≪高次制御システムとしての自律神経の活き≫ その3


村上正晃教授(北海道大学遺伝子病制御研究所所長)は、
http://www.igm.hokudai.ac.jp/neuroimmune/
『重力ゲートウエイ反射』に基づき、国際宇宙ステーション(ISS)で初めて行われた中枢神経系の炎症性疾患モデルマウスの長期飼育ミッションが完了し、マウス全数が生存帰還した。炎症性疾患モデルの発症に重力を介する特定の神経回路が関与しているいう村上教授らの研究を傍証するように、マウスの外見には重力によって生じるはずの症状が表れていなかったという結果がでたようだ!

2012年 局所的な神経の活性が、病原T細胞の
血液脳関門の通過ゲートを形成する。
重力によるヒラメ筋の活性化が感覚神経を刺激して、第5腰椎の交感神経の活性化を誘導する。交感神経の末端からはノルアドレナリンが放出されて第5腰椎の背側の血管の内皮細胞の炎症アンプを過剰に活性化させる。この一連の刺激が、第5腰椎の背側の血管内皮細胞に過剰のケモカイン、CCL20を誘導して免疫細胞を引き寄せる。血液内に病気の原因となるTリンパ球が存在すれば、脳・脊髄の自己免疫疾患となることが証明できた。
このことを証明するために、

2015年 痛みが神経の病気を悪化させることを実証

2017年 世界初、ストレスによる突然死の分子メカニズムの解明
キラーストレスはどのようにして消化管疾患や突然死をもたらすのか

以上をふまえて、口ぱくぱくの自然運動のシステムは、
無重力状態に匹敵する活きをからだとこころに起こしているかも?。

口ぱくぱくの動作は、翼突筋静脈叢の血液を脳の視床下部の周辺の海綿静脈洞の流れを調整し、動脈の熱を冷ます活きを起こしており以下のシステムに影響を与える。
現代医学
・自律神経系
・免疫系
・内分泌、代謝系
・自然運動系
東洋医学
・気、血、津液 
無重力状態はからだとこころといのちに変化を与える。コペル先生より

 

2019年6月28日 北海道医療新聞 参照