≪こんな時こそ、口ぱくぱく養生法≫その8

流行病と商売
「流行の病におそれなりわいの
  ひまで寄り合い人となる」(歌川芳盛)

頭は相撲取り、首は芸者、顔は船宿、
背がそば屋と髪結い、腰が魚屋のてんびん。

麻疹がはやると、それがあたる商売と、養生に
悪い両売、はずれになる商売がでた。
はずれの商売を寄りあわせ、ひとの姿に画いた。

疫病が流行すると、病にかかった者は家で床に
つき、医者や祈祷師をよんで、1日も早い回復を
願い、またはやり病にかからぬ者は人混みをさけ
て、家にひきこもり、よいと言われる養生を厳格
に守った。
それで町は静まりかえった。とりわけ盛り場は
流行病が始まると閑古鳥がないた。

一方、医者や祈祷師はおおはやりで町を飛び回り
、くすり屋は大忙しであった。
薬の効能にもあまり期待できなかったので、食
養生が厳格に守られた。
野菜、魚でも食べて良いもの、悪いものが定められた。

それによって、魚がうれなくなり、漁村が静まりかえった、
忌むべき事として、房事、入浴、酒、そば、髪結い
があげられ遊郭、風呂屋、酒屋、そば屋、芝居小屋
などがガラガラになった。

江戸時代は、さまざまな疫病がはやった。江戸人は疫病から
逃れようと、真剣に神に祈り、降りかかる災厄から逃れるこ
とが知恵を出し合った。生まれたときから本人も周りの人も
日常の養生にこまかく気をくばった。養生の本や浮世絵が売
れた。

※だからこそ、僕は声を大にして言いたい
今やるべきこと、自分でできることは、
免疫力を高める食物とかあるが
まずは一番手っ取り早く、効果が早いのは、
自律神経を整えることしかない。
高次制御システム(免疫系・自律神経系・内分泌系)をよく理解して
自律神経をコントロールする養生法は、口ぱくぱくです。
重力や痛みやストレスを開放できるのは、
口ぱくぱくから発生する自然運動(無重力運動)です。
是非、チャレンジして下さい。風転風楽