ここは高知県津野町。四万十川の源流域にある珈琲屋。コーヒー7不思議。

ここから見える不入山に今朝は雲がかかってない。

朝は晴れてても不入山に雲がかかっていれば午後から崩れる事が多いとか。

と言うことは本日は晴天なり。

本日、珈琲屋は定休日。

雑用をこなしたり午後は兄嫁◯カちゃんが歯医者に行くついでに高知まで3人でドライブに行く予定。


朝から自宅の裏に生えてる山椒の若芽を摘んで欲しいと頼まれた。


どうすんだこんなの?

引き受けたは良いけど。

トゲもあるし摘んでも中々ザルに溜まらない。

兄もやって来て隣の山椒の木の若芽を採っている。

これで醤油漬けを作るんだとか。

兄「もうこれぐらい取れば大丈夫。次はワラビを採るよ。」

兄「◯カちゃーんワラビ採るよー!」

兄嫁「待って!ワラビ採るなら私も行く!」

どうやらワラビは兄嫁◯カちゃん担当らしい…

店の庭先みたいな場所で目を凝らすとワラビが見えてくる。

◯カ「あった!」ポキ。「あった!」ポキ。「あった!」ポキ。

流石だ。俺なんか全然見つけられないと思ったら足元に「あった!」


この摘む時のポキって言う感触が良いね。

兄も次々と見つけてる。

中々これが慣れないと草に紛れて見え無いんだ。

◯カちゃんはワラビを採るのを毎年楽しみにしてるらしくワラビにかける意気込みが違う。次々と見つけるなあ。


兄「カメノコテントウムシだ!」


へー。こんな柄のテントウムシはじめて見たかも。

兄「あ〜!イタドリも出て来たね。ちょっと採ってこう。」



これイタドリって言う山菜なんだ。見た事はあるかも。これって食べれたんだね。

それにしても移住して十余年…。

俺と同じ東京生まれのはずなのに自然と共に生きてるなあ。

ちょっと山菜を採りました的な写真を撮りたいなと…。



「山菜採ったどー!」

と言うか。

採ってもらったやつを自分で採ったかの様にしてるだけ…ワラビ数本は採ったけど。

イタドリは酸味が強いらしく下ごしらえが大変らしいね。

ワラビもアク抜きが必要だし食べるのは明日移行で。

次は近々行なわれる地域のゴミ拾いの段取り。

当日大変だから崖下に投げ捨てられた空き缶を拾いに行く事に。

田舎暮らしは地域の人との助けあい。

中々これも大変だけどあたりまえの様にやってるな。



道路から少し覗き込み崖下を見ると捨てられてるね…。

マナーが悪いヤツが居るもんだ。

歩いてる人なんてそもそも居ないからみんな車から投げ捨てられたゴミだとか。

決死の覚悟でロープ無しで崖を降りたよ。

二人で手分けしてゴミを拾い回収し易い場所に集めておく。

驚いた事にビールの空き缶が多い事。

しかも金麦率高し!

