もう30年前の作品なんですね。
世間では「ぴえろ魔女っ娘シリーズ」の第3弾として知られています。
LD-BOX版を所持していますが、究極のヲタアイテムと言われたLDのコレクションを手放すことにしたので、最後に見直していたのでした。
中年のおっさんが30年前の少女向けアニメをほんわかしながら観ている図はかなりヤバイ感じがしますが(^^;
久しぶりに見ても面白いんですよね(^^)
主人公の小学生5年生香月舞が妖精と出会い、将来の夢を「今」叶えてしまうという話です。
祖父や母親が魔術師をしていたため、舞の夢は自分も魔術師になること。日々練習に励むものの、生来の不器用からなかなか上達しません。
ある日出会った妖精のトポにより夢を叶える魔法を授かり、魔法により大人に変身して魔法で魔術を行い、歌って魔術を行うかわいい若手マジシャン「マジカルエミ」として人気を博します。祖父が興行するマジカラットの一員として頑張る舞ですが、次第に自分の夢とマジカルエミとの違いに悩むようになります(周辺の人物たちの心情なども絡めながら、じわじわと少しずつ自覚していきます。実にうまい演出なんです)
この辺の「舞の成長」は、やがて『魔法に頼らず自分の力で夢を叶える』という結論に達し、トポと決別し魔法を返して、マジカルエミに笑顔でさようならを言う最終回で完結します。
魔法少女ものと言えば、様々な制約の中で使命を果たす、正体がばれたら終わりという世界観が多い中で、本作はすべて主人公の舞次第ということになるのです。
魔法でもっと芸能界でのしあがろうとすればできるのにしない。困っている友人を魔法で助けてあげれば解決するのにしない。結局は何も起こらないという…もどかしいようなそれでいて爽やかな、独特な世界観を醸し出しています。
第1話を観たとき「主人公の声優下手すぎ」と失笑しましたが、それもそのはず若手歌手を主題歌の歌唱と主人公の声優にあてていたのですよね。やがては香月舞とマジカルエミの二役をしっかり演じ分けるようになっていました。すでに芸能界を引退している小幡洋子さん、どこかで元気でいてくれるでしょう(*^^*)
全39話プラスOVA「蝉時雨」で完結していますが、その中で特にお気に入りのエピソードが第26話の「枯葉のシャワー」。
魔法少女、ファンタジー作品でありながら日常的イメージが中心の本作において、全編が叙情的な印象深い話です。銀杏の葉が効果的に使われていて、今の季節が来ると思い出すエピソードなのです。
この話は本放送時に何かの事件で放送が延期になり、確か冬休み中の放送になったんですよね。季節感台無し(>_<)
しかもその時友人宅で麻雀をしていて、マジカルエミを観るのに夢中で役満を振り込んだ痛い記憶があります(-_-;)
レコード、カセットテープ、レーザーディスク、ビデオディスク、ビデオテープ…とすでに無くなりつつある媒体は多いですが、マジカルエミはDVD-BOX出ていますし、良い作品は継がれて行くものですよね。
いつかBlu-ray出るの待とうっと(*^^*)