日曜日の八景島駅前釣り場の釣果をアップして無かった…。
この日の釣りはちょっと面倒だったな…。
午後2時半位に到着して準備してたら。
「トリックですか?」って不意に話しかけられる。
振り返ると…。
!!
たぶん小学5年生ぐらいかな?行ってても中学1年生ぐらいの男の子がずんずん距離を詰めて来る。
思わず子供相手なのにこちらも敬語になる。
「トリックですね…。」
少年「昨日はサバが回って来てました。」
少年「僕は夕方のサバ、アジの回遊までは底物を狙います。夕方になったらアジ、サバ狙いをしようと思います!」
俺「そうなんですね…」(何故かまだ敬語。)
少年「やっぱりアジは夕マズメですよね!」
少年「サバは今日は今のところ入って来て無いですね!」
俺「あ〜。そうなんですね…。」(つられてまだ敬語。)
…。
俺は大人げ無く内心思ったね。
「めんどくさい…。」
釣りの準備って細かいセッティングがあるから今話しかけないでよ早く俺は準備したいんだって思ったね。
実はねこんな事を言ったら女性ファン引かれるかもしれないけど(そもそも女性ファンなんか居るのか?笑)
子供が苦手(笑)
特にしつこい子供が大嫌いなんだよねえ(笑)
それなのに何故かいつも子供に懐かれる。
逆に嫌いでは無い子供も居る。
黙々と積み木で遊んでる子とか…。
自分の世界に浸ってる子供は好き。
ほっといてもずっと1人で自分の世界に入り込みブツブツ言いながら何時間でも遊んでる様な子は嫌いでは無い。(小さい頃の俺はそのタイプ)
キン肉マンの消しゴム二つで頭の中でドラマを組みたて。テーブルの上では頂上決戦。60分一本勝負のデスマッチを自分の右手と左手に操られたキン肉マンとロビンマスクが決闘してるんだ。
「ロビンマスクがローブに飛ばされたあー!」
「キン肉マンのドロップキックからのキン肉ドライバーが炸裂!!」
それを見ていた1個上の兄と2個上の姉が「よくキン消し2個でそこまで遊べるよねえ…」って失笑してたな。
俺はとにかく早く釣りの用意がしたいのに少年が話しかけて来るから適当に相手してなんとか解放されて釣り開始!

アタリは無い…。

そしてオモリの下に一本針を垂らす。
ここにはエビを付けると言う欲張り仕掛けだ。
まあ今はアタリも無いけどむしろいつも釣れ出すのは15時から。

こんな時は菓子パンを食べる。
懐かしくてつい買ってしまったフルーツ牛乳を飲む。
おお…これは昔飲んだ銭湯の味!!

15時。
穂先が入った!
ヒット!

いつもの…。
ポイっ!
ポチャン。

また来た!

アジか?
ムツだ。
ムツってのは本来は200メートル以上水深がある場所に居るんだけど幼魚期には浅場に居るんだ。

そして本命のアジも来た!
少年はどうやら50メートル位離れた場所に自転車で来てる様だ。
隣で釣ってるご夫婦が釣り上げると猛然と突っ込んで行きバケツに顔がつかんばかりに覗き込む。
それを煩わしく感じたのかは知らないがご夫婦は帰ってしまった。
ヤバい…。
少年との間に居たご夫婦が帰ってしまい緩衝地帯が無くなった。
こっちにまた来たら面倒だな。って思ったら来たよ。
少年「釣れましたか?」
俺「フグとちっちゃいアジ一匹…」
少年「僕はちょっと離れたとこに行くんで荷物を見ててくれませんか?」
え?そんな責任持ちたく無い。
俺は穂先を見てるんだよ。
50メートル離れた荷物なんて気にしてらんない。って思いながらも。
俺「あの自転車だよな?わかったよ何となく変な人来たら気にしとくよ…」

しばらくしたらサバとアジのちょっとしたラッシュ。
戻って来た少年にバレる(笑)
真横でやりだした。
しかもその距離1メートル。
ちっ近い…!邪〜魔。
また新しく来た釣り人が釣れたりすると竿を置いて見に行ったりする。
不意に竿を後ろに置いたりするから踏みそうになるし。餌箱を歩道の真ん中に置いたりするから通行の妨げになってる。
やれやれと思いながらも踏まれ無い場所に竿と餌箱を移動させてあげたよ。
少年はまた自分の場所に戻ったり帰って来たり…。
日暮れ前に雨がポツポツ降って来たしアタリも止まったので片づける。
あっという間に本降り!
ヤバいダッシュで撤収。
そこを少年に捕まる。
少年「オジサン帰るんですか?」
俺「帰るよ。雨降って来たし。」
少年「釣れましたか?」
俺「ぼちぼちだな。」
そう言いながら俺は急いで仕掛けを片づける。
ありゃりゃ穂先に絡まった。
少年「釣果見せて下さい!」
俺「ああちょっと待ってね。」
少年「クーラー開けて貰っていいですか?」
ああー!!穂先の絡まりを解いてる時にストレスMAX!!
雨も酷くなって来たし。
パカっとクーラーの蓋を開けてビニールに入れてた魚を見せてあげたよ。
少年「まあまあ釣れたんですね。」
俺「十匹ぐらいかなあ。」
本当は15匹と少年1人だけどな(笑)