養老渓谷駅から下調べゼロのままお弁当を買った売店で貰った散策図を頼りにY内君と進む。
亀社長がこっちに向かって居るからなあ。
あまり遠くには行けないよねえ。
えっちら。おっちら歩くおじさん2人。

なにやら綺麗な赤いトラス橋に出た。
宝衛橋って橋らしい。

宝衛橋から見える青い橋は渓谷橋。

「お〜!でっかい鯉がいる。1メートルぐらいあるんじゃない?」

まだ紅葉は始まったばかりかねえ。(2024.11.23現在の話)

雲間から覗く青空に渓谷橋の青が調和する。

養老川で1日中釣りとかも楽しそう。
雑魚釣り券買ってさあ…。

小道をずんずん進む。

この先にも行こうとしたんだけど向かいから歩いて来た同じく散策してる方に「この先、通行止めでしたよ。」と。
近年の台風で房総半島はあちこちやられたからねえ…
養老渓谷の周りの道も入れ無い場所が多数。
路頭に迷ってるおばちゃんも居たよ。
「この先も行け無いのねえ…何処に行けばいいんだろう…」って。
確かにねえ。
そろそろお腹空いたし駅まで戻り亀社長を待とうかねえ…。

駅前の紅葉が一番綺麗な気が…。
これ造花じゃ無いよねえ…。

亀社長と合流したら近くにあるラーメン屋に行きたいんだけど…。

朽ち果てるのを待つガソリンスタンドをみながらお地蔵さんの様に待つ我ら。
来ないね…。

まあ。待つしか無い。
あっ!LINEが来た!
あと30分ぐらいかかるらしいって…。
その頃、亀社長は小湊鉄道駅、各所コンプリートを目指しながらダッシュしていたらしい。
↓亀社長のブログより一部抜粋。

たぶん来るとしたらあのコーナーから見えて来るはず!
「ビィーン!!!!!!」
なんか来たぞ!!
小さいバイクなのに速く無い?
お〜!!亀社長だ!!
「こっちこっち!!」
チェッカーフラッグ代わりに手を振りゴール。

到着!!
バイクを押して強制移動してあげる。

「駅舎とシャリーを撮るならこの場所だよ!!」
1時間分の先輩風を吹かせる。
「カシャッ!!」
「撮ったね。」
「じゃ行こうかラーメン屋に。」
ラーメン屋さんが休憩に入る前に急ごう!
バイクは駅前駐輪場へ置いてまた踏み切り越えて知る人ぞ知る目立たない場所にあるラーメン屋さんへ。

ポツンとあるラーメン屋さん。
亀社長がリサーチしてくれたんだけど有名なのかな?

店内は賑わっていたけど座れたね。
昭和感が良い感じだあ。
実は鉄道旅ならではのどうしてもやりたかった事があってさあ…。
「ふらっと入ったラーメン屋か定食屋で昼からビールを飲む!」
これをやってみたかった。

2人には悪いけど自分だけ瓶ビールで。
2人はノンアルコールビールで乾杯!

つまみは餃子と焼肉!!
最高!至福!

俺は焼肉と餃子だけで良い。
主食はビールだから。

2人が食べてたチャーシュウメンのどんぶりがでかい事。
美味そう〜!!
ラーメンも食べるべきだった。

ほろ酔いで店を出れば可憐な野の花が…。
♪「野に咲く花のように雨に打たれて…」
ぼっぼ…僕は山下清の世界なんだな…
などと思いながらまた3人で駅まで戻る。
さあ小湊鉄道はまだ一駅ある。
ここからはY内君の軽バンの助手席に乗せてもらい終点の上総中野駅を目指そう!
GO!!


亀社長も元気良く飛び出した。

追走してみよう。

中々速い(笑)

膝出したぜ(笑)

マジで速く無い?

シャリーで攻めてる(笑)







お〜!!
このタイミングで列車が来るなんて…
本数少いのに奇跡の巡り合わせ。

「V型さーん。早くこれ乗って帰らないと」
ええ…もはや車で帰る気満々なんですが…。
聞かなかった事にしてと。
さあ!助手席に戻ろうっと。
みんなで浜金谷からフェリーで帰ろう。

シャリーの人がね。
道の駅きみつに寄りたいらしいよ。


見覚えがある黄色いスーパーカーが!!


そう言う事かあ〜。

トランポで来たんだねえ。
予感はしてたよ。

よいしょ。
積み込み完了!!
バイク屋並に手際が良いな。

外車みたいなシートのカッチョいい黄色いスーパーカーに乗せて貰う。

夕暮れの房総を走り抜ける。






夕陽から海に向かって放たれた光線が雲を突き抜けて水平線を照らしてた。

水平線を支配した茜色。
やがては闇へと消えて行く。
浜金谷に着いたけどフェリーは1時間後だねえ。

ビワ味ソフトクリーム食べながら待つ。
ソフトクリームが買えるぐらいは財政難から復活した俺。
ソフトクリームが買えるのはなあ〜もう金持ちレベルなんだよ!って自分に言い聞かせて味わう。

亀社長が独りで鳴らす哀愁の恋人御用達の鐘。
君にも幸せあれ。
「カーン」
退場!
早く次の子供連れに譲りなさい!
出航!したらかつて無い程に混んでいた。
間引きダイヤのBダイヤだから?

久里浜に戻るまで睡魔に負けて寝てしまったよ。
早起きだったからね。
横須賀へ戻り車を置いたら再集合…。
まあ俺達が揃えばそうなるわなあ。
養老の滝グループ「一軒目酒場」からの〜。
大衆居酒屋「お太幸」からの〜。

名物。横須賀ブラジャー飲んでた気がする。
電車があるうちにそろそろ行こうかね。
良い気分で電車に乗り込んだ。
起きたら一駅乗り過ごしてたけど。
向かいのホームから乗り直す屈辱と脱力。
駅から家までが遠かったな。
野良猫と目があった。
「ニャー」って話かけたら無視された。
無事には帰れた様である。
おわり。




