躇している時、われわれはその人の恐怖
を“怖気づいた”と表現する。温度的に別の言い方をすれば、容易に怒りやすい人を“熱い頭(短気な人)“というような表現する。
誰か新しい人に会う時には緊張する。そのとき、“ドキドキする〜胃の中にチョウがいる〜”
ように感じるだろう。
このように表現するのは楽しいことであるが、生理学的な情動体験と何らかの関係があるのだろうか?
わたくしは、長年顎関節症状を訴える患者さんを診てきた。
症状は、口が開かない、開けると痛い、上下のアゴがかみ合わない、噛み締めている、アゴがカクカク・ジャリジャリと音がする、飲み込めない、などとその他に全身の冷え、倦怠感、肩こり、腰痛、など100に近い自律神経失調症状である
この情動ボディーマップと自律神経と高次制御システムと東洋医学(整体観念)を活用すれば、部分的でなく全身的なアプローチに応用できそうな予感がする。
『整体観念』は、中医学では、人と自然界との間の密接な関係を重視しています。人間は自然界の中で生活しており、たえず、自然環境の影響を受けています。人体は外界の変化に適応させ、自身の生命リズムを調整しています。また、人体を構成する臓腑・組織・器官は、生理的に互いに作用し、協調し合っています。
人と自然の統一性は、人間が生きるために必要な条件は自然界であり、自然界の変化は人体に直接的、あるいは間接的に影響を及ぼし、人体はこれに対応して生理的、病理的な反応を現しています。人と自然(宇宙)をひとつの統一体と考え、人体の形や機能も自然に対応すると見ています。
自然からのエネルギーを取り込む技は、他力ではなく自力で取り込むものです。コペル先生より