この年は軸になる馬がおらず、いつも届かずの追い込み馬ホクトヘリオスが1番人気。
以下、前哨戦の京王杯SC勝ち馬リンドホシ、ダービー勝利以来となるサクラチヨノオーと続きます。
バンブーメモリーは前走オープン特別で3着に負け、連闘でG1に挑むというかなり無茶なローテーション。
考えてみると、昨年の勝ち馬モズアスコットはこのパターンでしたなあ
去年気付けよ
デビュー以来ダートばかり走ってきたバンブーメモリーですが、準OPで頭打ちになりかけたところ芝のマイルを使ったら快勝。次戦のオープン特別も僅差の好勝負をしたことで陣営は重賞でやれる手応えを掴んだと推測しますが…それにしてもうまくやったものです。
鞍上に名手岡部を配したものの、関東での知名度は皆無、10番人気も仕方ないでしょう。
それがいきなりG1馬になってしまうのだから、競馬はわからんもんです。
オイラはこの時、前年セントライト記念勝ち後に休養していたダイゴウシュールという人気薄に目をつけ、見事に2着に食い込んでくれましたが…勝ち馬バンブーメモリーは無論ノーマーク
ところがこの時代、馬券は単勝、複勝、枠連しかありません。ダイゴウシュールは同枠に1番人気ホクトヘリオスがおり、バンブーメモリーは同枠に4番人気トウショウマリオがいたので、枠連6-7は880円しかつかず…代用で当たり外したような妙な気分でした
バンブーメモリーといえば世間ではマイルチャンピオンシップでのオグリキャップとの死闘が思い浮かぶことでしょう。
オイラにはあのマイルチャンピオンシップのインパクトに引けを取らない、鮮烈な勝ちを飾った安田記念も忘れられないレースなのです

