学校教育とジェンダー | Alas estrellas ***30代選択子なし夫婦の徒然雑記

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産まない選択をしました*親友で恋人で一番の理解者である夫と、のらりくらり気ままに暮らす30代兼業主婦*本や映画のオススメなどをゆるーく語っています。

ALAです。

 

先日、Xジェンダー交流会に

久しぶりに参加して来ました!

 

総勢6名と少なめでしたが、

FTXさん、MTXさん、ゲイさん、

シスヘテロ(男性)さん、と

かなりバラエティに富んだメンバーで。

めちゃくちゃ楽しかったです音譜

 

 

で、

その交流会で話しているうちに

いろいろ思いだしたことがありました。

 

 

学校でのジェンダー扱いについて。

 

あくまで、自分の経験則ですが、

小学校と高校はかなり

ジェンダーニュートラルに過ごし、

中学時代だけがものすごく

性的役割分担とか、ジェンダー論に

縛られて過ごした記憶があります。

 

 

小学校時代は、

男女混合の仲良しグループにいたり

私服も男児服を着ていたり、

 

多様性を重んじる大らかな校風も手伝って、

学校生活でも「女子はこっち!」とか

性別で扱いを分けられることは少なく

 

性別違和。。。いわゆる

「女子であることへの嫌悪感」を

感じるタイミングが極めて少なかったです。

 

 

高校(女子高)時代は

完全に「男役」扱いだったので、

ある意味「ジェンダー=男性」という

役割分担上にいたんですが、

まあでも全体的に中性でした。

 

制服もありましたが至極シンプルで、

セーターだの靴下だのシャツだの

色・柄規定もほぼ無いに等しかったので、

好き勝手な格好してましたし。

 

学校着いたら黒パンツに着替えて、

黒のタートルネックを着て

遠目から見たら学ランに見えるような

格好したりしてた時期が長かったです。

 

 

とまぁ、学生生活の大半は

中性として自由奔放に過ごしてきました。

 

 

が、中学生のときだけは

勝手が違いましたね。

 

初めて、男女別の制服を着たことや

男女で選択科目が分かれていたり

生徒会長は男子、暗黙の了解で

決まっていたりと、

 

初めてジェンダーの壁にぶち当たりました。

 

スカートを履き、家庭科で編み物をし、

基本「副委員長」に就く立場。

その閉塞感たるや。。。

 

 

先日のXジェンダー交流会で、

そのことを話したら

「中学生ごろは、性について目覚めて

一番、多感になる時期だからじゃないか」

という意見があり、なるほどと思いました。

 

自分の性自認が、というよりも

学校教育として、

男子のありかた、女子のありかたについて

はっきりと規範を示される時期、というか。

 

 

突然、性というものに対して

ふつふつと意識が芽生え、

精神的にも不安定になる時期に、

 

制服や履修科目を通じて、

男子はこういうもの、女子はこういうもの、と

分かりやすい道筋を示してあげることで

揺れていた生徒の精神が安定する。。。

 

という意図もあるのかなと。

 

 

ただ、そのせいで余計に揺らぐ生徒が

常に10%前後いるんですがね。

 

 

自意識が揺れ動く多感な時期に

規範を示して導いてあげること、

それは確かにひとつの「教育」なのですが

 

むしろ、これから何者にでもなれる

多感な時期だからこそ、

規範に沿うばかりではなく

 

男性・女性関係なく、これからの人生を

「自分はどうありたいか」について、

目一杯、自問自答させてあげる

時間こそが必要なんだと思います。

 

 

自分の出身中学は

今も、男女別で履修科目を分けたり

してるんだろうか。。。

 

この時代じゃもうやってないですかね。

現状知らないので何とも言えない。

 

まぁ、ただ

もっと、小学校時代の延長のような

大らかな校風の中学だったら

良かったな。。。と思う反面、

 

どういう環境で育っていたとしても、

結局は今とあまり変わらないんだろうな、

という気もします汗