次は何処へ。

房総半島と言えば手掘りのトンネル!

教えてGoogle!「一番近い手掘りのトンネル」

グーグルナビに従えばすぐだった。


やって来たのは養老渓谷 県道81号線の直ぐ側にある向山、共栄トンネル。


魔界へ突入!

ちょっとしたアトラクションだね。

なんか居そう。

憑依するなら亀社長の方で。

でもそれも怖いな。

どうやら何事も無く脱出。

あっと言う間に手掘りトンネルも制覇。

行き当たりばっ旅の次は。

次かあ…小湊鉄道に気になる名前の駅がある。

俺「亀社長この駅を見てみたいんだけど寄ってくれない?」

亀「えっ!…。良いよ…。」



チバニアン(学術的に貴重な地層がある場所)の脇を北上。

車窓から見える川も雨でド茶濁り。

駅に着いたら列車が入って来た!

凄いタイミング。

本数だってかなり少いはず。


ザ.ローカル線。

小湊鉄道。
絵になるねえ。

桜が咲いてたらもっと良かったけど。



何人乗ってた?

4人かも?

この利用客の少なさで小湊鉄道は存続出来るのか?

今度は電車を乗り継いで乗りに来たいな。

無くなってからでは遅い。

「皆で乗ろう小湊鉄道!」

ところで、どうしてこの駅へ?



「キャハハ〜❤」

さとみだから。



亀「それだけかよ。くだらねえ…。」


でも凄いローカル感があって良いとこだよ。


ここでお茶でも飲みながら、おにぎりでも食べながら列車を待つのも良いかもねえ。

久しぶりにこんな切符売り場を見た。

いまだに固い紙の切符かもしれないなあ。


この犬の像は何だろうねえ。

里見八犬伝?

線路沿いの小道を行けば。

もう春はすぐそこまでやって来てた。

「さとみ〜!」

「来たよー!」

さあ次!

てか。

そろそろ帰路へ。


ん!!

「ちょっとアレ!」

「仮面ライダーだ!」


わざわざ通り過ぎてからUターン。

何故にここにV3が…!!

不思議王国。ビバチバ!


日も陰って来た頃に今度は久留里線かな?

またしても本数の少ない列車に出くわす。

踏切に捕まっている時間が凄くのんびり。

急がない。

急かさない。

心して待つ。

ここは東横田駅かな?

「駅舎が無くない?無人駅かなあ。」

「列車が停まってる時間が長いね。」

「もしかして中にバスみたいに料金箱があるとか?」

「う〜ん何か出口でやってるねえ。」

後で調べたら本当に電車の中に料金箱が有るらしい。

無人駅ではバスで言う整理券みたいな乗車駅証明書を取って中で精算するらしい。

多少それで遅れようがダイヤが過密じゃ無いからなんとかなるんだろうな。

なんだか忘れてた昭和の時間の流れがまだ残ってるんだな…。

素敵だな千葉。

「雨が完全に止んだね。」

帰りもアクアラインで戻ろう。

行きの悪天候が幸いして帰りのアクアラインが激空き。

千葉に行く人が少なければ帰る人も少ないからねえ。

「ヒャッホー!」

雲の向こうの対岸は晴れて来た。

東京湾アクアブリッジを疾走する。




助手席だから写真撮り放題!


「カシャ。」

「カシャ。」

「カシャ。」

中々無い景色だよねえ。

海の上を走ってるなんてさ。

しかも日曜日の夕暮れ時にこんなに空いてるなんて!


海上要塞みたいな海ほたるが見えて来た。


そのまま帰りは寄らずに突き抜けよう!

行くぜー!

海ほたるまで200メートル。

100メートル!

20メートル!

大気圏突入!

「東京湾アクアトンネル行きまーす!!」

真っ暗な世界を進めばー。

あっと言う間に首都高速湾岸線。

戻って来たね。

こっち側の大都会に。

現実の世界に。




鶴見つばさ橋を抜けて。



夕焼けを見送って。



工業地帯を走り抜ければ。
朝の暴風が嘘の様に。

穏やかな。

優しい風が吹いていた。

横浜ベイブリッジを渡れば。


そこはもう僕の住む街。

帰って来たよー。

ただいま~!



さとみ「ウフフ。お帰り。」

さとみ「行って来たんだね。アタシの駅…」

(汗)

俺「まっ…まあな…!」

終わり。