いやぁーこの暑さはいつまで続くの?


エアコンを着けてる部屋にいる分には快適だが、廊下に出たら、モワァー。


そんな中、白髪染めのため美容院に行ってきた。

我が家は駅まで徒歩5分。

美容院は2駅先。

電車で行けば、電車賃も安いし、時間を気にせずにデパートなどの寄り道もできる。


だが、この暑さ、たった5分でも歩きたくない。

汗だくでドロドロに化粧が取れたよれよれの私のまま、美容院に入りたくない。

繁華街にある美容院周辺のコインパーキングはなかなかのお値段だが、背に腹はかえられぬ。

美容院に一番近いコインパーキングに停めた。

徒歩1分ほどの距離でも汗がジットリ。


美容院の中は冷房が効いていたので、しばらくすると汗がひいた。

だが席に通され、厚いケープをかけられたら、またまた背中に汗。


隣の席のご婦人が

「これ何度設定?ちょっと寒いわよねー」

と大きな声で言っている。

美容師が

「寒いですか?設定温度あげましょうか?」

など言っていたが、

私は暑い。

やめて!これ以上、温度上げないで!

と心の中で叫ぶ。

私の心の叫びが美容師さんに伝わったかはわからないが、設定温度はそのままだったようだ。


元々、暑がりだが、涼しい部屋の中にいても汗をかくのは、更年期のせいだろうか?

いや、首にタオルを巻かれ、厚いケープ。

その上にまたタオル。

これだけかけられ、もちろんマスクはしたままなんだから、普通に暑いわよ。

そういうことにしておこう。


隣のご婦人は社会情勢の話が好きなようで、ウクライナの戦争やG7の話を大きな声で一生懸命、美容師さんに言っている。

美容師さんも話を合わせて

「そうですねー」「わかります」

などと言っているが、明らかに面白くなさそう。


入店が、ほぼ同時だってこともあり、シャンプー台に行くタイミングもかぶり、

普段なら、心地よくてウトウトしてしまうシャンプータイムが、大きな声で社会情勢の話を聞かされ台無しだ。

月1回のリラックスタイムのはずだったのに。

なんだか損した気分のまま、美容院を後にした。


数歩歩いたら、後遺症の症状のような息苦しさ。

ハァハァ苦しい。

いや、この息苦しさは、熱風の中、マスクをしている息苦しさのはず。

そう自分に言いきかせてコインパーキングまで歩き車に乗り込んだ。


更年期でも、コロナ後遺症でもない。

ただ猛暑だから!

だと自分に言いきかせた1日だった。