今日も夜明けと共に焚き火台に火を入れる。
ダイソーの1000円の焚き火台も4年目!?塗装はとっくに焼け落ちて赤錆で貫禄が出て来たな。


焚き火は鑑賞用。
湯はガスバーナーで沸かす。
珈琲を淹れて、さほど好きでも無いけど時々買ってしまうフジパンのピザパンで朝食。
朝食を食べたらトイレタイム。


道路に上がってから110歩。

立派なトイレと東屋がある。
まあトイレなんか無くたって男だし大丈夫なんだけどね。
出来れば大の時はトイレでしたい…。
贅沢を言えば洋式がいい…。
ここのトイレは更衣室まであったよ。
川で泳ぐ人が着替えるのかも…。

外に水道もあり水も汲める。
良い場所だった。連泊しちゃおうか悩んだ程。
離れるのが惜しい。
こんな快適な無料の場所は中々無い。
↑
この宮川に流れ込む沢の音が心地よく子守歌の様に良く眠れたし。
まあ…何だったら帰路にまた来ても良いし出発だ!

ここ迄来たら上流にある宮川ダムを見て行こう!

上手く行けばその先につづく県道を進んで水呑峠を越えて海沿いの紀北町に抜けたい。

通行止めが多いらしいんだけど…。

宮川ダムまでやって来た。

この先は行けるのか?
まあ想定内。
来た道を戻り大台町から国道42号線で海を目指そう。
大紀町を抜け海目指す!
あっコインランドリーがあった。
旅も4日目。そろそろ洗濯をしたいな。
通り過ぎてからそう思いつつ進む。
海沿いに出た辺り。道の駅紀伊長島マンボウを通過。
マンボウには寄った事がある。キッチンカーで買ったウツボの唐揚げが固くて噛むのに苦労した思い出が蘇る。
そのまま国道42号を進むと直ぐにコインランドリーがあったので此処で洗濯だ。
それにしても暑いな…。
コインランドリー内に入ったらエアコンが無いらしくもっと暑かった。
コインランドリーって大型化して昔より店舗が増えたのは良かったんだけど昔みたいに洗濯機回すのに300円とかじゃ無い。500円払いオーバースペックの大型横型ドラム式洗濯槽に三泊分のシャツ、パンツ、靴下、タオル2枚、ジーパン一本を放り込み30分程待つ。
暑くて中には居られ無いから外の日陰でリアルゴールドを飲みながら待つ…。
乾燥は10分100円。ジーパンが乾かないから30分回す。
洗濯で800円かかるからなあ…。
風呂も昔みたいな銭湯が減り日帰り施設ばかりになり現代では1000円近くする事も珍しく無い。
キャンプツーリングであっても昔みたいに一日の費用が3000円以内とかにならなくなって来た…。
でも一番コストがかかるのが昔はさほど飲まなかったビールかも(笑)
1時間以上かけて洗濯を終えて出発!
紀北町を抜けて尾鷲市に入る手前辺り。
去年も気になった干物製造直売ヤマショーの看板を通過。
ククク…ヤマショーだって…。
茨城阿見原付販売ヤマショ〜をどうしても思い出す。

さあ!


写真を撮ろうと停まったとこがクマ出没注意だった…。
長居は無用だね。
いざ!

涼しいー!!
最高ー!!

トンネルを出たらここからがしばらく海有り山あり狭路有りの時には酷道と化す、くねくね道だ。


この青さと言ったら…。


空よりも青い。

なんて綺麗な海なの?

この道、前に来た時よりも天気が良いとこんな素敵な海が見れたんだ!

すげぇ綺麗としか…。

ここを抜けたら熊野市。
また国道42号に復帰。
今日のお昼は決めていた。
鬼ヶ城トンネルを抜けたあの食堂だ。

良かった14時過ぎでもやってた。

相変わらず時間がゆっくり流れてた。
テレビでは甲子園。
お〜!横浜高校が頑張ってる。
もう食べる物も決めている。
去年も食べて凄く美味しかったお刺身定食だ。

じゃん!去年より200円値上がりしてて1200円だったけど、それは物価高騰だし米も高いし致し方ない。
相変わらずここの刺身は天下一品!
特にイカが美味い事。
この歯切れの良さ。甘み。最高に美味い!
お会計の時に「去年も来たけど美味しかったのでまた来たんですよー。」って言ったらエラく喜んでくれてたよ。
俺「ところで、ここのお店の名前ってなんて言うんですか?」
おばちゃん「鬼ヶ城ニシグチ…」
俺「え!?鬼ヶ城ニシグチ!?」
外に出てお店をぐるっと周るとでっかく側面に書いてあったよ。

こっち側から見た事が無かった。
めちゃくちゃ味がある外観だったんだねえ。

そして、ここから見る海も良いね〜。

バス停も鬼ヶ城西口。
店舗が先か?バス停が先か?
今度来た時はそれも聞いてみよっと。

走り出して直ぐ。毎度お馴染みの獅子巖へ。

今年の獅子巌が一番迫力があった。

よりいっそう獅子ぽくなっている気がする。
さて記念撮影も終わりまた走り出す。
実は今日のキャンプ地は家を出る時から絶対にまた行きたいと思っていた場所だ。
去年初めて行って快適過ぎた渡瀬(わたぜ)温泉にあるキャンプ場だ。

