東日本大震災から12年
まだ30代だった12年前。
こちらの地域は大きな被害もなく家族皆、無事だったけれど、
テレビで瓦礫の山や津波の映像が流れる度に、胸が苦しくなり涙が溢れてきた。
そんなに苦しくなるのなら観なければいいのだが、なぜか目を背けることが出来なかった。
そして震災の日を前にまたその映像が流れ、胸が苦しくなる。
テレビを消すなり、チャンネルを変えるなりすればいいのに、目を背けることができず、涙が溢れる。
忘れてはいけない。
軽視しては行けない。
無意識にそんな感情があるのかもしれない。
胸が苦しくなっても一年に一度くらい考える日があった方がいいんだ!
そう思っている。
マスクの緩和される3月13日まであと○日と言っている。
マスコミが煽っているだけなのか、
世の中の人々の多くもそう思っているのか、わからないが、
その日を今か今かと楽しみにしている感じ。
マスクをとった後の表情、
お肌のお手入れ、
歯のホワイトニング、
ヒゲ脱毛などの予約が殺到しているそうだ。
世の中が浮き足立っているような気がする。
いつまでもコロナに支配されたいわけではない。
しがみつきたいわけでもない。
けれど、軽視されていくことに不安を覚える。
今もコロナで亡くなっている人もいるのに‥‥
後遺症で苦しんでいる人がいるのに‥‥
震災と同じではないけど、風化されたくない。
いや風化しないで欲しい。