これは飲酒運転してるヤツが居るな。

私「看板作ろうか金麦捨てるな!って。名指しされた様な効果があるかも!」

兄「それは良いかもしれないな!!」

捨てるのは簡単。拾いに行くのは命懸け。

こんな崖、源流釣りの渓流釣り師かガチの磯釣り師ぐらいしか降りれないぞ。

捨てたヤツにこの作業をやらせてあげたい。


ゴミ拾いの副産物。

ワンカップの中に土が堆積してその中に苔がアートしてた。

これは珍しいから持ち帰りに。


兄「シロバナタンポポだ!」

白いタンポポか珍しいなこれ。見た事無いかも。


こっちは普通のタンポポだ。

西洋タンポポか日本タンポポか。

まあどっちでも良いんだけど。

命がけのゴミ拾いが終わり開放された。

そう言えば十年前は店のすぐ近くに作られた蜂の巣の除去をやった様な…

田舎暮らしは命懸け…。


お店の横に制作中のウッドデッキ。

お店も手作りだったけどウッドデッキも試行錯誤でセルフビルドだ。

ここで珈琲飲みたいのにお店は休みかあ。

残念だなあ。

このテーブル。

足踏みミシンを土台にしてる凄い発想だな。


このカラフルな木の椅子が楽チン。

する事も無くなったし釣りにでも行こうかな。

バイクで行けばすぐ。

十年前の記憶で田んぼから川に降りれたはずと進む。



あれ?降りれたけどこんな感じだったっけ?

全くアタリ無し。

まあ。釣り方もいい加減だからなあ。

それにしても魚が居ないな。

十年前はカワムツが沢山釣れたのに。

午後からは津野の山を降りて3人でドライブがてら高知市街へ。

高知迄は片道1時間40分程。

歯医者行くのも半日がかりかあ…。

高知にはイオンモールがあって◯カちゃんが歯医者に行ってる間は兄とスタバへ。

自分で珈琲の焙煎したり豆売ったり每日珈琲を淹れてても山を降りたらスタバ行くんだね。

居候させて貰うからここは俺の奢りだ!   

本日のコーヒーを二つ注文。

スタバなんてあまり来ないしさ。俺、珈琲なんて詳しく無いから本日のコーヒーにしたら兄もそれで良いってなっただけなんだけど。

流石!スタバだ。珈琲を淹れてる間にレジのお姉さんが「本日のコーヒーは◯◯◯産のナンチャラで…味の特徴はナンチャラで深煎りで…」って一生懸命、豆の説明を始めた。 

こういうのを釈迦に説法って言うんだよなって俺は内心思ったんだけど…。

兄が深煎りかあ…(浅煎りだったかも)とかボソって言ったもんだから。

お姉さんが「違うのにしましょうか?」「替えられますよ!」って。

もう出来てるのに!やっぱりスタバは凄いんだなと思ったね。

「悪いからそれで大丈夫だよ」ってなったけどね。

二人で珈琲を飲みながら小一時間。

いろんな話しをしてたら歯医者さん終わったと連絡が来たので高知で御飯を食べて帰る事に。


最近のいち推しらしい活魚 漁まさんへ。



店内に入ると先ず目を引くのがこの特殊な釜。

なんでも注文が入ってから一人分づつの御飯を炊くんだとか。

兄いわく外食でここまで美味しいお米は食べた事が無いからマイブームなんだと。


店内は生け簀を囲む様にカウンター席がありその周りにボックス席が囲む。


見せ方が上手だよね。


※ネットから拾い画像。

こうやってピチピチのブリやカンパチを掬ったり。

※ネットから拾い画像。

鯛を掬ったりして即座に〆て出来たお刺し身盛り合わせ定食がこちら。

なるほど!〆たばかりの魚って水温の温かさだからこうやってクラッシュアイスの上に盛り付けてあるのは良いねえ。


刺し身が引き締まってて旨いね。

炊きたての御飯。

確かにこれは美味い!!

いや〜豪勢な御食事で満腹。

「ごちそうさまでした!」

さあ山に帰ろう。

もう暗い夜道を高知市街からまた1時間40分かけて走る。

津野市街からさらに山道を30分上る。

暗いカーブの出口でハザードつけて道を譲ってる車にヒヤリ!

みんな焦って交わしてる。

「危ねえなあ…」

この辺りの人の運転って独特な危なさでけしてマナーは良く無い。

バイクで普通に走ってると車に抜かされる。

試しに本気出して追いつくとムキになって飛ばして信号無視して走り去る車も居たし。

飲酒運転も多いしね。

おかしなヤツ見つけたら近づかないのが一番だとか。

車間距離が大事だな。

そして無事に帰宅!

あの〜。明日もまた連泊?で良いのでしょうか(笑)

つづく。