↑去年の画像。
去年は桜が満開だったな。

↑去年の画像。
1750円で温泉に入り放題。バイク専用キャンプサイトがありテントを張り直ぐ下を流る清流を見ながらのビールは格別だった。

↑去年の画像。
今年の目標はキャンプ場から歩いて行ける美味しいと評判の居酒屋さんにキャンプしながら夜は飲みに繰り出す計画だ。いや〜楽しみ。
新宮市内のスーパーに寄り早く付きそうだからビールやつまみも買い熊野川沿いに国道168号を上がって行く。

1年4ヶ月ぶりに戻って来た感…。

相変わらず熊野川は雰囲気が良い。

向こう側にも道があったのか!

向こう岸は県道740号。

そして更にこちら側に廃道になった旧道の橋かな。

近づいてみるともう崩落しちゃってる。

その橋の奥の岩肌に落ちる一筋の滝が絵になるねえ。

熊野川よ。

悠久の流れ。

旅ライダーは走る!
本日の居酒屋キャンプを楽しみに走った。
が!!
が!!
が!!
キャンプ場着いて愕然。
なんだかロープがかかってて入れ無い。
受け付けの温泉センター渡瀬(わたぜ)温泉に行ってみると…
ガーン!!
定休日(火、水)この日は火曜日。
こうして温泉キャンプしながら居酒屋に行く計画は脆くも崩れ去ったのでありました。
せめてこの辺りで野宿キャンプして居酒屋だけでも…って思ったんだけど居酒屋徒歩圏内で良い場所を見つけられず諦めて急遽グクって見つけた田辺川湯キャンプ場(旧川湯野営場木魂の里)に向かう事に。

数キロ走って到着した田辺川湯キャンプ場
少々高くても仕方無いと受付する。
テント一張バイクで1名だと1400円だった。まあこの値段なら良いか。
区画は大きく分けて三区画。
入口の駐車場脇から広がる車両乗り入れ禁止の芝生エリア。
川から一段上がってる背後に森がある第二エリア。(乗り入れOK)
河原に広がる第三エリア(乗り入れOK)
かなり広いキャンプ場だな。
バイクで進みながら入口付近の芝生エリアを横目に進む。ここが一番混んでたね。受付の方曰くライダーも1名いるらしいね。
第二エリアは中程にあるトイレ、炊事楝迄はちらほら。
その先は誰も居ないから一番奥のどんつきまで進む。
ここで良いや。誰も居ないし。
ちなみに目の前の一段下がった第三エリアは日陰が無いから却下。

あ〜予想外のバタバタながらテントは張れて一安心。


受け付けでバイクに貼って下さいと貰った付箋がSSTRの人みたい…。

エアマットを膨らまして。

テントに突っ込んだらロープを持って薪拾い。

ロープでくくって二束分拾えば充分でしょう。
ちょっと湿っぽいけどね…。
あてにしてた歩いて行ける共同浴場(温泉)も定休日だって…。
今日は温泉運が無いねえ。
でもテント張って薪拾いしたら汗だくだしどうしても温泉に入りたい。バイクで近くにあるらしい、わたらせ温泉に向かった。

大露店風呂があるらしい。

冷凍のアマゴが売ってる。
後で買って帰るか!
先ず入浴料1000円払って風呂!風呂!
池かと思う程に。
アマゴも買いキャンプ場に戻るともう真っ暗。

ある意味、つまみとビールは新宮市内で買っておいて正解だった。
生びんちょうマグロの炙りにチキン南蛮。

保険でカシューナッツ。
いつも明るいうちに晩御飯は終えて暗くなってからは飲みに徹するから暗くなってからの晩飯は食べ辛い!
ランタンを吊り下げる物も無いしねえ。
左手でランタンを頭より高い位置に上げて右手で箸を持ちツマミを照らしながら食べる。

湿っぽいイマイチな流木を無理やり燃やす。

火が安定して来た所でデカい流木も行ってみよう〜。
静かだなあ。
誰も居ないね。
「ガサガサ…」
背後の茂みに動物の気配!
ヤバい…ツキノワグマかも…。
しばし茂みを凝視。
先に声を上げたのは向こうだった。
「キャオー!キャオー!キャオー!」
この声は鹿の警戒音。
真似してこちらからも返す。
「キャオーン!キャオーン!」
そしたら鹿に更に警戒された?
「キャオー!キャオー!キャオー!」また鳴いている。
更にこちらも返す。
「キャオーン!」 「キャオーン!」
鹿と対話する、しかたないキャンパー…。
他人が見たら暗闇の中、山に向かって奇声を発してるヤバい奴。

カクカクシカジカ…。
う〜む。
今日も飲んだねえ…。
そろそろ寝ますかあ…。
明日も暑くなりそうだねえ…。
つづく。