明日、何か予定があったような気がして、カレンダーに目を向ける。

息子の学校の用事があった。

忘れずに気付いて良かった。


コロナに感染して1年は経過しているのはわかっているが、

ふと1年と何ヶ月なのか気になり、指折り数えてみる。

2月末で1年と6ヶ月‥‥1年半だ。


1年半か‥‥

もうそんなに経つんだね。


1年を迎える前に、キリがないと思い、ケジメとして自分で卒業を決めた。

だが感染前の体調、体力、気力すべてが元に戻ったかと聞かれると、そこまでではなかった。

それでも、ほんの少し、ほんの少しだが、少しずつ回復していき、

平坦な道を歩いている分には数キロ歩いても平気になった。

普段は、あまり後遺症、後遺症と考えることもない。

だが、ちょっと負荷がかかると途端に息が苦しくなる。

坂道、階段、感染前だって傾斜がキツイところならはぁーはぁーと息切れはしていただろうが、

その息切れと感染後の息の切れ方は全く違う。


もう私は一生このままなんだと半ば諦めてはいるが、

これからの人生で楽しめたはずのことが半減してしまったなーと思うと、なんとも言えない気持ちになる。


若い頃とったスキューバーダイビングのライセンス。

子育てがひと段落したらまたやりたいなー、

またサイパンに行きたいなー、

沖縄の珊瑚も綺麗だったなー、ナマコが青かったのが印象的だったなー、また行きたいなー、

なんて思っていたが、

呼吸が浅く、負荷がかかるとすぐ苦しくなるのに、重いタンクを担いで、泳いで潜ってのスキューバーなんてできるわけがない。

年に数回、行っていた山歩きも無理だろう。

体を使った遊びではなくて、他にはないかなーと考えるがあまり思い浮かばない。


何かを継続できた時の節目として、1年半記念日は嬉しいが、

コロナ感染、後遺症からの1年半記念日?

記念日という言葉も違和感でしかない。

とにかく全然、嬉しくない。

心にモヤモヤが広がっただけだ。

カレンダー見て数えなければ良かったな。